～４月を振り返って～

今日はゴールデンウイーク中。先月４月は新年度となった月でした。今までとは環境が変わった、変えた月でした。

今年３月末で大学病院を退職したので、水曜日も東京に居るようになりました。病院に勤めだしたのが２０１４年の４月１日。治療院開業がその年の５月１５日でしたから、開業して初めて平日の水曜日も治療院にいたことになります。
水曜日は基本休診日とし、事前予約があった場合は特別な事情が無い限り治療依頼を受けないスタイルにしました。その時間を作ったことで、これまでに企画していても実行できていなかったことを、幾つか始めることができました。

競技ダンスのサポート契約選手がまず一つ。
もう２０年も続けてきた競技ダンス、社交ダンス。他の治療院と大きな違いが社交ダンサーに特化したコースを作ったこと。その部分をもっと出していきたいと考えていました。それまで少しずつトレーニング用機材を用意し、３月に新しい治療器具も購入。どのように社交ダンス関係者にアピールしようかと、ずいぶん思案してきましたが、具体的に４月から動き出すことができました。
サポート契約と当時に現役学生競技ダンサーにお願いして資料写真の撮影も行いました。社交ダンスとこれまで勉強して来た治療の知識が融合させたものを提供していく準備が整ってきたと思っています。

ホームページのリニューアルも同時並行で進めています。
開院３年が経過し、開業前に考えていたことと実際に始めてみて至った考えに、相違が出てきた部分があります。改めるところは改め、残すべき根っこの部分は残す、そのような作業をしています。それを外に表す意味で、ホームページの見せ方を変えていくことにしました。
トップページ、メインターゲットへのページ、治療院の情報ページ。整理を進めています。先に書いた写真撮影を済ませたので今まで公に紹介していなかった器材や器具を出していきます。

新しい治療サービスを導入します。
開業する前は使っていましたが、開業するときに採用しなかった器具、吸い玉（カッピング）を購入しました。このタイミングで揃えたのには理由がありますが、新たな腰痛治療の引き出しが増えることになります。もちろん腰痛以外にも適応できる症状はおおいです。資料が完成次第、新たなオプションコースとしてお披露目する予定です。

今月で開院３周年、そして４年目を迎えます。新しいステージに上がるという意味で新しい環境を構築していこうと地道に行ってきました。反面、苦しい月でもありました。

４月は新年度ということで、患者さんの生活も変わった方がいらっしゃいました。そのせいか、２月、３月と来ていただいた患者さんの足が遠のきました。他にも色々不都合が続き、途中まで経営面では絶不調。開業した年の９月に経験した、色々な不運が重なった何事もうまくいかない日々を過ごしました。
途中までは、これは月別数字が前年割れになると、諦めた気持ちになっていました。それが月の後半になると、急に運気が上がったかのように、患者さんの依頼が増え売上が伸びて、無事に前年４月を越える結果に終わりました。最後の１週間がなかったらどうなっていたか。冷や汗ものです。感覚としては野球で８、９回の攻撃で１０点差をひっくり返して勝利したような気持ちでした。

紆余曲折を経た新年度最初の４月。５月は紫陽花が咲き始める縁起の良い月。もちろん開業月でもあり、次のステージに立つあじさい鍼灸マッサージ治療院でありたいと願っています。

甲野　功