開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
紫陽花の語源は「藍を集める」から来ているという説があります。
紫陽花が好きであるため、長女にもこの藍の字をあてています。もちろん、治療院の屋号である「あじさい鍼灸マッサージ治療院」も関係しています。というわけでうちの治療院には紫陽花に関するアイテムがいくつか置いておりますが、藍染のアイテムも同様においてあります。このことは以前、このブログでも書きましたが、既に治療院においてあるものは、暖簾、大きな布、ハガキ入れ(メニュー表として使用)、巾着、ソーサー、会計時に使うトレー。訪れた際に見てみてください。
藍染は染める手間があるので、藍染商品を手に入れるのは少し手間になります。どこにでも置いてあるとは限りません。うちの近場のコンビニに置いてあるようなものではないのです。そのため、買いに出かけるか、外出したついでに見つけたら買うようにしています。
ネット通販で購入すれば早いのでは?と言われそうですが、私は現物を手に取って購入するか決めたいタイプです。治療に使う専門道具、消耗品はネット通販で発注していますが、それ以外はなるべく自分の目で確かめた上で購入しています。開業時に通販で品物を頼んで想定していたものと違ったものが届いたときの精神的ダメージが大きかったですね。治療用具でも、良かれと思って通販で注文したものの、実際に手に取ると使い勝手が悪くて封印されたアイテムがいくつかあります。ですからなるべく店舗に足を運び、実物を見て、納得した上で買いたいものです。まして藍染の品は直接業務に関係するものではなく、こだわりであったりイメージであったりする嗜好品に近いものですから。
また、良い品に出会えるかは運次第であるため、出会えた時の喜びがあります。
治療室に入る入り口にかかっている藍染めの暖簾は、長女が生まれたときに、私を支援してくれる患者さんが出産祝いにくれたものです。藍染を探して浅草近辺を歩き回ってやっと見つけた品です。藍染なら何でも良いわけではなく、やはり気に入らないと嫌ですし。そういった苦労も一つの楽しみです。
ちなみにトレーとメニュー表は治療院開業前日に訪れた伊勢神宮のすぐそばにあるおかげ横丁で購入しました。お伊勢参りは鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の資格を取って就職する直前と、治療院開業直前の2回行きました。新しいステージに進む儀式のような感じです。そこで気に入った品に出会えたのは、何かの巡り合わせを感じました。
そして、先月見つけて購入したのが新しい藍染製品がペンケースです。本来はペンケースですが、これを見た瞬間に鍉鍼が入るイメージが頭に浮かびました。鍉鍼とは体に刺さない鍼。擦る、押す、当てる、動作で使うものです。これをまとめて入れておくのに適していると思い購入しました。実際に入れてみると納まりがよく、治療道具に新たな彩を添えてくれるアイテムになりました。なお、お店には他にも帽子やTシャツ、エプロンなどの藍染商品がありましたが、ピンとこなかったので手に取ることをやめました。このペンケースだけに心が動かされました。鍉鍼入れとして、新たな治療院の一部となったのです。
また、ここ1年あまりずっと探している藍染のものがあります。ネット検索で出て来たので通販ならば手に入るのですが、デザインも金額もこちらの希望に合わないもの。何とか納得できるものと出会わないかと思っていましたが、つい最近見つけることができました。それはまた次の機会に紹介します。
藍色は別名Japan blueと言われる日本独自の色合い。治療院のイメージカラーが濃い目の青にしてある所以です。青自体が子供の頃から好きな色。紫陽花を見るときも青の紫陽花が一番好きです。好きなものにちなんだものを、周りに置くことができることは幸せです。
甲野 功
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