～地域散策　ふうふう亭～

入れ替わりの激しい神楽坂エリアでもしっかりと残っているラーメン屋さんです。創業がいつかは定かではないのですが、できてから数年は経過しているお店です。随分前から気が付いたらあったので最近できたわけではありません。この地域の飲食店はラーメン屋に限らず開店・閉店を繰り返すので生き残るはなかなか大変だと思います。元フレンチシェフが始めたというお店です。

 

ふうふう亭があるのは神楽坂上と言われるエリア。大久保通りを挟んで飯田橋寄りを神楽坂下、早稲田寄りを神楽坂上と呼びます。東京メトロ東西線神楽坂駅があるのは神楽坂上であります。観光地色が強い神楽坂下に対して、地元商店街の色合いが強い神楽坂上という印象です。
ふうふう亭は神楽坂上でもかなり上の方で神楽坂駅矢来口の側、ラカグの近くになります。赤城神社やぼんりびえーるよりも先になるのでラカグができるまで人通りが少なかったところです。

 

味はしっかりとしていて固定客がついている印象があります。近所には驚くほどお客が入っていないラーメン屋もあるのです。。

ラーメンにさほど愛着がない私ですが、たまにラーメンを食べたいなと思ったときに頭に浮かぶお店です。神楽坂は以前からフランス人が多く住む地域でフレンチレストランも数多くあります。フレンチ激戦区と言えるでしょう。その神楽坂で元フレンチシェフによるラーメンというのが地域性と相性が良かったのかもしれません。

 

塩ラーメンと味噌ラーメンが売りで看板には塩は一番、味噌は十八番とあり語呂がいいなと思います。

 

 

 

私は醬油味が好きで普段は塩ラーメンや味噌ラーメンを頼まないのですが、ここではオススメと言われる塩や味噌味にします。

 

 

ふうふう亭は２０１６年に放送されたテレビ東京系「アド街ック天国」の神楽坂上特集で１８位に入りました。この「アド街ック天国　神楽坂上特集」は放送前から期待していて、どこがランクインするか予想していました。２０位までの入るとは思っていなかったので、勝手に快挙だと思っています。赤城神社をはじめ有名な場所が多数ありますから。

 

ふうふう亭を紹介するのは味がいいだけでなく、子どもと入れることが大きいです。

少し前に保育園の次女と一緒に行きました。こどもラーメンという少ない量のメニューがあります。何より珍しく次女があのお店に入りたいと言い出しました。過去に家族４名で白銀公園で遊んだあとに入ったことがあり、そのときの記憶があったのでしょう。外食でまた行ってみたいと言いだすのが稀です。次女は帰りに飴を貰えるのが嬉しいというのも理由に入るのでしょうが。

 

 

 

小さな子ども連れで入れる飲食店は子育て世代には貴重なのです。ファミリーレストランやファーストフードでもいいのですが、大人はときには個人店のような味を食べたいと願ってしまうわけです。ここは子ども連れでも入れるのにきちんとしたラーメンや餃子などを食べることができます。こういう選択肢があることは本当に助かっています。

 

今色々と大変な環境ですが、ずっと残ってほしい地域のお店です。

 

甲野　功