開院時間
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先日、新しいあじさい鍼灸マッサージ治療院のリーフレットと仕事用名刺、そして院のショップカードが納品されました。
今年6月にも新しいチラシを作りましたが、今回は加えてメインのリーフレットに名刺とショップカードもリニューアルすることにしました。
お願いしたのは前回と同様N-PAGEさんです。
こちらの会社は鍼灸師の野村森太郎先生がディレクターを務めており、かつ大塚で鍼灸院を開業しています。
今年の春に小さなお子さん連れのママさん向け、競技ダンス選手向け、社交ダンス愛好家向けのチラシをお願いしました。
今回はそれに加えて別の紙販促物もN-PAGEさんでリニューアルしてもらうことにしたのです。
これまでのメインとなるあじさい鍼灸マッサージ治療院全体のリーフレットと名刺は、自身でプリンターで印刷し作成していました。
全体のリーフレットは私があじさい鍼灸マッサージ治療院を開業する前、出張専門で始めるときに妻が作ってくれたものをベースに細かくデザインや内容を変えながら使ってきました。9年間の付き合いです。デザインをとても気に入っているのですが、紙質に不満が出るようになりました。市販の印刷紙ですが、何種類も試した結果選んだ用紙を使って院のプリンターで印刷しています。そうすると最初はいいのですが時間が経つと湿気を吸って紙がへたってしまいます。他のリーフレット、チラシをプロに制作を頼んだ結果、紙質の差が比較されてハッキリと浮き彫りになることに。メインのリーフレットが薄っぺらくて貧相に見えてしまってこれは良くないと思い始めます。
またパソコンやプリンターを替えると微妙なレイアウトや色味の変化が出てきます。勝手に改行されていたり文字が飛んでいたり。色合いが以前よりも濃くなることも。細かい点ですが修正が面倒であります。
自分で全て行うのはとっさの変更に対応できることと余計な在庫を持たなくてよいという利点があるからです。ちょっと変えたいな。新しいコースを増やしたいな。料金を変更したい。そういったときに自分で訂正することが容易です。業者にお願いしているといちいち変更する手間と料金がかかってしまいます。そして大量に刷って余らせてしまっても勿体ないです。必要な時に必要な分を用意するには自分で印刷していた方が効率的です。
自ら作成することはメリットもありますがデメリットもあります。私が一番感じたのは紙質の悪さ。時間が経つとちょっと使えないという事態になります。また急に捌けると足りなくなるのでプリンターで印刷しないといけません。これが結構な手間。綺麗なモードで印刷するので思ったよりも時間がかかります。プリンターインクも消耗しますし、途中でインクが無くなったら調達しないといけません。家庭用プリンターですから何十枚かに一枚は印刷ミスが出てきてしまいます。印刷トラブルはなかなかのストレスになります。
メインのリーフレットは叩き台を妻に作ってもらいずっと付き合っていたのでプロにお願いするのは控えていたのですが、6月に届いた新しいリーフレット、チラシと比較すると見劣りする感じが拭えずリニューアルをお願いすることを決意しました。
名刺もそうです。プライベート、仕事用と自作で名刺を作ってきました。好きなデザインで入れたい情報を自由に入れて名刺を作ってきました。やはり紙質の問題で時間が経つと印刷がかすれる、汚れが目立つという問題があります。
新型コロナウィルスのこともあり名刺交換は古いという意見もあるかもしれませんが、一般企業就職経験もある私には、情報がまとまったものが現物であるというのは、まだまだ大事なことだと感じています。
今年は激減しましたが業界内の会合において名刺の役割は大きく、名刺交換ということで会話のきっかけになりますし話題のネタを名刺から探ることもできます。何より名刺を貰った方がその後の印象に残るので便利です。名刺を見直してSNSで検索し友達申請をすることが多いです。大規模な会合だと記憶だけでは無理があります。
名刺そのものが販促物でもあるわけです。営業関連の本には名刺を豪華にした方が良いと書いてあります。鍼灸マッサージ専門学校の同期が開業したときに名刺の紙にはこだわっているという話をしていました。ネット上のコミュニケーションがメインとなっているからこそ名刺の価値は以前よりもあるのかもしれません。しっかりとした耐久性のある名刺にした方がいいなと何年も考えていました。コンプレックスのようなものを感じていたのです。
名刺サイズのショップカードも同様です。A4三つ折りのリーフレットは情報量をたくさん入れられて存在感があって良いのですがかさ張ります。情報量に関していえばホームページを見てくれた方が遥かに多くのものは出ています。
コンパクトでもらいやすいものとしてショップカードを作っていました。チラシよりも情報量が少ないのですが来た患者さんが周りに配りやすい(持ち運びやすい)ということを考慮しました。これもターゲット別に数種類自作したことがあります。
ショップカードは名刺と同様紙の耐久性に問題があり、時間の経過とともに汚れて貧相にみえてきます。しっかりとした紙と印刷を求めるようになっていました。
コロナ禍真っ最中と言えた今年の5~6月に新しいリーフレット、チラシ作成を野村森太郎先生およびN-PAGEさんにお願いしました。その後、紙質の差を無くすことと紙の販促物におけるテイストを統一する目的で再度お願いすることにしました。
前回お願いしている安心感もありますが、同じ業界で業界特有の法律や暗黙のルール、トレンドなど専門性が高いことが重要です。一般の業者にお願いするとオシャレだけれどそれはダメな表現です、ということがやはり出てくるものです。またこちらの細かいニュアンス(鍼灸マッサージ師としての)を汲み取ってくれるのも大事です。
前回と異なり基本のデザイン・構成は踏襲することで話が進みました。打合せや意見交換を頻繁に行うことがありませんでした。出来上がりも他のリーフレット、特に小さなお子さん連れママさん向けのものに寄った感じに。
開業以来デザインは原則として全て自ら行ってきました。その経験があるから話が簡単に済むと考えています。
全くリーフレットや名刺を作ったことがなければ何を聞いてどう指示を出していいのか分からなかったことでしょう。そしてプロのデザイン、レイアウト、印刷などの価値も。一通り全ての工程をやってみたからこそ納得して任せられるのだと思います。この9年間で実践しながらデザインをしてきて自分のスタイルがある程度確立しました。それと同時に限界も。プロにお願いするところはお願いしてできるところ、やりたいところは今後も自分でやっていこうと思います。そう考えることができるのもN-PAGEさんにお願いして比較対象があるからこそ。
今年は新型コロナウィルスという大きな環境変化に見舞われました。おそらく元の生活に戻ることはしばらく無いでしょうし戻ることはないかもしれません。新たなツールを手に入れてこれまでと違った行動をしていかないとなりません。2020年に大幅に紙販促物をリニューアルしたのは必然だったのかもしれません。
甲野 功
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