開院時間
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住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
最近、毎日新聞で連載していた西原理恵子の漫画「毎日かあさん」が連載終了しました。作者の実体験をもとにした漫画で、子供が親の手を離れた年齢に達したことが終了の理由だそうです。その漫画の中でのエピソード。西原理恵子さんが大きくなった我が子をみて、小さかった可愛い時期になぜもっと抱っこしてあげなかったのだろう、と後悔するシーンがありました。今現在2歳と5歳の娘を育てている身。とても感じるものがありました。
日曜日は義弟の結婚式でした。娘二人もドレスを着て結婚式のお手伝いをしました。披露宴の最後は新婦から両親への手紙を読む場面があり、同じ娘親としてその立場になったらどうだろう、と考えました。
これも最近のことですが、フリーアナウンサーの小林麻央さんが2人の子供を残して亡くなられ大きな話題となりました。そして、歌舞伎役者の市川海老蔵氏が男手で育てていくことになることでしょう。
これらの出来事も受けて、私が考えることは育児で悔いを残さないようにしようということです。あの時もっと抱っこしていれば、などと思わないくらい、娘たちを全力で抱っこしよう。娘が結婚するときが来たら、やっと巣立っていくのだね良かったね、と思うようにしたい。あの時もっと接していればという無念は持ちたくない。
正直、子供の相手は辛いことが多いです。最近流行の「合理性」とか「生産性」といったテーマと真逆にいるのが子供。散らかすし、突然行動が止まるし、時間を守ろうとしないし、買ってほしいと喚くのに買ってあげてもすぐに飽きるし。こちらの予定やペースはほとんど考えません。朝はなかなか起きないので強引に起こして食事をさせて保育園に連れて行く。毎日、朝に何回「早く、早く」と連呼しているだろう。保育園に着いても機嫌が悪いと動かなくなるし、行きたくないと泣くし。夕方迎えに行くと反対になかなか帰ろうとしない。
風呂に入れるのに一苦労。風呂に入ったら今度もなかなか出てこなくて一苦労。
歯磨きさせるのに一苦労。
朝起きないのに夜は寝ようとしない。夜は何冊も絵本を読んで、こちらが寝落ち寸前に。
そんな状況が毎日。たまにならば平気だし、楽しめる。毎日毎日続く。時に限界が来ることもある。それでも今しかないし、父親は自分しかいないし、と娘たちを抱っこする。今はお父さんがいい、お父さんとお風呂に入るの、と言ってくれる娘たちもそのうち離れていくことだろう。
今を大切にする。
育児がなければ、もっと仕事に専念できる。同窓会やダンスイベントにも足を運べる。交友を深めたり新しい出会いができたり、仕事のチャンスを増やせることができるのに。そう頭によぎってしまうことも多々ある。それでも子供がいることで多くの出会いとチャンスを得たことも忘れない。
いつか娘たちが友達とディズニーランドに行くからお父さんとは一緒に行かないの、そう言われたら、ああ良かった、と思えるくらい今の子供との時間を大切にする。いやいや期真っ最中の次女と、最近お姉さんになってきた長女に、疲れ気味のいま決意する。
甲野 功
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