開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
超大型台風<台風19号>が日本を直撃してから2ヵ月あまり。先月訪れた箱根は被害の影響が残っていました。箱根登山鉄道が完全に復旧するのは来年以降ということで、まだまだ平常通りに戻るのは先のことでしょう。
箱根駅伝まで残り一月を切った状態で、どれだけ客足が戻るか勝手に心配しています。箱根には思い入れがあるので。
特に紅葉シーズンを前にして、大涌谷の噴火警戒レベルが下がった矢先に、この台風被害だったので現地の人々は気落ちしたといいます。先月訪れたときでも紅葉は一部綺麗で楽しめました。最高の時期に観光客を受け入れることができなかったことは無念でしょう。
さて、箱根で紅葉の名所はどこでしょうか?ユネッサンから見た箱根の山々も綺麗でしたが、著名な紅葉スポットとして挙げられるのは箱根美術館ではないでしょうか。
ここの紅葉は庭園も綺麗ですし、そこから見える山々もそうで有名です。箱根美術館の紅葉はもうピークを過ぎてしまいましたが、紅葉以外のシーズンもとても見どころがある場所です。
箱根を応援する意図で箱根美術館を紹介します。
箱根は美術館、博物館、ミュージックの激戦区です。彫刻の森美術館、箱根ガラスの森美術館、星の王子様ミュージアム、ラリック美術館、ポーラ美術館、成川美術館、箱根駅伝ミュージアム、岡田美術館など有名な美術館があります。その箱根にあって「箱根美術館」とシンプルな名称であることは歴史を感じさせます。
創立者の故岡田茂吉氏により昭和27年に開館したそうです。とても歴史がありますね。
姉妹美術館として熱海のMOA美術館があります。これはモアではなく、エムオーエーと読みます。岡田茂吉のイニシャルM.Oと美術を表すArtからです。MOA美術館も訪れたことがありますが、地形を活かした高低差を使った内容でした。
箱根美術館は強羅駅から上に登ったところ。強羅公園のすぐそばですね。ケーブルカーを使うかバスに乗らないと急な坂を登るのため行くのに少々苦労します。今は箱根登山鉄道が箱根湯本駅から強羅駅の間を運休しているのでバスでしか強羅にいけません。アクセスは悪くないと思います。
これまで何度か訪れています。妻と結婚する前に二人で箱根に行くことがありました。妻に箱根でどこに行きたいかと聞いて、答えた場所の一つがこの箱根美術館でした。写真で見かけた庭園を実際に見てみたいというのです。その時点で箱根美術館には行ったことがあったのですが、ここを選択するのは意外に思いました。前に行ったときはそこまで魅力を感じなかったからです。
いざ妻と行ってみると、年齢を重ねたせいなのでしょうか、庭園の造りとその景色に感動しました。若いときにはその良さが分からないものでした。
展示品の数々もさることながら、箱根美術館は四季によって変化をする庭園が見どころだと思います。
大きな石が存在感を示します。
苔が一面を緑に彩ります。
紅葉の季節は赤と黄色によって埋め尽くされます。
山肌にあるため園内も高低差があり、登るときは見上げ、降り時は眼下に広がります。
外をむけば箱根の山々が目に映ります。
私は風景写真を撮るので、箱根美術館は良い撮影スポットになります。これからの季節は雪景色が見られることでしょう。四季折々の素晴らしい光景を見せてくれる場所であることは間違いありません。
来年は東京オリンピックという大イベントも控えています。登山鉄道運休の間、箱根の観光客が減らずに踏ん張ってもらいたいものです。
甲野 功
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