開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
最近、治療院コンサルタントさんのブログをみて、以前聞いたことと同じことが書いてありました。マーケティングについてです。以前の職場で、マネージャー研修を受けていました。その一環で外部研修があり、「マーケティングの基礎」というタイトルの講義を受けました。私はそれまでマーケティングとは市場調査だとか、顧客のニーズを掘り起こすだとか、リサーチのことだと思っていました。もしくはセールス。治療業界の人間はセールスが下手というか嫌いな者が多く、私も同類です。黙っていても患者がお願いしますと言ってくるのが理想と考える人がたくさんいると思いますし、セールスが嫌だから治療業界に来たという人も少なくありません。しかし、研修では「マーケティングの基礎は人の役に立つことをすることにある」というのです。
具体例を出していました。
ある国の高級車販売店にカジュアルな服装をした若者が訪れました。その若者をディーラーの多くは実際に購入しない冷やかしか車を見たいだけのマニアと思い、ぞんざいに扱いました。その中であるディーラーは熱心に若者の話をきいてカタログを用意し対応しました。後日、若者は最高級の車を買うと再度販売店に訪れました。若者は若くして巨万の富を手にしたITベンチャー企業の社長だったのです。若者の素性を知ったディーラー達は態度を変えて対応しましたが、熱心に話を聞いてくれたディーラーからしか車を買わないと突っぱねました。
日本の昔話のような展開です。この話が本当にあったかどうかは分かりません。
重要なことは、まずお客に役立つため労力を惜しまず対応したことです。見た目で判断せずに誠心誠意対応することで、この若者がどんな車を希望しているのか、予算はどれくらいかがおのずと知ることができたはずです。マーケティングとは相手に役立とうと行動することが基盤となるのだと教わりました。開業するとついつい集客するためにどうしようか、流行りの手技を取り入れようか、など考えてしまいがちです。まず患者さんに役立つために、行動していかなければならないと振り返らされます。
甲野 功
コメントをお書きください