開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
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住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
今回も紫陽花の名所の紹介です。
日本各地に「あじさい寺」と称されるお寺があります。以前ふれた鎌倉の明月院や川崎市の浄慶寺もそうです。
箱根にもあじさい寺の異名を持つお寺があります。それが阿弥陀寺です。
箱根湯本から箱根登山鉄道に乗り塔ノ沢駅で下車。そこから徒歩で山道を登っていきます。
箱根は箱根ガラスの森美術館や箱根登山鉄道の線路沿いと紫陽花で有名なスポットがあります。それらと並ぶ箱根にある紫陽花の名所です。
ここの一番の特徴、といいますか難点は行くまでが大変なこと。これにつきます。
塔ノ沢駅から徒歩16分とか25分とネット情報に書いていますが、所要時間は体力次第です。
なかなかの山道をひたすら登ります。しかも結構険しい山道を。
高校時代は山岳部で物心つく前から山に連れていかれていた私でもかなり大変だと思う道のり。山歩きに慣れていない、体力が落ちてきている高齢者だと30分でも到着しないと思われます。
山深くにあるお寺。
よくテレビの旅番組で箱根を特集することがあります。そのときに、阿弥陀寺を紹介するためタレントさんが訪れるシーンを目にしますが、皆さんしんどそうに登っていきます。ほとんど平坦な道が無く、登り続ける行程が続くのです。
箱根湯本駅から見える壁のような山肌。小田原が栄えたのも、箱根越えが大変だから小田原で休んで万全を期して挑むために、宿場となったわけです。かつては風魔忍者が根城にしたという話もある険しい箱根の山。登山です。
紫陽花が咲くころにもなればそれなりに気温が高くなっていますから暑いです。水分補給をしっかりとって体力がある状態で向かってください。
阿弥陀寺には珍しいものがあります。それが「百万遍転法輪」。縄を引っ張ると回転します。
一周回すと般若心経を千回唱えたのと同じ功徳があると言われています。
他では見られない重要文化財。大変な山道を登ったあとには見る価値のあるものがあります。
紫陽花も山に自生している感じで咲いています。これまでに挙げた紫陽花の名所は手入れが行き届いた、いわば人の手で整えられた花ですが、阿弥陀寺は自然に咲いている様子です。
途中の山道にも咲いているので山中で紫陽花に出くわした雰囲気です。行くまでの険しい山道も紫陽花を眺めながら進みます。
お寺ですから仏像や寺社に紫陽花が溶け込んでいます。他の紫陽花が咲く寺よりも、より自然に。
深い山の中にポツンとある阿弥陀寺。そこには色とりどりの紫陽花が咲いています。
甲野 功
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