～新年度～

４月１日となり、新しい年度が始まりました。会社、学校などライフステージが変化する時期ですね。

社会に全く関係しないならば、１月１日も４月１日も他と何も変わらない日であります。うちで飼っている猫には関係ありません。社会活動をする上で便宜上区切りをつけているわけです。
制度上、敢えて区切ることで締め切りが生まれ、何かのけじめになったり、新しい出発になったりします。この仕事をしていても、月単位で会計を〆るので月末は業績が気になりますし、月の始めはまた新たな気持ちでやろうと気持ちを切り替えます。

その中でやはり新年となる１月１日と新年度となる４月１日は特別です。

１月に今年のテーマを「取捨選択」としました。それに伴い今年に入ってから、止めるもの、止めるもの、始めるもの、を選んでいます。

先日の３月３１日を持って３年間、週一日ですが、勤務した自治医科大学附属病院を退職しました。正確には単年契約の臨時職員でしたから、契約更新をしなかったということです。
週一日とは言え、朝４時台に起床し、栃木県まで片道２時間半かけて通勤することが色々厳しくなってきました。体力もそうですし、電車の遅延によるストレスもあります。今、娘が私にとても懐いている時期で、火曜日の夜には出かけちゃ嫌だ！と泣かれ、水曜日の朝起きると私がいなくて泣くこともあったそうです。

また、段々と患者さんが増えてきて、水曜日の治療依頼を断る頻度が高くなってきました。同業者なら分かると思いますが、一度のキャンセルは機会を一度逃したという単純なものではなく、その後続くかもしれなかった機会も逃すということ。

地域密着、家庭優先を掲げているにも関わらず、矛盾が生じてきたように感じていました。治療以外の業務も増えてきていることもあります。

この４月からは、水曜日は前日までに予約を頂いた患者さんの診療と事務処理、自己研鑽に充てることにしました。

大学病院については、改めて書きますが、あじさい鍼灸マッサージ治療院を開業する前から勤務しており、開業当初の苦しい時期には固定収入があるため、とても助かりました。新年度は本業に集中していきます。

傾向として３月と９月は業績が良くないです。今年の３月も前年に比べれば向上していますが２月に比べれば芳しくありません。反対に例年４月は業績が上向く時期なので、３月の事は引きずらず４月の挑戦を始めます。

近所には引っ越しのトラックが多数走っており、新しい生活環境になる人が多いようです。新しく地域の住人になる方々に存在を知ってもらい頼られるようになります。そのために、これまでの方法とは少しやり方を変えていきます。

来月１５日には開院４周年が控えています。
平成２９年４月１日。新しい気持ちで仕事をしていきます。

甲野　功