開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
あと2日営業日を残して2019年が終わろうとしています。自営業なので院を開けていなくても仕事は多々あるのですが、一応12月30日を仕事納めとして一応の区切りとなります。毎年年初に立てた目標・方針を年末に振り返りますが、その前段階として今年1年何をしてきて、何が起きたのかを振り返ってみようと思います。自ら行動した結果、何かチャンスを頂いたおかげ、降ってわいたような出来事。色々とありますが、主に仕事面中心に書いていきます。
1月。
人生で一番大変とされる厄年、大厄における後厄が始まりました。本当に前年、前々年とそれまでなかった体の不調が顕在化してきました。厄払いはもちろん行きました。恒例となっている東京大神宮です。今年は平成が終わる年。例年以上に神道関連の行事が注目されるであろう1年になると思いました。
長女の誕生日には二人で箱根小涌園のユネッサンに行きました。今年は合計3回行くことになったのですが、まさかこのあと台風による大災害を箱根が被るとは思ってもいませんでした。これまで以上に箱根に行って向き合う年になったのでした。
2月。
新しい情報を得る月でした。
ピラティスインストクターのRYOさんの講演を聴きに行きました。この後にRYOさんに手伝ってもらって挑戦をしてみることになります。
大学生の頃助けてもらったプロダンサー、本池淳先生のところに出向いて20年ぶりにあのときのお礼を伝えることができました。
大阪から訪れた奥田恵理子先生を地元神楽坂に案内し、これから取り組んでいく6次サービスなる考えが頭に浮かびます。
海外経験が豊富な松永先生のセミナーが神田で行われて参加しました。これまで海外に興味が無いため無頓着でしたが海外の事情を知ることができました。
厚生労働省の広告検討委員会を公聴し、消費者庁や景品表示法という今まで知らなかった、しかしとても重要な内容を知ることになります。
例年通り母校の東京医療専門学校鍼灸マッサージ教員養成科の卒業論文発表会に参加。興味深い研究結果を知ることができました。
3月。
セミナーで鍼灸師を前に話す機会を得た月でした。
当院で鍼灸師のセミナー兼交流会を行いました。そこには春から専門学校に通うことを考えている人もいて、とても刺激的なイベントになりました。自ら企画、実行することで大きな自信になります。そして場所を持っていることのありがたみも感じたものです。
鍼灸師の中でもとても有名な横山奨先生の鍼灸を受けに行きました。脈診、腹診の力を思い知ることに。伝統的な東洋医学の奥深さを知る機会に。
横山先生のことを書いたブログを読んで、横須賀から石川勝章先生が来てくれました。文章を書き続けて得た成果です。治療後に神楽坂を石川先生と散策しました。
数カ月前から決まっていた低周波パルス通電の勉強会を神楽坂のはりいんT(ゆみえ先生のところ)で行いました。講義内容には苦慮しましたがやり遂げます。ちょうど午前中に大阪から鍼灸専門学校生がうちに来ていていたので飛び入り参加してもらい、鍼灸師・学生と一緒に勉強しました。
鍼灸国家試験が終了したことを祝ってお疲れ様パーティーが高田馬場で開催されました。ルーキーとなる鍼灸師やベテランまで数多くの参加者がいました。
4月。
平成最後の月。鍼灸業界での再会が多かった月でした。
大阪から日進医療器の営業担当、明渡さんと次村さんがやってきました。鍼灸用品メーカーさんが来ることが初めてで、しっかりとお話するのも初めて。メーカーさんとしっかりと会話をすることで新しいことが見えてきました。同じ業界にいますが、術者ではない人の見方が大いに参考になると知ったのです。
代々木公園で行われたアースデイに家族で参加。モクサアフリカジャパンの活動を見ました。妻は国際協力分野で活躍しているため、鍼灸とは別の部分で共感するところがありました。
教員養成科の後輩である上床真耶先生のまや治療室にお邪魔しました。開業したらお土産を持って伺うと約束していたのです。そして上床先生に紹介したかったピラティスのRYOさんもご一緒しました。
そして4月末。平成が終わり、第二の大晦日などと言われました。歴史的大型連休となったゴールデンウィーク。私は単身日帰りで名古屋方面に向かいます。伊勢神宮、熱田神宮をお参りしました。また名古屋覚王山のこもの鍼灸院にも訪れました。
5月。
新しい元号、令和。新時代の幕開けを否応なしに感じた月です。休日が多かったにも関わらず、患者さんがたくさん来院してくれてとても充実した月でした。
5月15日にはあじさい鍼灸マッサージ治療院開院5周年を迎えました。出張専門で開業してから7年。例年通りチャリティーカフェを開催しました。5周年の節目であるため、予算をかけて神楽坂や地元の銘品を集めて振る舞いました。また既存の患者さんは料金据え置きですが、5月15日から新料金を設定し値上げすることに踏み切りました。10月の消費税増税を前に、新しいステージにステップアップする意味で決断しました。
外部との交流が少なく、院のバージョンアップに注力した月でした。
6月。
美容に関してしっかりとしたレポートを作ってみたいという前々からの願いがかなった月でした。
慶応義塾大学医学部で開催された伝統鍼灸セミナーに参加しました。そこでハリトヒト。代表(当時)の津田昌樹先生の講演を聴きました。大きな学びと出会いがありました。
