開院時間
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先月の2019年3月29日に入籍して10年を迎えました。
2009年3月29日に私は東京都新宿区歌舞伎町にある新宿区役所に婚姻届を提出し、入籍しました。ちょうど、まる十年が経過したわけです。
10年目の3月29日は新潟の上越国際スキー場前にあるホテルで、当時は存在しなかった娘二人とともに、家族4名で過ごしました。10年目の節目を家族旅行で過ごせたことは良い思い出になりました。
(本当は長女の誕生日祝い(1月生まれ)にスキーに連れて行く約束をしたのですが、真冬のスキーが子供にはきついので春まで延期しました。更に1月時点で3月27日のパルス勉強会が決定していたので3月末まで日程がずれて込んだことが背景にあるのです。結果的に記念日を旅行先で過ごすことになりました。)
また新潟は甲野家のルーツであり、妻の父方の実家も新潟。どちらも元をたどると新潟県人になります。甲野という珍しい苗字はもともと新潟の名前。10年目をその新潟県で迎えた偶然をおもしろく思います。10年前、私は柔道整復師の専門学校1年生でした。2年生になるための進級試験が終わったタイミングで届け出を出しました。妻も当時は通信の大学院生。ともに学籍がある状態。いま思えば結構無謀だったかもしれません。
結婚式はその年の12月。それまでに互いに仕事と勉強をこなしながらの生活。途中、お互いの転職に東日本大震災、二人の娘が誕生する、親族が大きな病気にかかる、親の入院などありました。結果的に人生の約4分の1を一緒に過ごしたことになります。挙式を12月に行っているため、結婚記念日は12月にしています。結婚式と入籍を別の日にしたため記念日が二つあることになります。結婚と入籍は別と考えているのです。
入籍とはどういうことか。法的に婚姻関係を結んだということですよね。もっと言えば役所に書類を一枚提出しただけに過ぎません。その書類一枚でも法治国家である日本では大きな意味があります。他人同士が法的に家族になる。その一族も特別な強い関係になるということです。具体的には相続や、入院時の面会、保証人などお金や生命に関わる場合に効果を発揮します。これが単なる交際、同棲や事実婚とは違うところでしょう。
よく<形式に囚われない生き方をする>と入籍しない人がいますが、いざという時に「他人」では立ち入れない領域があります。国が、世間が認めてくれない。同性婚を認めてもらいたい人々はその法的な契約を求めている部分が大きいわけです。
「家族のような」という形容詞をよく耳にしますが、本当の法的な家族と「“家族のような”関係」は大きく違います。子供が生まれて私も年をとってくると、より現実的に受け止めるようになります。権利だけでなく、義務も。
10年間で知らず知らずのうちに、振り返れば変わった、それは良い方に、と思いました。
これからも家族として歩んでいきます。
甲野 功
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