開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
昨年、一昨年とお盆の時期に単身京都へ出向いていました。同業の鍼灸師に会ったり、大学の後輩に会ったりすることが主たる目的でした。加えて京都観光で神社やお寺を巡るのも大切な目的でした。真夏の京都は恐ろしく暑いのですが、個人的に大好きな京都を歩けることは幸せでした。今年はこの状況ですから行くことができません。4月に京都訪問の予定を立てていたのですが新型コロナウィルスの影響で中止に。夏休みには行けるだろうと期待していたものの、都外の移動は極力避けてくださいという東京都知事の要請。もうしばらく遠出はできないだろうと諦めています。
それならばと京都の神社を紹介してみようと思います。
御金神社
「みかねじんじゃ」と読みます。「おかねじんじゃ」ではありません。
名前からして金運のご利益がありそうですね。現地に行くとその気持ちがもっと大きくなります。なんと金色の鳥居なのです!一般的な鳥居は朱色。石や木の素材そのものの色を出している鳥居もあります。御金神社はまさに金色!金色も金色。金色に近い色合いとかではなく、間違いなく金色なのです。同じ京都にある金閣寺(鹿苑寺金閣)もびっくりの金色。こんな色の鳥居は他で見たことがありません。それなりに神社を見てきましたが。そのインパクトは小学生の頃にみた東北の中尊寺金色堂に匹敵します。ここまで印象的な鳥居は同じく京都にある伏見稲荷大社の鳥居のトンネルくらいでしょうか。
この御金神社は鳥居の印象が強いのですが、とても小さな神社です。住宅地に埋め込まれるように鎮座しており、路地に入って唐突に現れる印象です。二条城のそば。碁盤目状の街並みにひっそりと佇んでいます。ホームページから御祭神について参照するとこのようにあります。
『
御祭神
金山毘古命(かなやまひこのみこと)を主祭神とし、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、月読命(つきよみのみこと)の三柱の神をお祀りしております。
金山毘古命(かなやまひこのみこと)は、
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の御二柱神の皇子であり、五元陽爻(天の位)の第一位の神として、金・銀・銅をはじめとする全ての金属類、鉱山、鉱物(鉱石)を護り給う神でおられます。
』
主祭神は金山毘古命(かなやまひこのみこと)という聞きなれない神ですが、更に天照大御神と月読命という超有名な神様を祀っていることが分かります。天照大御神とは天皇家のルーツとされる神道における最高神。伊勢神宮内宮の主祭神です。月読命も天照大御神、須佐之男命と一緒に生まれた高貴な神様です。天照大御神は天上界を、須佐之男命が海を、月読命が夜の世界を支配するようになったと言われています。すごいです。金山毘古命も金属、鉱物の神様ということで正にお金に関わる神社であるわけです。金運のご利益があるに違いないという感じです。実際にご利益(御信徳)の項目には金運が一番にあります。ホームページには『お金にまつわる、金融・証券、銀行、投資、会計、税理、コンサルティングなど』と具体例にかなり生々しいことが書かれています。コンサルティングとか。金運のためには訪れてお参りしておきたい神社ですね。これだけの御金神社ですが、なぜこれほど小さいのでしょう?お賽銭でもっと規模が大きくなりそうなものですが。理由はホームページの御由来にありました。
『
御由来
御祭神は、長きにわたり、
個人の屋敷の敷地内にある「邸内社(ていないしゃ)」として、お祀りされておりました。
しかし、「邸内社」でありながら、ご参拝を願う人々が絶えず、明治16年、御崇敬の皆さまや近隣の皆さまをはじめとする多くのご奉賛を賜り、現在の社殿が建立され、境内が整えられました。
』
元々個人宅にある神社だったのですね。今でも企業や個人で神社を勧請することがありますね。規模が小さいのは当然のことかもしれません。
金の鳥居については京都の金箔会社が屋外でも金色を保てる加工をしていただいているとのこと。地元での人気が伺えます。
京都の中心地にあり、すぐに参拝できるので少し時間を作って訪れておきたい神社です。
甲野 功
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