～何をしたいのか、より、誰をみたいのか　患者から家族～

妻との出会いは十条の鍼灸整骨院でした。当時、腰痛がひどく患者さんとして来院していました。そこから交際し結婚し今に至ります。職場に来ていた多くの患者さんの一人から家族に。一番身近な患者さんです。家族になってからは腰痛だけ対処していればよいわけではなくなりました。胃腸の調子がおかしくなったとき、 包丁で指を切ってしまったとき、 結婚式前に美容鍼・施術をしたとき、 妊娠してつわりがつらいとき、安産の鍼灸をしたとき、 産後の骨盤矯正をしたとき、 娘のベビーマッサージをしたとき・・・。

妻という家族であり患者さんをずっとみるということは多くの知識と技術が必要です。今から２年前、それまでの知識・技術ではいざというときに対応できないし開業できないと考え、再度専門学校に通いました。奇しくも入学してひと月程して、身内に悪性腫瘍が見つかりました。 入学前の自分では悪性腫瘍に対応できる力はありませんでしたが、その後新しく学んだことで手助けできることがありました。

この仕事に就いた以上、家族になった以上、できる限りのことをしていきたいと思います。

甲野　功

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