次女が生まれてから知り合ったママ友が神楽坂で着物スタジオ(キモノスタジオMIFURU)を開業したのでお祝いに行ってきました。開業1周年のときにお花を頂いた恩があります。
神楽坂で呑みたいなという鍼灸師があつまり日本酒を飲みました。お酒が受け付けない体質なのですが、このときは平気。純米酒は体が受け付けるのかも、という発見がありました。
そして今回、ずっとやってみたかった美容施術のレポート作成ができました。前述したRYOさんの協力のもと時系列で変化を追い、術者側の主観と受けて側の感想を並列で表記したもの。大変でしたがやった甲斐がありました。
7月。
予想だにしていない鍼灸治療のレポート作成という流れがあった月でした。
先月のRYOさんの美容施術レポートを読んだ方が私もやってみたいということで第二弾が実現しました。今回は美容ではなく体調不良の主訴に対しての鍼灸治療。前回同様、術者の考え・主観と受け手の感想・実感を時系列で追いました。鍼灸学生さんに好評でした。
妻が主催したイベントでミャンマーの格闘技ラウェイにおいて日本人初のナショナルチャンピオンになった金子大輝選手の講演を聴きました。11月にはK-1初挑戦を応援しに横浜アリーナまで行きました。
施術レポートの第三弾も行いました。今回は鍼とオイルマッサージを併用したもの。この二つを用いることはあまり聞かないので価値のあるレポートになったのではないかと自負しています。
当院とは関係ありませんがタイで妊婦が足裏マッサージを受けて、流産、そして死亡という痛ましい事故が起きました。タイでは国家資格のマッサージ師がいるのですが本件は無資格の人間が行った結果だと言います。日本でも他人事ではありません。
8月。
色々な出来事が起きて暑い中、面白いことが多かった月でした。
学生さんのつぶやきから実現した学生向けあましセミナーを開催しました。あましとは按摩・マッサージ・指圧の頭文字をとったもの。鍼灸はよくあるのにあましのセミナーが全然ないという声をくみ取り、行いました。本当に充実したものになり、今年の出来事でも重要な意義深いイベントになりました。
お盆休みでは単身京都訪問を敢行しました。鋤柄誉啓先生と樽井智彦先生の鍼灸を受けてきました。例によって寺社周り(鞍馬寺、晴明神社など)もしてきました。
間を開けずに新橋で鍼灸師の飲み会を開催。京都から樽井先生が東京に来るということで。2日連続で京都・東京で樽井先生と会うという。また大御所の先生から若手の鍼灸師まで参加した意義深いものになりました。
9月。
ヤナケンベースという集まりに参加してきました。勉強会やセミナーとも違う新しい鍼灸師の取り組みを感じました。
学生さん向けに、当院が行っているママさんをターゲットにした施策と会計の基礎についてセミナーを主催しました。
この月は開業すること、鍼灸専門学校を卒業したらどうするのか、といったキャリア形成について考えることが多かった月でした。
10月。
たくさんの人に会った月でした。
問い合わせがあった患者さんについて、その症例が得意な飯塚聡先生と連絡を取り合い、当院で受け付けることになりました。互いにできること、苦手なことを出し合い、患者さんの最適な解を求めたやり取りでした。開業鍼灸師同士で連携できたことを嬉しく思います。
10月は毎年恒例のチャリティーマッサージを開催。超大型台風、台風19号の影響で開催が危ぶまれましたが無事に終了。そのことに感謝をして台風被害への義援金を送ることにしました。
呉竹医学会という母校が行う年に一度の研究会を公聴。入学前から知っている学生さんの発表を聴きました。
その翌日は呉竹祭という母校の学園祭でモクサアフリカジャパンの山川義人先生の講演を聴きます。お灸の可能性と知らなかった危機を認識します。
その後にはねぎし会を開いて山川先生らと意見交換を行いました。
そしてハリトヒト。マーケットという大イベント。WEBメディアとして発足したハリトヒト。のリアルな場での集まり。とにかく濃い一日でした。
11月。
11月は心身ともに苦しい月でした。体調が悪くなりなかなか復活できずにいました。
諸事情により2週連続箱根に行くという稀なことに。他にも横浜に宿泊しました。
一番の出来事は教員養成科での授業でしょう。今年で3回目になりますが、1年かけて準備してきたものをぶつけます。当日は様々なトラブルがありますが、やり切りました。ここで一気に精神力を使い果たしたことも体調に影響したことでしょう。授業当日の厚生労働省広告検討委員会の内容も衝撃的で、大きな影響を及ぼすことになりそうです。
12月。
そして今月。
節目となる42歳の誕生日を迎えました。42歳は私が生まれた時の父親の年齢。思うところがあります。また結婚10周年を迎えました。
しんきゅう若手忘年会があり、今年最初で最後の忘年会に参加。「鍼灸とお笑い」という新たな挑戦を目の当たりにしました。
業界の重要な出来事としてあん摩マッサージ指圧師養成学校新設裁判において、東京地方裁判所は、新設制限は違憲であるという原告の訴えを棄却しました。とても重要なことで、今一度視覚障害者の職域について考えることになりました。
2019年はまだ終わっていませんが、振り返ると色々なことがありました。来年はついに東京オリンピックがあります。来年は何が起きるのか、何を起こすのか。不安よりも楽しみを優先したいと思います。
甲野 功
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