開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
昨日の祝日は久しぶりに家族4名で江ノ島に行ってきました。本当に偶然なのですが1年前の11月3日にも長女と二人で新江ノ島水族館に行っていました。上の子も下の子も新江ノ島水族館に行きたいという希望で。
今年は新型コロナウィルスの影響でゴールデンウイークも夏休みも無いようなものでした。秋になり、なるべく子ども達を日常と違う場合に連れて行きたいと思っていましたし、私自身も行きたいなと願っていました。それと同時に日本各地の状況を観察しておきたいという考えもありました。経験したことがない状況ですので新型コロナウィルスによってどうなっているのか知りたい、知っておきたいという気持ちです。
10月は2週連続で子ども達を連れて箱根に行ってきました。1週間違うだけで箱根というメジャー観光地の雰囲気が変わったことを感じました。箱根よりも一層東京に近いメジャー観光地である江の島はどうなっているのか。そういう興味がありました。
本来ならば東京オリンピックのヨット競技の会場となり、多くのドラマがあり大きな盛り上がりがあったことでしょう。開催による問題も起きたかもしれませんが。
江の島という土地は鍼灸師である私には特別な場所。江戸時代を生きた杉山和一ゆかりの土地です。杉山和一についてはまた別の機会に深く触れますが、盲目でありながら時の将軍徳川家綱に鍼をして検校の地位まで上り詰めた人物。管鍼法という現代の日本人鍼師が誰もが用いる技法を編み出したとされています。その杉山和一のお墓が江の島にあります。観光地としても大好きですし、職業柄行く機会がある場所が江の島です
。
長女はまた新江ノ島水族館に行きたいと話していました。長女と私は過去2回行ったことがありますが、次女と妻は行ったことがありません。妻は江ノ島に行ってみたい紅茶専門店があるということと友人家族が現地で合流するかもということで楽しみにしてくれました。私は3回目になる新江ノ島水族館よりも海と江の島という土地にまた行けることが嬉しかったです。
ロマンスカーで新宿から1時間あまり。箱根湯本駅よりも近い小田急線片瀬江ノ島駅に到着。リニューアル工事が終わった片瀬江ノ島駅に初めて降り立ちました。昨年は工事中でかなりの部分を壁で覆われていたので今回は随分とすっきりした印象です。なんとホームに新江ノ島水族館名物のクラゲの水槽展示がありました。もう着いて早々写真を撮りだします。
改札の外観も竜宮城のようないでたちでいい意味で観光地前回という感じです。東京オリンピックで外国人観光客を意識したのでしょうか。
片瀬江ノ島駅からすぐにある「紅茶専門店ディンブラ」へ。私はバナナミルクティー、妻は紅茶とスコーン、子ども達はワッフルを頼みました。地域の美味しいものを食べるのは観光の楽しみ。子ども達だけと行動すると絶対に入らない場所です。10月の箱根旅行では土地の名産品は大涌谷の黒たまご以外食べませんでした。ふだん紅茶を飲まない私は知らないことを知ること、そして本物を知る機会になります。江ノ島にこういうお店があることを認識するだけでもよい経験です。
そこから海沿いの新江ノ島水族館へ。
知らなかったのですが新型コロナウィルスのために3ヵ月間閉館していたそう。3ヵ月も収入が途絶えてしまっては多くの施設は閉鎖に追い込まれてしまうことでしょう。存続していることが当たり前ではない。そう思いました。
入場ゲートは検温チェックがあるので昨年よりも入るのに時間がかかりました。それだけお客さんがいることに安心する自分もいます。水族館は生き物を展示しているわけですから飼育できなければ死んでしまいます。
今回も一眼レフカメラで撮影する長女。
初めて見るきちんとした水族館に驚く次女。たくさんの家族連れの中水族館を巡っていきます。
館内で妻の友人家族と合流します。次女と同世代の子どもがいるので子ども達同士で仲良くやっていました。ご家族は地元なので新江ノ島水族館は年間パスポートを持ち何回も来ています。常連さんの情報でショーや体験コーナーを効率よくまわることができました。このルートを通るといいと目立たない場所にあるエレベーターを教えてくれたり。
過去2回、並ぶのが面倒できちんと見なかったイルカショー。今回は席を取ってきちんとみました。そこでショーのスタッフが3ヵ月間ショーができなかったこと、この回はショーが再開してから何日目・何回目だとアナウンスしており、そのような細かい数字にこだわるのはそれだけ閉館時期が苦しかったのだと分かりました。もう密を避けていないよね、と思う満員の客席をみて私も感慨深くなりました。いつ再開できるか分からない中、毎日イルカと練習を続けていたという話を知って。
新江ノ島水族館の前は素晴らしい海岸のロケーションです。妻の友人家族がテントとシートを持ってきてくれたのでテントに入りながらお菓子を食べて海を眺めることができました。娘たちは子ども同士で海岸で遊んでいます。本当に久しぶりに海を眺めて日が落ちていく様を見ました。子どもが生まれてからはまずできなかった時間です。
今年の3~5月頃を思い返せば夢のようです。
続いて日没後の江の島に向かいます。
今回で何回目の江の島訪問か分からないくらいたくさん来ていますが、夜の江の島は初めてなのです。景色はとても幻想的でした。海は遮蔽物がありません。住んでいる新宿区と視界の広さが違います。海には灯りがありませんからこれだけの暗闇を見るのも懐かしいこと。山奥に泊まる以外には夜でも暗闇が視界を埋め尽くすという経験はなかなかできないものです。
江の島に渡り友人家族がよくいくという海鮮料理のお店とびっちょで夕食を。存在は前から知っていましたが一度も入ったことがない、いつか入ってみたいとお店でした。江の島の入り口近く、目抜き通りにあるので目立っています。いつも人が並んでいますし、価格も安くありません。もしかしたら20年くらい入りたいなと思っていたかもしれません。やっと食べることができて内心感動しました。海が目の前ですから魚が不味いことはないでしょう。名物の釜揚げしらすを堪能しました。
日帰り旅行でしたが一日とても楽しかったです。子どもは子どもなりに。大人は大人なりに楽しめました。想像以上に江ノ島には観光客がいて安心しました。いつもいた外国人観光客はいませんが活気がありました。海外旅行がほぼできない状況ですから国内旅行で観光業を活性させないといけません。アフターコロナの時代に訪れた江ノ島は前と感じ方が変わりました。
甲野 功
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