～箱根神社～

特に２０代最後の頃、第二の新卒とも言うべき時期に思い悩んだ時に足が向いた日光東照宮には助けられました。患者さんと真剣に向き合ったときにどうしても力が及ばないとき。神頼み仏頼みにすがりたくなります。
そこから神社やお寺、パワースポットと呼ばれる場所を巡るようになりました。これまで色々と本を読んで調べてみて、神社とお寺の違いが分かってきました。最近、理解が深まってきた実感でてきました。これまで出向いた神社やお寺の紹介をしていこうと考えました。調べてみると企業の社長や、芸能人に政治家、同業者である鍼灸師やマッサージ師も神社やお寺が好きな人が多い。この分野も情報発信していこうと思います。

 

今回は箱根神社です。

名前の通り箱根にあるエリア内の有名スポット。芦ノ湖湖畔にあります。山の神社であり、東洋思想で言えば火の神社です。火は炎上というように上へ上へ昇る性質があるため箱根神社をお参りすると出世するとか。地位を駆け上がるご利益があるそうです。源頼朝は伊豆山神社と並んでこの箱根神社を深く信仰したとのこと。なお山の神社に対するのは海の神社。火の神社に対するのは水の神社。海の、水の神社で代表的なのが江の島にある江島神社。水は奉仕・恵みのエネルギーがあり、北条時政が深く信仰したそうです。鎌倉幕府を開いた源頼朝が箱根神社であるのに対し、鎌倉幕府を守る立場の北条時政が江島神社というのは意味深いですね。

 

箱根神社は、箱根エリアどころか関東でも有数のパワースポットとされてエネルギーや運気がもらえると言われています。山岳信仰の霊場と考えれば当然なのでしょう。現地に行くと高低差があり石階段を上って本殿に向かいます。反対に芦ノ湖に降りていくと湖に建つ「平和の鳥居」が見受けられます。これは遊覧船などに乗って芦ノ湖側からみても、湖畔からみても画になります。

境内には九頭龍神社新宮もあります。縁結びの神様として有名で若い女性に大変人気がある九頭龍神社。九頭龍神社の本宮は箱根神社とは別の芦ノ湖湖畔にあります。本宮に行くのはとても大変なので箱根神社境内にある新宮でお参りをすませてしまうことが多いようです。

箱根神社の元宮も別のところにあります。それは駒ケ岳の頂上。歩いて登山するかロープウェイで登らないとたどり着かない場所で、まさに山岳信仰にふさわしいたたずまい。晴れた日は眼下に芦ノ湖を見下ろします。

 

社会人になってから箱根に行くと足を運ぶことが多い箱根神社。ある年には初詣に行ったことも。結婚する前から参拝してきた神社です。置かれている状況によって訪れた際の感じ方が変わってきている場所です。