開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
恥ずかしながら妻と出会うまでボランティアやチャリティというものに関心がありませんでした。それもで最も身近にあったのは日本テレビの24時間テレビで、それもテレビ番組・エンターテイメントとして見るだけでした。NGOやNPOといった団体は自分とは遠い存在。関わりのないものでした。妻と知り合って、段々と変化していきました。妻はNGO団体の職員であり、自身もNGOを立ち上げています。交際していくうちにボランティアの世界のことを知るようになりました。結婚を期に他のNGO職員やボランティア団体のスタッフとも出会う機会が増えました。
その結果、支援と救援の違いも分かってきました。日本では阪神大震災を期にボランティア元年と言われるほど市民のボランティア意識が高まったと言われています。そのため、かつては、ボランティアは救援することだと、漠然と思っていました。先の東日本大震災や先日のネパール大地震のように大災害が起きた直後は食料・物資・救助・資金が最優先で必要になることでしょう。対して支援は相手が自立して暮らしていける手助けをすることだということ。そのため支援では直接的な食料・資金だけでなく、知識・設備・システム・政策提言・啓蒙活動なども含まれます。それまで支援と救援が混同していたため腑に落ちない部分がありました。妻の勤める団体は「世界から飢餓を無くそう」をスローガンにしているため、食料援助していると思っていましたが、そんな単純な話ではありません。現地で問題となっていることを洗い出し、自立して食料を得るための手助けをしています。一時的に急場をしのぐために活動しているのではない。少しお金を出したって状況は変わらないのでは?という根拠のない疑念が解消されました。
以前勤めていた職場で、妻の勤める団体と連携して、1日チャリティマッサージをして売上を全額寄付するという企画を行いました。そのときに自分の技術が寄付になる経験をしました。また、自分のような健康に関する仕事は、生きるか死ぬかの状況では全く意味がないことも気付きました。紛争地域で空爆に怯える人間にマッサージは必要か?今日食べるものが不足した人間に鍼灸は必要か?答えはほぼNoでしょう。日本ならばある程度危機を脱することができれば、鍼灸やマッサージのボランティアが有効でしょうが、国・地域によってはそうにもいきません。
今回開院1周年記念ということでチャリティカフェという企画を立てました。一人でチャリティマッサージをするには限界があるため、カフェの形式でケーキやコーヒーを出すことで寄付を募ります。ケーキやお茶を楽しんで幾らか寄付して頂ければ幸いです。この次は自分の治療で寄付をするシステムを作りたいと考えています。
◆寄付先のご紹介
世界には十分な食べ物があるのに、今も9人に1人が、“慢性的な栄養不足”=“飢餓”に苦しんでいます。HFWは、飢餓に苦しむひとびとの「食べる」を取り巻く環境を変えていき、「生きる」力を育むことで、世界の「明日」へとつなげていく国際協力NGOです。食べ物を送るといった緊急支援も大切ですが、HFWでは、住民たちが自分の力で食べ物を得られるしくみや地域づくりに取り組んでいます。
“アジアの子どもたちの夢を広げたい”という想いのもとに設立されたNGOで、主にミャンマーの子どもたちに対する教育支援を行っています。亜細亜大学ボランティアセンターの卒業生有志が2002年7月に設立。活動の輪は大学の枠を超えて広がり、現在は日本とミャンマーにいる社会人ボランティアが中心となって運営しています。ミャンマー孤児院の自立支援、日本国内での国際理解授業などを実施しています。
甲野 功
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