開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
花粉症が辛い季節です。私は中学校3年生のときに花粉症が発症しました。そのときはとにかく目が痒くて仕方ありませんでした。何度も目薬をさして、目を洗ってしのぎました。今では花粉が飛散しはじめる時期に目が痒くなるのと喉が痛くなることくらいで、内服薬を飲むことはありません。本当に目が痒いときに目薬をさすくらいです。始まってから時期が過ぎると身体が慣れるせいか、症状は治まってきます。
花粉症が楽になったのは鍼灸師になってからです。鍼灸師資格を取って就職した鍼灸整骨院では、花粉症に対する耳ツボ療法を行っていました。国家試験が2月の終わり、就職活動をして専門学校を卒業したのが3月の半ば。就職したのはちょうど花粉症が厳しい3月下旬になる手前のとき。鍼灸師として患者さんに耳ツボ療法を行う手前、まず自ら試す必要があります。耳にある花粉症に効果があるとされるツボにマグレインという銀の粒を貼りました。耳ツボ療法については、鍼灸専門学校(東京医療専門学校)時代に耳ツボダイエットの研究をした経験があるので、すんなりとすることができました。そうすると驚くほど花粉症の症状が軽くなりました。専門学校の研究でも耳ツボの副作用が出すぎて被験者から脱落しましたから、もともと反応がいい体質のようです。それでも、耳にマグレインを貼ってたまに押さえるだけでこれだけ楽になるとは思いませんでした。自分自身が効果を実感したので患者さん堂々と勧めることができます。
それから4年間毎年シーズンになると耳ツボをしていました。すると年々花粉症が治まってきました。そのときに使用していた耳ツボが内分泌、内鼻、腎上腺の3箇所です。内鼻と腎上腺は画像では見えない内側にあります。鍼灸師によっては違うツボを使う場合もあるでしょう。私はここを使っています。厳密には、だいたいの場所(エリア)を定めて、バネ付き鍉鍼の先で刺激をし、一番反応(痛みがある)ところをツボとして選びます。このときの鍉鍼の刺激が大切です。そこにマグレインを貼って刺激を持続させ、時間が経ったあとも刺激できるようにしておきます。
花粉症でお悩みの方、内服薬と併用しても問題はありませんので試してみてください。ただし、刺激を強くしすぎると良くありませんので注意が必要です。顔の経穴と共に活用してもらいたいです。
甲野 功
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