開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
ずっと前からあってたまに食べに行きたくなるお店ってありませんか?。よく行くということはないのですが、数年に一回くらいふと立ち寄るようなお店。私はそのような飲食店がいくつかあり、その一つが伊太八です。
伊太八とは神楽坂にあるラーメンと小料理居酒屋を合わせたようなお店。大久保通りに面した路面店で神楽坂下と神楽坂上を分ける交差点そばにあります。
お店のホームページが見当たらないので食べログのページを出しておきます。
カウンター席しかない小さなお店で、店内中にメニューが貼られています。壁の高い位置にテレビが設置されており、いつもテレビ番組が流れています。夜は居酒屋のような感じになり酒のつまみになる小料理が充実しています。平成を通り越して昭和の匂いを感じる典型的なお店といういでたちです。令和の今ではなかなか珍しいスタイルだと思います。
伊太八を知ったのは私が大学2年生か3年生のときだったと記憶しています。東京理科大学に在学中、部活の先輩にラーメンを食いに行こうと言われて伊太八まで歩いてきました。校舎から伊太八までは10分くらい歩くのです。大学は飯田橋駅前にありますから他にもお店は山の様にあります。紹介した先輩が好きだったのだと思いますが、わざわざ歩いてきたのでした。
大学の部活(舞踏研究部)は2部(夜間)学生と一緒に行っていました。そのため練習が2部の授業が終わった後、夜9時以降というのはざらでした。夜10時30分まで練習してそこから帰宅というのが日常。何だかんだしていると11時近くになりもう深夜です。
その時間でも閉店を気にせず入れるお店は居酒屋か24時間営業のファミリーレストランしかありません。ちょっと料理を楽しむには(お酒を飲むことをメインにしない)飲食店だらけの飯田橋・神楽坂界隈でも選択肢が限られています。
その中で伊太八を誰かが開拓したのでしょう。その経緯は知りませんが練習後に食べに入るお店の一つでした。その中で伊太八を誰かが開拓したのでしょう。その経緯は知りませんが練習後に食べに入るお店の一つでした。
大学時代頻繁に通ったかと言われるとそれは「いいえ」で、ほとんど行くことはありませんでした。校舎からちょっと距離がありましたし、えぞ松という同じくカウンター席のみの強烈な中華料理屋店(麻婆丼の量と回鍋肉定食が出てくるスピードが速い。すでに閉店)がそばにあったからです。記憶が定かではありませんが大学生のうちに伊太八に行ったのは連れて行った1回のみのような気がします。
そう、伊太八は私が大学生の頃からその場所にあったのです。
もう20年以上前。もちろん平成時代でしかも1990年代。20世紀。その頃からあるのです。この変化の激しい時代に無くならず残っているだけでも凄いことです。
経営の浮き沈みはもちろんありますが、この近辺の大久保通りは道路拡張計画の対象になっていて立ち退きにより路面店が無くなることがあります。そのように消えていったお店がたくさんあります。伊太八は拡張する方と反対側にあるせいかその影響をこれまで受けきませんでした。
今年に入って新型コロナウィルスが流行。特に飲食店は大打撃を受けているのですが伊太八は生き残っています。東京理科大学からある程度距離があるので大学生目当ての商売にはなっていないことも影響しているかもしれません。
正直なところそれほど愛着は無かったのですが、通りかかると看板があるので本当にたまにふらっと入るお店になっています。今年に入り馴染みのお店が段々と閉店していく姿が目立ってきています。ああ伊太八は変わらずあるなと思い、前よりも行く頻度が高くなりました。
伊太八ラーメンが看板メニューです。屋号がついているので当然でしょうが。辛味噌スープです。色の割にはそこまで辛くありません。私がよく食べるのは伊太八ワンタン麺です。ワンタンが結構好きなのです。よくも悪くも大学生の頃に食べた味と変わりません。安定の味です。
時間帯によってはまだ日の出ている頃からお酒メインで入っているお客さんがいます。ラーメンよりもつまみとお酒。私はお酒を飲まないので居酒屋の風景は珍しいです。特に子どもが生まれて夜の居酒屋などほとんど足を運ばなくなりましたし。伊太八に入るとそういうものが見られます。
今どき珍しいホームページもしっかりとない(検索に引っかからないだけ?)ラーメン屋。少なくとも二十数年続いているわけです。新型コロナウィルスに負けずに残っていってもらいたいです。
甲野 功
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