開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
新入社員として就職した半導体商社を退職した私は、次の日に新橋にあった整体の専門学校に入学しました。
会社員時代から複数の学校を見学し、体験入学をした上での行動でしたので迷いはありませんでした。
当時は整体なるものも業界の状況も資格というものも全く理解していない状態でした。
見学で人の体をマッサージする技術が学べる、スポーツマッサージが学べる、ついでにリフレクソロジーも教えてくれる、そして学費がまあまあ安い、そういった理由からでした。
この専門学校は鍼灸専門学校と違い、厚生労働省の管轄ではない民間資格の学校でしたから、随分自由でした。
いわば自動車教習所のような感じです。受講講座の一覧が月単位で発表されており、座学と実技の講座を好きな時間に受講していくというスタイルです。
入学時期も卒業時期も決まっておらず、早く技術を習得して卒業した人はどんどん受講して試験を受けて出て行く。仕事の合間に通学する人は時間をかけて卒業する。そういった形でした。
会社を辞めて退路を断った私は毎日、土曜日ときに日曜日も通って、どんどん座学も実技も受講していきました。当然ながら学校に行くこと以外やることがないからです。早く卒業して現場にでなければいけません。
この専門学校では結局、
・いわゆるあん摩(揉む、押す、叩く、擦る、動かす、などの揉む技術)
・リフレクソロジー
・オイルマッサージを少し
・スポーツマッサージ
・カイロプラティックの一部
・タイ古式マッサージ
・アロマの基本知識
・二点法の仕方
・PNFの一部
といった実技系と
・東洋医学の基礎
・経絡経穴の基本
・解剖学と生理学の基礎
・実務において必要な知識
・業界の情報
などの座学を学びました。
鍼灸専門学校と違い、受けたければいくらでも実技を受けることができるので、技術がどんどん向上しました。
我々の業界では「手を作る」と言いますが、施術に耐えられる身体作りが、この時期でした。親指が腫れて朝起きると冷水で冷やす、握力強化のためボールを握る日々が続きました。学校に入って握力は2倍に。
座学においては国家資格の学校とは比べものにならないくらい浅い内容ですが、講師には鍼灸師、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師といった国家資格を持った方もいたため、その後に繋がる知識の礎となりました。
幸か不幸か、民間資格の専門学校を経由したことは、自分の治療スタンスを決定づけることに。
人に手を当てることを仕事とする人生の第一歩でした。
※~経歴 リラクゼーション店編~ へ続く
甲野 功
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