開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
鎌倉には数多くのお寺があります。私が鎌倉で一番好きなお寺は長谷寺になります。巨大な十一面観音立像は拝観するたびに圧倒されます。人生の節目に訪れる大切な場所です。その長谷寺にそばにある光則寺を紹介しましょう。
長谷寺のある江ノ電長谷駅。長谷寺を通り過ぎると大仏で有名な高徳院があります。高徳院の大仏が有名なのであまり光則寺の方には人がいかないようで人通りが少ないです。私もかなり前に一度行ったきりでそのときはここにもお寺があるなと思っただけで認識していませんでした。
ホームページによると光則寺は、1274年創建の日蓮宗の寺院だそう。1200年代の創建ですから結構古い時代からあります。
日蓮上人が佐渡へ流されたのは有名ですね。そのときに日蓮の高弟捕らえられて監禁されました。そこが北条時頼の重臣である宿屋左衛門尉光則の邸内の土牢。光則寺の光則は名前だったのですね。しかし光則は次第に日蓮宗に心を寄せる様になり、日蓮上人放免後は邸を寺として文永十一年(1274)に創建されたとのこと。鎌倉時代のエピソードが令和の現代にも残っているのです。なお現在の本堂は江戸時代、慶安三年(1650)に建てられたものだそう。
鎌倉有数の花寺と知られているそうです。鎌倉のお寺の多くは通称があるものが多く、竹寺、萩寺、縁切寺など。その中で花寺と言われるものがあります。光則寺もその花寺の一つ。私が境内に入った季節はそこまで多くの花が咲いてわけではありませんが、建物よりも花や草木、自然環境が目立っていました。
こちらのページには地図が掲載されていますが、大きな本殿や趣向を凝らした仏像があるわけではありません。
境内もさほど広くなく自然豊かな場所という印象です。長谷寺には境内の広さ、建物の多さ、洞窟や散歩道など分かりやすい見所が多いです。高徳院は大仏というとても目立つものがあります。光則寺はそのようなアイコンになるようなものがありませんが静かにそこにあるという雰囲気。よく見ると歴史的に価値のあるものがあるようでしたが、当時の私は何も知らず見過ごしていました。
裏にまわると高台になっており上からの景色を眺めることができます。山が多い鎌倉らしい高低差をみることができるお寺です。
季節によって藤や紫陽花も見られるようです。紫陽花の時期にもう一度訪れてみたいお寺です。
甲野 功
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