開院時間
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住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
先月3月29日で我が家は入籍10周年を迎えました。
入籍、すなわち新しい法的な世帯が誕生して10年が経過しました。戸籍を共にする。子供が生まれる。改めてこの10年で夫婦子供4名の、新しい世帯単位ができたことを実感しました。先月は家族旅行に行き節目をルーツにあたる新潟県で過ごしました。
20年前の独身で大学生だった頃には、漠然と予想はしていましたが具体的なことは一切考えることができなかった未来(=今の現実)。今の大学生だと、もしかしたら私のとき以上に家庭を持つことが想像できないかもしれません。
子供が生まれるのか、
結婚できるのか、
就職できるのか。
より先行き不透明に感じているのではないでしょうか。
そして結婚をする、子供がいる、新たな家庭を持つ、ということが合理的ではないと考える人も一定数いることでしょう。
結婚をする・しないは個人の自由ですし、子供を作る・作らないは環境や状況によって選択肢が決まることもあるはずです。
私は結婚をすることを決めて、私達は子供を作ることを選択しました。
育児が大きな経済的・肉体的・精神的・時間的に負担になることもあります。「勝手に子供は育つ」という言葉は迷信で子育てが終わって辛かったことを忘れてしまった先輩方の都合のよい意見だと思います。
それでも家庭を持ったことに後悔は無いですし、きついこともありますが妻子がいる状況は幸せです。
最近変な夢を見ました。外出先で次女がいなくなり探し回る夢です。どこにもいない。連絡がこない。そのときの不安はとても大きなもので目が覚めて現実に戻っても、すごく心にダメージを負ったような感じでした。子供がいて本当に良かったと思いました。
はたして家庭を持って何が一番幸せなのだろうと考えました。
結論は、家族で食事をしている時間、でした。
元々他人同士が結婚して夫婦になりました。
妻とは年齢が2歳差ですから同世代。同じ東京都出身ですから大きなギャップはありません。それでも育ってきた環境や取り組んできたこと(部活や勉強、趣味)は大きく異なります。お互いが楽しいと感じるイベントは若干異なります。
娘になるとその差はより大きくなります。
大人と子供。小学生・保育園の子供と社会人の親。感じるものも経験してきたことも大きな隔たりがあります。当然ですが。
そのような4名が皆で幸せと感じるのは食事をしているときではないでしょうか。
幸い、家族みんな好き嫌いが少なく小食ではありません。美味しい料理を、美味しいと感じます。
食事が喉を通らない子もいます。
食事が苦痛でいつも嫌そうに食べる人もいます。
食を楽しむものではなく生きていくための栄養補給としか考えていない人もいないわけでありません。
我が家はそうではありません。
旅行に行くとバイキング・ビュッフェスタイルの食事がよくあります。言わば好きなものを自分で選んで食べ放題。
我が家は間違いなく平均的な家族より滞在時間が長いです。
あれも食べたい、これも食べたい。量を抑えて取ってきてもまた取りに行く。子供も好きな料理を何度もおかわりします。
新潟旅行では土地の美味しいものを、多くの種類を堪能しましたが、家族共通項としてみんな楽しめた気がします。
同じ釜の飯を食う、という言葉があります。
家族になるということは食事を共にすることでもあります。家庭での料理でも、レストランでの食事でも、旅行先の宿泊施設でも、美味しい料理を家族全員で楽しめる時が幸せです。そのために普段の仕事や家庭のことを頑張れるのです。
まだまだ嫁ぐことが想像できない年齢の娘たち。一緒に趣味をするには幼い年齢(特に次女)。
食事だけはみんなで楽しめる。結婚して、家庭を持って、一番幸せと感じる時間です。
甲野 功
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