開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
先日、近所の中華料理店紅樽坊店でお昼を食べました。治療院を経営していると言っても、朝から晩までずっと院内にいるわけではありません。一人だけで運営している以上、銀行に行ったり、消耗品を買いに行ったり、出張に出たりと外出することが少なくないのです。
その日は平日でサラリーマンや工事現場での作業員、OLなどで店内が賑わっていました。私は色々やることが詰まっていたのでカウンター席に座り、すぐにランチメニュー一覧から「おすすめ」と書いてあった麻婆豆腐定食を頼みました。すると、想像以上の早さで料理が出てきて、アイスコーヒーがサービスでつきました。
食後も業務があるので早く料理が出てくることは助かります。食べながら周囲をなんとなく見てみると、営業周りや昼休みと思われるサラリーマンが手早く食事をしていて、一人で来ていたOLも食事をしています。店内が混んでいたこともありますが「午後の仕事もやるぞ」という活気がありました。値段は600円と高くなく、味はごく普通。とても不味くもないし驚くほど美味しいというわけでもない。店員はほぼ中国人と思われ、日本人のような愛想はあまり無かったのですが、とにかく料理も出すのも会計も動きが速い。私のように一人で仕事の合間に食べる者には、全てが速いことが一番のおもてなしと言えるかもしれません。店内に活気があり、雰囲気が良く、食後も仕事を頑張ろうと思った昼飯でした。
このような場の空気といいますか、雰囲気は治療院をする上でも大事だと考えます。修業した鍼灸整骨院でも院内の雰囲気を明るく元気にすることに重点を置いていました。新人の頃でも、現場を任された役職でも患者さんが来るだけで元気になるを一つの理想にしていました。患者さん同士が仲良くなったり、スタッフ同士が助け合い競い合ったり、その場にいるだけで力が湧いてくる、そんな現場を作る。私の場合は、その職場で妻と出会い結婚に至ります。場の持つ力は侮れません。
開業する前に、究極はその場に居るひとの人生を(良い方向に)変える現場を作れるかと考えました。私は人数が多い場所で雰囲気を作るのがあまり得意ではありません。どちらかというと1対1の対面の方が好きです。大人数での飲み会は少し苦手で、少人数の食事の方がノビノビできます。治療院における場の雰囲気を作る意味でも、一人で運営する方が性に合っているわけです。みんなでワイワイ、患者さん同士で仲良くなる、ということはできませんが、あじさい鍼灸マッサージ治療院院長に来たら楽になった、良くなった、落ち着いた、元気になった、という気持ちになっていただけるように、場の力を生み出せるようにしたいものです。ある平日の昼飯で思ったことでした。
甲野 功
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