開院時間
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住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
2019年5月1日に令和元年が始まりました。6月に入り令和時代がひと月経ったことになります。新元号に変わったところで日常に何の変化もない、という人もいるでしょう。4月30日の深夜、大騒ぎをする若者を冷ややかな目で見た人も少なくないかと思います。そうは言っても30年ぶりの改元という、まして生前退位という歴史的な瞬間。そこに立ちあったという高揚感が若者たちにあったのでしょう。私は小学校5年生の時に平成に変わる瞬間を体験しましたが、そのときはいつ天皇陛下がお隠れになるかもわからない、新しい元号が何になるのかもわかない、お祝いムードなど皆無だったことを覚えています。今回のような改元が歴史的にも珍しい出来事。11連休も相成って年末のようでした。
私は暦の区切りを大切にします。大晦日から元日にかけて、実際には特に変化もない一日の移り変わりを、新年を祝う。犬や猫にはこのような感覚は無いことでしょう。人間だからこそ区切りをつけて気持ちを切り替えるのだと思います。変哲もない連続した日常に暦があることで、主に気持ちを切り替えることができる、決算を締め切るといった経済活動の基準となる、といった個人的にも社会的にも便利なことです。まして新元号という(例え形式上だとしても)時代が変わることは大きな区切り。30年の平成時代から新時代になったことで、世界が変わるくらいの感覚を敢えて持ちました。
敢えてというのは、4月の業績があまり良くなかったからです。新年度が始まり変化がある4月。例年ですと仕事の業績が良い月なのですが(個人事業主になってからの7年間を踏まえた話)、今年はうまく行きませんでした。業績もそうですし、不運も重なりました。仕事をしていて雰囲気が良くないなと感じていたのです。給料が出ない自営業ですから成果がダイレクトに数字として表れ、直結します。自らの収支に直接影響するので精神的ダメージがとても大きい。今年に入って1~3月が好調だっただけに4月の低迷は堪えました。
過去に何度かあった、猛烈に数字が落ちる月、でした。4月末は連休に入るのでなおさら仕事をする日が少ないため、状況的にも不利。過去の経験を踏まえたうえで、仕方ないから気持ちを切り替えて翌月から頑張ろうと諦めました。連休中の4月29日にはお伊勢参りに熱田神宮参拝、名古屋のこもの鍼灸院訪問と普段できないことを実行しました。
5月1日から6日まで休み。あじさい鍼灸マッサージ治療院を開業してからこれだけ長期間院を閉めたのは初めてのこと。通常業務から離れることで強制的にリセットされたような感じでした。不安を抱えたまま、かつ営業日数が短い、5月の業務が7日から始まりました。4月後半から令和に変わるために事務処理を進めており、更に開院5周年イベントミャンマーチャリティカフェと料金改定もあり、普段よりも事務作業が多かったのです。反対に令和になるからと、気持ちを奮い立たせていました。
すると本当に4月と打って変わって仕事がうまくまわりました。営業日数が短いにも関わらず、今年一番の数字でした。令和最初のひと月を予想外の好調で終えることができたのです。
たまたま偶然?
それまでの頑張りが結果になった?
(4月に)お参りしたことで運気が上がった?
紫陽花が咲く時期になったから?
因果関係がはっきりしません。ですが個人的な感覚では、何か雰囲気が変わった、という漠然としてモノが一番しっくりきます。新年号、新天皇即位によって世間もそして私自身も新たな時代を迎えた。そのような感覚の5月でした。
6月はどうなるでしょうか。5月の好調は一先ず頭から消して新時代2か月目をやっていくことにします。
甲野 功
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