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~2020年チャリティーマッサージの寄付金を渡してきました~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 2020チャリティーマッサージ寄付を渡す様子
お寺の本堂で渡しました。

 

 

昨日、新宿区内のお寺に今年のチャリティーマッサージで集まった寄付金45,000円を、新宿こども食堂運営スタッフさんに手渡してきました。

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院 2020チャリティーマッサージ領収書
個人情報があったので加工しております。

 

 

今年で6回目のチャリティーマッサージ。2年前から新宿こども食堂に寄付していますが、今年はお寺で渡すことになりました。もちろん新型コロナウィルスの影響によるものです。今年から世界中に広まった新型コロナウィルス。日本では緊急事態宣言が発令されて世間の状況が大きく変化しました。それはこども食堂も同様です。こども食堂は数年前から始まった支援活動の一種。満足に食事をとることが難しい子どもやその家庭に無料あるいは数百円というとても安価な金額で食事を提供する取り組みです。日本では餓死するという状況は極めてまれであるでしょうが、貧困により栄養の偏りがある食事をしなければならない子ども家庭環境でお金に不自由していなくとも適正な時間にバランスの良い食事がとることができない子ども、病気などで子どもの食事まで十分に手が回らない家庭、などがあります。相対的貧困栄養飢餓といった言葉があります。発展途上国のような食べ物が圧倒的に足りないという状況はほぼありませんが、別の問題が我が国にはあります。

そしてこの新型コロナウィルス。緊急事態宣言により公立小中学校が休校になりました。当然給食もありません。平時でも夏休みでしばらく給食が無いと痩せてしまう児童がいるといいます。給食はとても安い価格で栄養バランスがとれた内容になるよう学校も行政も努力しております。給食が無くなることは場合によってはとても厳しいことになります。
こども食堂の役割は昨年よりも大きくなったと言えるでしょう。しかし不特定多数の家庭が集まって食事をする食堂形態は開催が難しくなっていきます新宿こども食堂は地域センターを借りて活動をしてきました。調理室と食事スペースを借りて開いてきました。感染拡大防止のため地域センターの利用ができなくなります。新宿区内の他のこども食堂では飲食店を間借りしたり、個人の敷地を使ったりしている例もあるようですが、新宿こども食堂は弁当配布という形にすることになります。
それ以前に新型コロナウィルスにより他のこども食堂では活動自体が休止になったところもあるそうで、今まで来なかった家庭も新宿こども食堂に来るという話も耳にしました。昨日、実行ボランティアさんに少し話を聞いたところ、新宿こども食堂は活動している方だとおっしゃられていました。

 

この状況ですから貸してくれる施設も限られており、ご好意で新宿区内のお寺を使ってお弁当配布をしています。そのため寄付金の手渡しは本堂で行いました。これまでは調理スペースで行っていたので背景が非常に珍しいものになりました。手作りのお弁当以外にも各企業・個人からの支援で食料・食材も同時に配布しておりました。その光景を見るとこれまでの新宿こども食堂とは違う雰囲気でありました。こども食堂の役割として「コミュニケーションの場」というものがあります。孤食という言葉がありますが、子どもが独りで食事をとることはあまり良いことではありません。大人だって寂しいものです。両親が共働きで忙しい、あるいはシングルで育てているため食事を子どもだけでとらなければならない。そういったときに一緒に食事をする機会を与えるのもこども食堂の役割です

私は個人的にこの役割を重要視しています。東京都新宿区で生まれ育ったため子供の孤独が危険であることを実感しています。その気になれば廃棄されたコンビニ弁当を拾うなりデパートの食料品売り場の試食をまわるなりすれば飢えはしのげます。駄菓子屋に行って数十円でお腹を膨らませることもできます。それ以上に孤立してしまうことの方が新宿区では問題だと思っています。地域貢献が希薄な都会で日本一の歓楽街も近くにあります。一緒に食事をとる機会を与えることはとても重要だと考えています。

 

昨日話をしたボランティアスタッフさんも交流ができないことが心苦しいと話していました。こども食堂のときだけ一緒になる子ども同士の交流がそれまでありました。今は各家庭で訪れて少し話をして帰っていきます。密になることも避けなければならない状況ですから仕方ありません。子ども同士の交流がもう少し取れればいいのだけどと私も見ていて感じました。

そして情報交換というのも大切だと考えています。数年前に貧困家庭なのにスマートフォンを持っていて何を考えているの、という批判をする有識者をテレビ番組で見ました。スマートフォンを持つ前に用意するものがあるだろうと言いたいわけです。現状は逆で、スマートフォンが無ければ情報を得ることができないのでそれはライフラインなのです。自宅に固定電話をひかなくともパソコンを買えなくともスマートフォンがあれば情報を得ることも受けることもできます。行政サービスやボランティア情報。仕事のやり取り。こども食堂があるという情報だってほぼネット経由で知るわけです。情報を得るための必須アイテムとなったスマートフォンは食事を切りつめても保持しておかないといけないツールになっています。

 

情報を得ることがとても大事なことです。こども食堂に訪れることで生の情報をスタッフから得ることがあります。昨日も地域住民ならでは口コミ、評判を聞いて、参考になったと来場者が感謝するという光景がありました。情報化社会であるから井戸端会議も大切。面と向かって話すことで得られることは大きいのです。誰もがこれまで経験のしたことがない環境となった今年。新宿こども食堂は仮の形で活動を継続しています。ささやかながら今年も支援しました。生まれ育った、現在も住んでいる、そして仕事をしている東京都新宿区を支える団体にちょっとした手助けになればと。来年は食堂形態が復活できていることを願っています。

 

甲野 功

 

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