～紫陽花の名所　飛鳥の小径～

さて、今年も紫陽花の名所を紹介してみましょう。興味が出ても今年行けるかどうかは分かりませんが、写真だけでも行った気分になってくれればと思います。

 

今回は「飛鳥の小径」です。

 

東京都北区にあり、JR、メトロ各線王子駅のすぐそば、JR京浜東北線線路の脇を上中里方面に進む道です。

 

 

飛鳥の小径の横は、桜の名所で知られる飛鳥山公園が控えています。小径（こみち）というくらいですので狭い道で、線路と紫陽花に挟まれるように歩くことになります。

 

東京都北区は東京２３区の中でも北に位置し（名前の通りですね）、埼玉県との県境。赤羽を越えるともう埼玉県という区です。
JR京浜東北線でいうと東十条駅、JR埼京線でいると十条駅が最寄りになる十条は私が鍼灸マッサージ師になって約４年間を過ごした職場がある街です。
今回紹介する飛鳥の小径がある王子駅からもほど近く、今の仕事の原点があるのが北区です。また妻と知り合ったのも北区の十条でありますから、我が家には関係が深い土地なのです。

 

その北区で有名な観光スポットが飛鳥山公園で、桜の季節になると電車から眺めるだけでも息をのむほど見応えのある桜が咲くところです。桜の印象が強いのですが紫陽花も有名なのです。

 

他の名所にはない、飛鳥の小径における紫陽花の特徴がいくつかあります。

 

まず道の片側に紫陽花があること。線路沿いの道ですから飛鳥山側にしか紫陽花が見られません。なかなか珍しい光景です。

 

 

 

そして電車と紫陽花が同時に見られます。京浜東北線や宇都宮線などのJRの電車が横を通っていきます。鉄道と紫陽花を一緒に撮影することができます。紫陽花と鉄道と言えば箱根登山鉄道や鎌倉江ノ電が有名ですが、飛鳥の小径でも同じフレーム内に納めることができます。

 

 

そして紫陽花が頭の上にある状況で歩くことになります。紫陽花は下に咲いていることがほとんどですが、土地の構造上頭上に紫陽花があるのです。なかなか珍しいこと。下から見上げながら歩いて行くのは。写真撮影にしても少し違ったアングルになります。

 

 

紫陽花の種類も多種多様。道なりに咲く色々な紫陽花を愛でながら散歩できるというわけです。

 

 

 

なかなか珍しい紫陽花の名所だと思います。

 

甲野　功