～藍を集める～

先日、専門学校の同期が治療院を開業したので、お祝いのお花を持って伺ってきました。後日、同期から内祝いのお菓子が我が家に届きました。私としては、内祝いは子どもが生まれたときに贈るもので、治療院開業で内祝いというのはやや意外でした。しかし調べてみると結婚、出産、新築など人生の喜ばしい節目を祝うもの。開業でもおかしくないのですね。

多くの開業した諸先輩方は”自分の院は子どものようなもの”、と話します。私もやはりそう思いました。内祝いとしてお菓子を送ってくれた同期も同じ気持ちだったのでしょうか。

私は娘が生まれてから、名前にちなんで藍染のものを買うことが増えました。といっても東京近郊では子どもにあった藍染商品はなかなか手に入りません。伊勢神宮に行ったときに藍染の「おむすび入れ」があったので買いました。
そして子ども同然の本治療院にも藍染の品を置いています。「あじさい」の語源は「藍色が集まったもの」という説もあり、縁起がよさそうですから。

暖簾、目隠しのための布、現金トレー、写真入れ。

紫陽花の時期は終わりましたが、藍色が所々に見受けられる院内で仕事に励んでいます。

甲野　功

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