開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
当院にいらっしゃる子育て中のママさんは、近年引っ越してきた方が多いです。東京都新宿区牛込が地元で、ずっと暮らしているという方は少なく、仕事や結婚を機にこの地域に引っ越してきたという。
そのため地域のことをあまり知らず、保育園のことや子連れで入れる施設などの情報を、私が教えることがあります。特に第一子だと保育園に入れるためにどうしたら良いのか(保活)、地域の小児科はあるのか、子どもが遊べるところはどこか、など分からないこと知らないことだらけです。ネットでは分からない実体験を、生の情報を伝えるととても喜ばれます。
そのような最近引っ越してきたママさんに対して
「もうアンパンマンショップには行かれましたか?」
と聞くと、大体は
「横浜のですか?とても混んでいると聞いたので躊躇してしまうのですよね」
といった答えが返ってくるものです。
ここでのポイントというか意識の相違と言いますか、私は「アンパンマンショップ」と聞いていて、ママさんは「アンパンマンミュージアム」だと認識していることです。ママさんが想起しているアンパンマンミュージアムとは、横浜の「横浜アンパンマンこどもミュージアム」のことを指しているのでしょう。他にも名古屋、仙台、神戸、福岡にもあります。大きな商業施設です。
私が言っているのは「アンパンマンショップ」。近所にある(東京都新宿区四谷三丁目)ものを指しています。
世のママさんはアンパンマンミュージアムを知っていても、アンパンマンショップの存在を知らないことが多いのです。正式には「やなせたかしのおみせ アンパンマンショップ」と言います。
こちらの方はあまり知られていないようで、話を振るとまずアンパンマンミュージアムの方と勘違いします。
アンパンマンの作者、故やなせたかし氏は長らく新宿区民であり、『名誉新宿区民』の称号を新宿区から頂いていました。やなせたかし氏は生前、新宿区に関わる事業のデザインも行っていました。そして地元の新宿区で作ったお店がアンパンマンショップということです。
場所は外苑東通り沿いで地下鉄四谷三丁目駅のそばにあります。
店内ではアンパンマン関連のおもちゃで遊べるので小さな子どもには夢のような場所です。娘が小さいときは連れて行くとなかなか帰らず、おもちゃの一つでも買わないと済まない状況になります。見事にお店の作戦にはまってしまっている感があります。
そのためなるべく視界に入らせないように反対側の通りを使って帰宅するようにするくらいです。
遠方から来るママさんは、いいことを聞きましたと喜ばれます。横浜の混雑するアンパンマンミュージアムよりも手軽に遊ばせられるからです。
品揃えは当然ながらしっかりしていて、あまりデパートでは見かけないマニアックな商品もあります。例えば紙芝居時代のアンパンマンとか。当初のアンパンマンは色合いが今よりも暗く、頭全てを食べられて首なし状態で行動することもある、ちょっと不気味なものでした。そのときのアンパンマンも見ることができます。
またアンパンマンショップの側にはおもちゃ美術館があります。
そしておもちゃ美術館とアンパンマンショップの間には消防博物館があります。
おもちゃ美術館では多くの木のおもちゃで遊べますし、消防博物館では本物のヘリコプターに乗ることができます(なお飛びません。うちの娘は動かない!と怒っていました)。
おもちゃ美術館、消防博物館、アンパンマンショップというのは子どもを遊ばせるのに助かるゴールデンコースになります。大きくなると電動自転車で神宮外苑のにこにこパークに連れて行き、帰りにアンパンマンショップに寄るということもありました。
このような子どもを遊ばせるコースの提案をすることも私の仕事だと思っています。
地元の著名人であった故やなせたかし氏。その事実を引っ越して知らないひとも少なくないでしょう。やなせたかし氏が残してくれたお店アンパンマンショップのことを、その存在を知らない子育て世代に伝えたいと思います。
甲野 功
コメントをお書きください