開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
私の住む地域には日本、いや世界でも有数のグルメエリアがあります。それが神楽坂です。
ミシュランガイドの飯田橋・四ツ谷・神楽坂エリアには2020版で31件が掲載されています。
その中から神楽坂エリアを抽出すると二桁はあります。
遠方の人には「神楽坂」と大まかに認識していると思いますが、神楽坂下と言われるところが一番印象にあると予想できます。石畳の路地、毘沙門天、急な坂。テレビでよく取材されて写されるが飯田橋駅から大久保通りまでのエリアが神楽坂下。
大久保通りから先、東西線神楽坂駅の方に向かうエリアが神楽坂上。神楽坂六丁目商店街があり、地元のイメージが強いです。更に奥神楽坂なる言葉も出てきて神楽坂の範囲は広がっています。
そして忘れてはいけないのが牛込神楽坂エリア。都営大江戸線牛込神楽坂駅の側で牛込中央通りを中心としています。
牛込中央通りは東西線神楽坂駅のラカグ側の出口から外堀までの道です。並びには新潮社、旺文社という大手出版社が並びます。かつては東映アニメーションもありました。この通りには多くの名店が並び隠れたグルメエリアになっています。
10年前にアド街ック天国で「牛込神楽坂」特集をした際に、紹介された飲食店の多くが牛込中央通りにありました。私も過去に紹介した日本で最初のイタリアン人オーナーシェフのレストラン、カルミネや独創的な和菓子処、船橋家が牛込中央通りにあります。当時は牛込中央通りで店を出して成功したら神楽坂に進出すると言われていましたが、神楽坂人気により牛込中央通りもかなり知られてきた印象があります。「俺のフレンチ」も神楽坂ではなく牛込中央通りに出店しましたし。
神楽坂と言うと牛込神楽坂駅周辺、牛込中央通りも入ってきて範囲が広くなっているようです。
牛込中央通りはお蕎麦屋さんの激戦区でもあります。
地元に住むタレントの峰隆太さんもよくここでお蕎麦を食べるとテレビで発言しています。老舗のお蕎麦屋が通りにあります。深大寺も蕎麦で有名ですが、牛込中央通りも狭い地域にかなり蕎麦屋が固まっていると思います。
その牛込中央通りのお蕎麦屋さんの一つを紹介しましょう。
東西線神楽坂駅矢来口(出口2)からまっすぐ直進して大久保通りを越えて坂をのぼりきった右手にあります。ほぼ通りを挟んでカルミネの向かい側に位置します。都営大江戸線牛込神楽坂駅A1出口からも歩いていけます。
以前から存在は知っていたのですが外から中が全く見えません。どのような内装か雰囲気が掴めないのです。そのためずっと入ってみようという気が起きませんでした。この並びにあるお店は高級店のイメージがあったので。それがあるとき、当院にいらした患者さんが関係者であり、紹介されて入ってみたのです。
まず、店内の内装に驚きました。建物自体は古いのですが内装はとてもモダン。平成3年に改装したそうですが、全く古臭い感じがしません。ここは六本木か表参道か?と思うような。是非とも店内に入ってみてもらいたいものです。
蕎麦は手打ちの十割そば。現在4代目が修業中と言いますから相当年季が入っています。
蕎麦はチェーン店やコンビニでも食べることができます。それに比べると個人商店の蕎麦は値段が高く感じるもの。私の感覚でいうと観光地で食べるものでした。本格的な蕎麦は非日常で食べるものというか。
大人になってくると蕎麦の良さがわかってきて、少々値が張っても美味しい蕎麦を食べようという気になります。
話は戻って(広い意味での)神楽坂エリアには蕎麦も名店がたくさんあります。近所にあった父親の同級生がしていたお蕎麦屋さんが再開発のために閉店してからは日常で蕎麦を食べることから離れていました。きちんとした蕎麦を食べたいときはたかさごに行こうという気持ちになりました。
神楽坂のミシュラン星付き店の敷居の高さはなく、大衆店を越えた質。
蕎麦に真剣に取り組み老舗でありながらオシャレな内装。
それがたかさごの印象です。患者さんから「ここら辺で蕎麦を食べるとしたら?」と聞かれたら出すお店です。蕎麦が好きな方は是非行ってみてください。
甲野 功
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