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続けて取り上げている西野亮廣氏の著書「革命のファンファーレ」。鍼灸業界にも影響を与えているようで、一部で盛り上がっています。本書の内容から、影響を受けた部分を取り上げて書いています。
第三回目は信用についてです。
西野氏はお金の本性は信用であると言います。
同じことはホリエモンこと堀江貴文氏も言います。お金は信用を数値化したものであると。お金を稼ぐのではなく信用を稼げ、と「革命のファンファーレ」には書いてあります。
前々回、前回のブログに関係しますが、人気タレントには信用があり認知タレントにはない、信用があるから「ファン(=ダイレクト課金者)」が付くと西野氏は分析しています。これは広告主の要望通りに立ち振る舞う認知タレントには信用が無いので直接お金を払ってくれるダイレクト課金者すなわちファンがいないとしています。
ではタレントが信用を得るにはどうしたらいいのか?
それは嘘をつかないこと。SNSが発達した現在ではテレビで食べた料理が本当に美味しいかどうかは可視化されている。不味い料理をテレビ番組の意向に沿って美味しいとコメントしてもすぐにばれるというのです。
10年前ならば嘘を突き通せることがことができても、今はそうはいかない。あれはテレビ向けのコメントだから、と言い訳しても信用が無くなるというのです。
そして嘘は環境によってつくと西野氏は言います。
テレビ番組に出てギャラを貰う以上番組の意向に従うしかなく、嘘をつかざるおえない環境になる。それが続けば個人の信用が得られない。そのため西野氏は芸人でありながら安易にテレビに出演しないことを決めました。嘘をつかなけばいけない環境から身を引いたのです。
その結果、テレビ露出が減って世間一般の認知が下がりましたが、彼は本音で行動していると信用が生まれ熱烈なファン(=ダイレクト課金者)を生んでいきました。
また、「嘘をつかない」ということは「自分の意思を明確に表明する」ことと同義だと西野氏はしています。自分の意思を明確に表明できす環境作りをすることが必要であり、テレビ出演による収入に頼っているとそれはできないのです。
信用とは嘘をつかないこと、そして嘘は環境によってつく、だから嘘をつかなくてよい環境に自らを置く。嘘をつかないことは自分の意思を明確に表明することである。
この考え方には、「革命のファンファーレ」に書かれた他の項目同様私は驚かされましたし、嘘をつくのが嫌で今の状況にいると気づきました。
組織に属していればその組織の事情により、本心とは違うことを言わなければならないことが多々ありました。企業勤めのサラリーマン時代は毎日がそうだったように思います。他人にも自分にも嘘を重ねていき、身体を壊して入院、嘘をつかなくてよい環境を目指して脱サラし整体の専門学校に入学しました。
鍼灸マッサージ師として就職したときも最終的に嘘をついていました。大学病院でも少なからずそうでした。
結果として目先の給料よりも嘘を極力つかなくてよい環境を求めて独立開業したと言えるでしょう。
私には嘘をつかなくてよいことで信用が生まれるという考えがありませんでした。誠実であることが人様を治療する最低限のことだと思っていましたが。
治療家は信用がなければ話になりません。当たり前です。信用がない人間に触ってほしくないでしょう。紆余曲折ありましたが、結果的に今置かれている環境はとても良かったようです。
嘘をつかず意思を明確に表明し信用を稼ぐ。
そのことがこれから大切だということは感覚的に分かります。去年得た大きな気づきでした。
甲野 功
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