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~高校同級生のキッチンカーとSNS~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 ハチリコタイキッチン
ハチリコタイキッチンの看板

 

今週は炎天下のお昼に代々木方面まで自転車で出かけました。高校同級生の女性がキッチンカーを開業したので食べにいくことにしたのです

 

ハチリコタイキッチン Twitter

高校の同級生ということはもちろん私と同い年。開業したのは昨年の11月のことでつい最近。この年齢で新しい事業に挑戦することは勇気がいることです。まして副業ではなく脱サラしてのこと。
私も脱サラ組ですが、企業勤めを辞めたのが25歳の頃。私の場合、大卒で企業に就職したもののサラリーマン生活が合わず体調も崩したのでさっさと違う道に進んだ、というもの。
彼女は私よりずっと長い時間を企業で過ごしました。相当な勇気がいると想像できます。同じ脱サラでもプレッシャーが違うと思いました。気になっていました。

 

私は6年前にあじさい鍼灸マッサージ治療院を始めてから継続的にFacebookで活動報告をしてきました。高校生当時にSNSなどあるわけがなく、社会人になってから実名登録が基本のFacebook上でお互いの存在を見つけました。開業してからの情報発信に彼女は色々とコメントをしてくれました。

 

反対に昨年Facebookを通して彼女がキッチンカーを始めたということ知りコメントをを入れたところ、あじさい鍼灸マッサージ治療院まで鍼治療を受けに来てくれました。20年ぶりくらいに院で再会したときは懐かしい気持ちで高校時代の思い出、高校卒業後のことなどを話しました。
それと同時に互いに開業して事業主になったことで仕事の相談。年月が過ぎて環境が変わったことを感じました。

 

今週、Twitterのツイートから代々木に出店すると知り、これは近いと行ってみることにしました。

代々木は東京医療専門学校代々木校舎がある場所柔道整復師科鍼灸マッサージ教員養成科の合計5年間通った駅です。また調べてみると千駄ヶ谷駅寄りの場所。私と彼女の母校國學院高校は神宮球場の前にあり、JR千駄ヶ谷駅からも行けます。
偶然にも学生時代に縁のある場所というのも背中を押しました。

 

猛暑の中、電動自転車でオフィスビルの前に11時30分ごろ到着。グリーンカレーを食べました。

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院 ハチリコタイキッチンメニュー
グリーンカレーを食べました
あじさい鍼灸マッサージ治療院 ハチリコタイキッチン飾り
タイの飾りがありました

 

 

 

カレーを食べながら近況報告。キッチンカーの中で汗だくで仕事をしている彼女の姿と渋谷の高校生だった記憶が一致しない感じ。これが新宿の駅前でスーツを着たサラリーマン姿で見かけたとしたら違和感が無いのかもしれません。

昨年再会し時とは新型コロナウィルスという大きな環境変化があり、また雰囲気が違いました。お互い結婚し年齢も重ねて、これからどのように生きていくのか、生き残っていくのか、みたいな話が多かったです。

 

それと、自営業となり人の善意をダイレクトに感じるねという話になったことが印象的でした。
私は来ていただいた患者さんから直に料金をいただきます。彼女もキッチンカーに買いに来たお客さんから。どこかに勤めていると給料は会社からであり、目の前の顧客からの料金を直接懐に入れるわけではありません。ダイレクトにお金が入るというのは気持ちの持ち方が変わります。感謝の度合いがより大きくなります。月給として保障されているわけではないからこそありがたみが増すといいますか。
また一人で運営するから全て自分で行います。だからこそ人が来てくれることが嬉しいと。すごく共感できます。

 

 

今回の高校同級生とのやり取りはSNSというツールが大きなカギだと改めて思いました

 

私たちが高校生の頃、1990年代の前半にはまだ携帯電話は普及しておらず、高校生だとポケベルを持っているくらいでした。時代を先取りしている高校生はPHSを持ち始めていましたが(携帯電話は使用料が高すぎた)、私はポケベルすら持っていませんでした。
そのため高校を卒業すると継続的に連絡を取り合う関係が無ければ連絡手段を失っていく時代です。実際に私が高校3年間を過ごした山岳部の同級生とは誰とも連絡が取れません。PHSや自宅の電話番号は買い替えや引っ越しで変わっていきます。


キッチンカーを始めた彼女とも卒業後も継続的に連絡を取り合うような仲ではなかったので社会人になる頃には記憶から消えつつありました。

 

その名前を見つけたのはFacebookでした。実名登録が基本であるため、高校時代の関係者が多数見つかってお互いの近況が分かるようになりました。Facebookが普及しなければ再会することは無かったでしょう。何より私が高校を卒業してから大学の勉強(進学先は東京理科大学応用物理学科)とは全く異なる家業でもなり鍼灸マッサージ師をしているなど夢にも思わなかったのでは。Facebookで互いに結婚してこういう状況なのかと知ったわけです。

彼女が脱サラをしてキッチンカーを始めたという情報もFacebookで知りました。そこには多数のお祝い、激励コメントが入っており、しばらく疎遠だった人々も反応していることが見て取れました。それが昨年のあじさい鍼灸マッサージ治療院への来院に繋がりました。

 

今週のTwitterでのキッチンカーの出店告知。それを目にして代々木ならば近いから合間に行けそうだとなりました。Twitterがなければいつどこにいるのだろう?と頭の片隅にありながらも、まあいいやと行動しなかったはず。

 

そして現地に行ってキッチンカーの様子を撮影しておき、そのことをツイートしました。すると間違いないなく彼女のこともキッチンカーのことも知らないはずの方々がいいね!ボタンを押してくれました。この投稿を書いている時点で1,360名がそのツイート見たというデータが


あじさい鍼灸マッサージ治療院 Twitterの投稿
Twitterに投稿
あじさい鍼灸マッサージ治療院 ツイートデータ
インプレッション数が1360

 


4名の方がリツーイトをしてくれましたが、誰も彼女のことを知らないはずです。私も実際に会ったことがあるのは1名だけ。それでもツイートの内容やキッチンカーの様子が良かったと感じたのか拡散してくれたわけです。


加えてコメントをいれてくれる鍼灸師の方がいて、彼女とやり取りが見られました。なおコメントをしてくれた鍼灸師さんと私は会ったことがありません。そのやり取りを見て小さいながらも彼女のお客さんになってくれるチャンスができたと感じました。

 

SNSの登場によって、人の善意が簡単に伝わり、可視化され、拡散する、という環境になったと思っています。反対に悪意、誹謗中傷、といった負の方向にも歯止めがきかずに広まるとも言えますが。
良い面をみれば個人が挑戦するには有利な時代になったと思いますし、何より親切や思いやりが素直にできようになったのではないでしょうか

 

私にとって新規の患者さんが来院してくれるというのは本当に嬉しいですし感激することです。きっと来る方は感じないかもしれません。
今回キッチンカーのあるところまで自転車で行ってカレーを食べただけですが、彼女にとっては、炎天下の中わざわざ来てくれて写真も載せてくれて、と感激したことだったようです。私の印象はそこまでの手間もお金もかかっていないし、院に来てくれたのだから当然のお返しだよ、という気持ちですが向こうは違います。それは立場が逆だったので私も納得できます。


こういうことをするきっかけをSNSが生み、外に知られて、周囲の人にほんの少し興味が持たれて、次に繋がるチャンスになるかもしれない。そう痛感しました。

 

良かったらタイ料理のキッチンカー「ハチリコタイキッチン」のタイ料理を食べてみてください。

 

甲野 功

 

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