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神社を巡るのが好きなのですが、変わった鳥居があると気になって訪れるようにしています。今回紹介するのは東京都浅草という都内屈指の観光地。浅草駅から隅田川沿いにある隅田公園にあります。隅田川とスカイツリーを望む立地。名前は牛嶋神社と言います。
実は別の要件で浅草周辺を歩いてきたときに偶然見つけて境内に入っていきました。普段は情報を得てから事前に調べてから行くのですがこの牛嶋神社は完全に不意打ちで巡り合った神社です。私にしてはとても稀有なパターンなのです。
ホームページによれば御祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)、天之穂日命(あめのほひのみこと)、貞辰親王命(さだときしんのうのみこと)ということで特に須佐之男命が有名ですね。貞観二年(860年)により創建されました。
別名を「うしのごぜん社(牛の御前)」。こちらのホームページに詳しく解説が載っています。
かつての地名が牛嶋といったようです。 須佐之男命は牛頭天王と同一視する考えもあり牛とのつながりがあります。境内には牛の像があります。他にも獅子山があり獅子もいます。
私が最も驚き、気になった点。それは三ツ鳥居があったことなのです。三ツ鳥居とは本来の鳥居の左右横に小さな鳥居が合体しているものです。全国に幾つか点在しているのですが、数は神社の総数に比べれば非常に少ないのです。有名なところでは埼玉県の三峯神社や奈良県の大神神社にあります。
このような変形の鳥居があることは知っていましたが実物を目の当たりにするのは初めての経験で非常に驚きました。埼玉県の山奥か奈良県に行かないと見られないと思っていたので。一体なぜこのような形になっているのかは謎です。三本柱の三柱鳥居というものがありますがこれは立体構造といえるわけで、三ツ鳥居は平面に広げた形です。しかも牛嶋神社には普通の形の鳥居(細かくは色々と形式の分類があります)もあるのです。本殿前にだけ三ツ鳥居があるのです。調べてみると最近台風で壊れて昨年再建されたばかりだとか。構造上正面の風に弱くなることは想像できます。そのようなデメリットがありながらこの形にするのは何故なのでしょう。三ツ鳥居がある神社の法則性は分かりませんしその意図も不明です。ただごまんとある鳥居の中でごくわずかにこの形にしているということは確かです。興味がつきません。
浅草観光に行った際には繁華街から少し足を延ばして見に行ってみてください。
甲野 功
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