開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
※現在のこの交差点は工事をして状況が変わっております
今回の紹介するのは交差点です。
ただの交差点。
駅前の交差点。
この信号機がある交差点ですが、色々と語れるスポットなのです。
あじさい鍼灸マッサージ治療院の最寄り駅が都営地下鉄大江戸線牛込柳町駅です。牛込柳町駅の出口は3か所ありますが、どこから地上に出ても目に入るのがこの交差点です。
大久保通りと外苑東通りが交差します。交差点の名称は「市谷柳町」。
駅名の牛込柳町とは異なり市谷柳町となっています。市谷柳町というのが実際にある住所で牛込柳町という名称は俗称でこのような住所はありません。当院の住所も市谷甲良町で接頭語のように「市谷」つく町名がいくつかあります。
さてこの市谷柳町交差点ですが、地形を大久保通りから見ると谷間になっています。
外苑東通りがあたかも川のように横切り、大久保通りが市谷柳町交差点に向けて坂をくだり外苑東通りを境にまた坂をのぼる形状です。かつて新宿区で一番空気が悪いと言われた場所がこの市谷柳町交差点なのです。
谷間になっているため排気ガスがたまったのです。
かつて大久保通りは都電(路面電車)が走っていました。それから自動車社会に移り変わり都電は廃線となり乗用車の往来が増えていきます。昭和の頃は自動車の排気ガスがひどく、1970年頃は光化学スモッグで大変だったそう。お年寄りには市谷柳町交差点は排気ガスのたまり場という印象があるそうです。
私が生まれてから物心ついた頃では光化学スモッグの注意報や排気ガスで苦しいという経験はありませんでした。
しかし交差点の信号に名残がありました。
市谷柳町交差点の信号とは別に、大久保通り沿いで坂の上に別の信号機があったのです。ちょうどこれから坂を下るという位置です。それがあることによって谷間で信号待ちすることができず、坂の上で信号待ちをするようになっていました。
外苑東通りの信号にはそのようなことはなく、こちらは交差点で信号待ちになります。
大久保通りで直進する場合は坂の上で待ち信号が青になったら坂を下ったそのまま一気に坂をのぼりきるようになっていました。事情を知らない人だと交差点も無い道路の途中に信号機があり、なぜ止められるのか分からなかったことでしょう。
排ガス規制が進み、またハイブリットカーや電気自動車も登場したことにより、この特別な信号機は取り外されて今では大久保通りでも市谷柳町交差点で信号待ちするようになりました。今日では信号機がついていた柱が残っているにすぎません。
この信号機が取り外されたのは割と最近のことで、娘を保育園に送るときに取り外し工事をしているのを見ました。時代がまた一つ変わると感慨深いものでした。生まれた時からあった信号機でしたから。
このようにかつて大気汚染の象徴だった市谷柳町交差点。今は平和です、とは言えません。もう一つ問題があります。
それは交通違反多発エリアということです。
市谷柳町交差点は大久保方面から飯田橋方面に向かう場合、朝の8時から夜の8時まで右折できません。外苑東通りに曲がって曙橋方面に行くことができないのです。これがちょうど社会活動が盛んな12時間右折禁止なのです。裏を返せば早朝や深夜は右折できるのです。このことが多いに問題です。
道路標識をきちんと見ていれば問題ないことですが、カーナビがきちんと対応していないため右折しようとしてしまうドライバーがいるようです。運転のプロであるタクシードライバーでも間違って右折しようとします。何度か子どもを載せて病院に行くときにやられました。
不注意で右折しようとしても、他のドライバーは道を譲らないため市谷柳町交差点で立ち往生することがあります。地元のおじさん方はそれを見ると声をあげたり、身振りを用いたりして曲がれないよ!と伝えようとします。他のドライバーもクラクションを鳴らして気づかせようとします。それでも気付かず曲がるとどうなるのか。
すぐに警察が来ます。
市谷柳町交差点のすぐそばに交番があり、よく交差点を見張っています。また坂の上でパトカーが待機していることも多く、曲がれなくて立ち往生している車がいるとスピーカーで注意をします。
その注意も聞かない・気づかない、あるいは注意を受ける暇も無く曲がってしまうと、パトカーのサイレンが鳴り出動、交通違反の切符を切りに追いかけます。パトカーがいなくても所轄の警察官が発見した場合は自転車で追いかけるか走って追いかけてきます。外苑東通りを右折して警察官に追われる様子をよく目にします。
どれくらいよく目にするかというと、感覚的に三日にくらいの頻度です。目撃しなくともスピーカーから流れる警告やサイレンの音で「ああ、また交通違反したな」と分かります。院のそばで警察官に停められて交通違反を取られている光景を見るのも日常茶飯事です。
本当によく捕まるところです。既に書いた通り、運転のプロであるタクシードライバーでもやります。一度保育園から子どもを病院に連れて行くためタクシーを拾って乗ったのですが、例のやってはいけない右折をしようとしたので曲がれませんよと注意したところ、市谷柳町交差点を越えてからUターンして左折していきました。そこはUターン禁止エリア。交番の目の前で何考えているのだ、と呆れたものです。
他にも諸事情で家にタクシーを呼ぶことがあるのですが、たまにタクシーが自宅に向かうときに警察に捕まって到着が遅れるなんてことも。
日常的に、
あ、曲がろうとしている、
曲がれないよ、
警察がみているよ、
他のドライバーが警告しているよ、
警官も注意しているよ、
だめだって曲がっちゃ、
あ~あ右折しちゃった、
サイレンを鳴らしたパトカー出動
ということがあります。
他人事ですがかわいそうなので道路標識をきちんと確認してもらいたいものです。
市谷柳町交差点。一見、何の変哲もない交差点ですが昭和の歴史と令和のトラブルがある交差点です。
甲野 功
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かず (日曜日, 06 10月 2024 02:36)
今日ウーバーで最後の配達していてこの場所で捕まりました。
しかも時間は土曜日の深夜1:30です。
8〜20時でなくても捕まります。
パトカー張ってました。
遅くまでご苦労な事です。
みなさんもお気をつけてください。
いい勉強になりました!