開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
子供を育てていると、日々新しいこと、初めてのことを体験して、どんどんと成長していく様を見てとれます。昨日は、前々から長女がアイススケートをしたいと希望していたので、アイススケートをしました。娘は人生で初めてスケート靴を履いて氷の上に立ちます。想像以上に滑ることが怖かったようで、壁と私の手を掴んで離しません。転ぶ~、恐い~を連呼してノロノロと歩くだけでした。私も初めてアイススケートをしたときはこんな感じだったなと思い出しました。
私は人より幼少期の記憶が残っているようで、保育園の頃のことが他人より覚えています。
現在、二人の子供が保育園に通っていますが、日々の生活から、自分自身がどのように成長してきたかを思い出します。すなわち忘れていた記憶がどんどんと蘇ってきます。奇しくも私も、この世代ではまだまだ珍しかった共働き家庭で、物心ついたときから保育園に通っていました。偶然にも私が通っていた保育園の流れを汲む保育園に子供達も通っています。
あの頃、保育園で嫌だったこと、楽しかったこと。子供を見ていると私と変わらないな、と思います。毎日、上の子は保育園でこんなことがあった、こんな嫌なことがあった、誰々ちゃんに負けたくない、など私に話してくれます。大人になった私には「それくらい、どうでもいいことだけど、もっと大変なことが待っているのだけど」と内心思いますが、保育園の今日現在までしか経験していない娘にとってはどれも大事。毎日子供なりに必死。そんな姿を見るたびに、こうやって私自身も大きくなったのだなと噛みしめながら、耳を傾けています。また、最近平仮名や数字を覚えている頃で、お風呂の壁にあいうえお50音の図や掛け算一覧表を貼りつけて学んでいます。私も保育園の頃、「あ」の字が難しくて困った記憶が蘇ります。どの子供もそうでしょうが、なんで?、それはどういう意味?、何でそうなるの?、の質問を浴びせ掛けられます。毎度毎度、答えるのがめんどくさくなったり、回答に困ったりします。それでも、そういえば私も親に質問攻めにしていたな、と思い出して、なるべく丁寧に答えるようにしています。
毎日が、子供を通して自分自身の成長の軌跡を再確認しています。できて当然になってしまったことを、あの頃無邪気に挑んで練習した時代を顧みます。ブランコに乗るのも、自分の名前を書けるようになるのも、一人で着替えられるのも、湯船に入ることも、最初は大変なことでした。初心忘るべからずと言いますが、できて当たり前になったことを、改めて思い返して復習する機会を、今子供たちから得ています。同じことを本業の按摩、指圧、マッサージ、鍼灸でも忘れてはいけないなと考えさせられます。
甲野 功
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