開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
先日の日曜日、東部日本学生競技ダンス選手権大会(通称、春東部)が行われました。それに伴いあじさい鍼灸マッサージ治療院では3週間に渡り春東部応援キャンペーンを行い、通常の学連割から更に値引きして、出場選手を対象に受け入れました。
大会に至るまでのことと大会当日を振り返り、今後に繋げていきたいと考えています。
確認は取れていませんが、ほぼ間違いなく日本唯一の社交ダンス・競技ダンスに特化したコースを持つうちの治療院。社交ダンスに特有のことから一般的な事まで身体のケアと相談を承ります。
学連選手は全員大学生ですから、ケガをしない限りあまり治療院には馴染みがないでしょう。うちに来る理由は主に
・身体の故障を取り除きたい
・競技会で勝ちたい
の2点になると思います。
前者は治療院の本分です。腰が痛い、足が痛い、肩が痛いなどの身体の痛みを取り除く。また溜まった疲労を抜きたい。動くと違和感があるのでそれを解消したい。このような要望に応えます。
後者はダンスパフォーマンスを上げるためにできることをする。関節可動域を上げる、意識できていない筋肉に意識させるようする、バランスを良くする、身体の使い方を学ぶ、など。
春東都で行ったキャンペーンで来た人はほぼ後者の競技会で勝ちたいという目的の人ばかりでした。それが今回の春東部では前者の身体の故障をどうにかして欲しいというケースが目立ちました。
咳のし過ぎで肋骨が痛い。首が痛い。腰が痛い。咳が止まらない。足の裏が痛い。
他のスポーツ種目に比べてはるかに外傷が少ないのですが、今回は身体の不調を訴える選手が多かったです。まあ、ほぼ全員が母校の後輩なのですが。
大会前に、更に大会当日もコンディションが悪い後輩が多いのに驚きました。うちは大丈夫か?と不安ばかりでした。今回、筋肉や関節といった運動器疾患だけでなく呼吸器疾患もあったので対応が多岐に渡りました。学連選手相手には珍しく鍼灸、テーピングを多用。出場するのも危なかった選手もいたので治療院の本分を全うできたことは良かったことです。
それと同時にもっと効果を出して練習に専念させてあげられるようにしないと反省しました。魔法使いでは無いので一瞬で痛みや故障を取り除くことはできませんが、短い期間で効果が出るように技術を向上させる必要があります。予防も含めた考えていく課題です。
次に2つ目の来院理由、競技会で勝ちたいという選手に対して。これは一部の母校の後輩と他大学の選手が当てはまります。
今までよりももっと高いパフォーマンスを出したい。結果を残したい。特にここが痛いというわけではないが、軽く違和感があるので一度診てもらいたいなど、ポジティブな来院理由。
こちらの方で効果を出すのが私自身の大きな役割をだと自負しています。治療は優秀な臨床家ならばできることですが、競技ダンスを知らなければ勝ちに行けるようにするのはできないですから。
大会当日も会場に応援に行ってみて感じたことは、まだまだ自分の力が足りないということ。素晴らしい結果を出した選手もいますが、求めている結果よりも悪かった選手が多数いました。もう一つ上に行かせたかったというケースが多々あり、自分の力不足を痛感します。
大会に出るのは選手本人なのだから最後は選手の責任、という理屈は当然です。私も競技選手でしたら分かっています。それでも何かを期待して私のところに時間を費やして来てくれたのだから何か結果を持ち帰ってあげさせたい。そう考えています。長年大会を見てきた経験と運動学の知識、それに治療技術が選手よりあるのだから、もっとできると信じています。
学連選手の成長スピードは更に加速していて今年は一段と速いと感じます。4月の春東都に比べても全体的にレベルが高くなっているので上達していても、そのスピードに追いつけない選手は相対的に落ちていきます。私自身認識が甘かったなと会場で観ていて感じたことです。もっと工夫をして研究していかないといけないません。
今回はキャンペーンで訪れた後輩の写真を載せてみました。基本的に患者さんの守秘義務を守るため、誰が来たのか個人が特定するようなことはしないようにしていますが、後輩は特別ということで公表しました。
それと同時に、後輩たちにもっと上を目指してもらいたいし、私個人の技量ももっと上を目指す意味で写真をまとめてみました。次は学生日本一を決める全日本選抜戦。出場権を獲得できなかった選手の分まで、全日本選抜に出る選手に期待を込めて、そして自分自身の成長を込めて。
最期に、キャンペーンに来ていただいた他大学の選手の皆様、ありがとうございました。素晴らしい成績を残した選手もそうでなかった選手も、会場で全員のダンスを拝見しました。今回、縁あって関われたことを嬉しく思います。
甲野 功
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