開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
昨日、5月12日にあじさい鍼灸マッサージ治療院で開院5周年記念ミャンマーチャリティカフェが行われました。昨年同様、母の日と重なりました。開院記念日の5月15日に合わせて1周年からやり始めて今年で4回目になります。昨年からミャンマーを支援する目的で「SOSIA」というNGO団体との共同開催にしています。あじさい鍼灸マッサージ治療院がある東京都新宿区には、リトルヤンゴンとも称されるミャンマー人が多い高田馬場があります。ヤンゴンはミャンマーの首都。高田馬場には数多くのミャンマー人が住み、働き、専門店が存在します。人口世界一の隣国中国、新大久保の韓国、神楽坂のフランスと東京23区の中でも特に外国人が多い新宿区ですが、ミャンマー人が多いことが特徴の一つなのです。ミャンマーの孤児院を支援する団体を16年前に妻が作りました(昨年設立15周年を迎えています)。ミャンマーと繋がりのある新宿区で開業していることもあり、このようなミャンマー支援をテーマに行っているのです。今回集まった支援金は全額SOSIAに寄付し、ミャンマーの孤児院支援にあてられることになります。
改めてミャンマーチャリティカフェのシステムを紹介すると、普段閉めている日曜日にあじさい鍼灸マッサージ治療院を開放し、参加者にドリンクやケーキを振る舞います。参加者は1円以上の寄付をしてもらうというもの。SOSIAには寄付金が集まり活動を紹介する機会が生まれます。ミャンマーの民族衣装体験も行うのでミャンマーの国のことも知ってもらう場になります。あじさい鍼灸マッサージ治療院としては訪れてもらうことで院内の状況や私という人物を知ってもらい、広報活動になるわけです。個人的な考えですが、“完全にボランティア、最初から最後までチャリティイベント”では続かないと考えています。何かしらメリットが無ければ無理が生じて継続不可能になると思うからです。偽善という言葉が出るかもしれませんが、派手にイベントを開いて大きな額を集めても一度限りの打ち上げ花火で終えてしまったとしたら、そちらの方が偽善になるのではないでしょうか。支援を受ける方は次回も期待するでしょうから。継続可能な規模で定期的に開催することが大事だと考えます。
今年は子供から大人まで21名の参加で合計19,000円の支援が集まりました。当院からの寄付金、当日来場されなかったのですが取組みに賛同して事前に寄付して頂いた分もいれています。経費を抜くようなことはせず、全額をSOSIAに寄付します。寄付をしていただいた皆様、どうもありがとうございました。
このイベントは一家全員で行います。当日の午前中から長女と治療院を掃除して会場設営をしました。小学生になった長女は雑巾で院内を拭いてくれました。また手作りデザートとしてブルーベリーヨーグルトを作りました。妻はミャンマー料理である「お茶の葉サラダ」を作りました。会場ではミャンマーの解説や団体の活動説明を行いました。例年ミャンマーや国際協力に興味がある人の方が、うちの患者さんや私の関係者より多く訪れます。次女は長女とともにミャンマーの民族衣装に着替えて食べ物や飲み物を運んでくれました。このように家族全員で取り組む唯一のイベントであり、子供たちは普段見ることのない親の活動を垣間見る機会になっています。今年は開院5周年の節目なので、どこか会場を借りてパーティー形式にしようかとも一度は考えたのですが、例年通り型を崩さず行うことにしました。その代わりに予算をかけることにしました。
これまでは手作りのケーキや料理を中心に振る舞っていたのですが、神楽坂を中心に地域の名品を購入して来場者に味わってもらうことにしました。電車に乗って来る方や初めて牛込柳町駅で降りる方もいますから地域の良いお店、良い品を知ってもらうことも大切だと考えました。毎年手作りで料理をする妻の負担も減らしたいですし(なお、当日は母の日)。
ミャンマーのコーヒー、ミルクティー(インスタント)
手作りお茶の葉サラダ(ミャンマーの料理)
ブルーベリーヨーグルト(長女の手作り)
以上がお願いしたもの。
これら以外に
神楽坂のケーキ屋さん「ぼんりびえーる」のケーキ
プリンが看板商品の「ACHO」のプリン
神楽坂の老舗和菓子屋「五十鈴」の神楽坂どら焼き
同じく和菓子屋「梅花亭」のもなか
煎餅屋「地蔵屋」の手焼きせんべい
お茶屋「楽山」のお茶パック(お土産用)
チーズ専門店「アルパージュ」のフランス産カマンベールチーズ
東京初進出の「THE tee TOKYO」の紅茶
を私が用意。どれも人に勧められる自分で試してみて良かったものです。あと子供用にチョコレートやスナック菓子、ジュースに麦茶もありますが。初めて食べる人は、神楽坂には良いものがたくさんある、と感心してくれました。地域を知ってもらうことも大切な院の使命になるので、その姿を見て良かったです。特にACHOのプリンが評判でした。また予想外に地蔵屋の手焼きせんべい(割れせん)が好評で驚きました。
今年もそうですが妻の関係者や国際協力に興味がある方が訪れて、普段ならば私と全く縁のない人々と接点ができました。妻のこれまでの道程を感じる瞬間です。そういった人が「今度治療を受けてみたいです」と言ってくれることに感謝です。チャリティカフェに参加してその場で予約してくれた方がいて、素直に嬉しかったです。記念パーティーのような派手なことはできませんでしたが、これまで患者さんから頂いた対価を少し還元できたかとは思います。余った個別包装のお茶類は今後来院された患者さんに記念品として配ろうと思っています。
今年も家族一丸で取り組んだ一日が終わりました。また来年よろしくお願いいたします。
甲野 功
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