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今日手元に
関西医療学園専門学校学友会誌 『迎隨』 第75号
が届きました。
タイトルの『迎隨』という言葉は東洋医学で用いられる言葉で鍼灸師でないとまず知らないかと思います。このタイトルからわかるように関西医療学園専門学校は鍼灸科、鍼灸マッサージ科などを有する大阪にある専門学校です。その学友会が発行する冊子に私のことが載りました。しかも巻頭・特別企画という位置で7ページも。
【特別企画】 Go To レポート そうだ、あの方に会いに行こう。
あじさい鍼灸マッサージ治療院 院長 甲野 功 先生
これまで何の縁もゆかりもなかった専門学校の関連誌に載ったことに大変驚き感激しています。
実はつい最近まで学校名も知りませんでした。正しくは聞いたことがあったし調べたことがありましたが、きちんと認識しておりませんでした。もちろん卒業した学校ではありませんし、関西という距離もあり出身校の生徒とも会ったことがありません。仕事での関りもありません。本当に関りが無かった学校でした。
昨年11月に関西から学生さんが来て話をする機会がありました。
ことの発端は、私が過去にある大学附属病院麻酔科で鍼灸師として働いた経験があることを知った関西医療学園専門学校の学生さんが、そのときの話を知りたいということをSNSに投稿したことでした。その後メッセージのやり取りを重ね、インタビューも同時に行いたいという希望も出てきました。そして学生さんが聞きたい内容、見てみたいことなどを整理しました。
最初はまさか大阪の生徒とは知らなかったので気軽に「来てくだされば話しますよ」と返してしまいました。ですから本当に関西から東京までやって来ることに驚きました。しかも新型コロナウィルス感染者がまた増加しつつあった時期です。私は気を引き締めて準備をした結果、6時間にもなるセミナーになってしまいました。
このときに参加した学生さんの中に学友会誌『迎隨』の編集委員さんがいらっしゃいました。素晴らしい経歴と人格でとてもバイタリティーのある方でした。セミナー後にインタビュー記事をまとめるやり取りを経て、この『迎隨』第75号に載ったということでした。
私は学校関連の冊子に載るという話は知っていたのですが、このようなしっかりとしたものだとは想像していませんでした。過去に母校である東京医療専門学校の学友紙に載ったことがあり、それは年4回発行する新聞でした。そこに半面インタビュー記事が出ました。勝手にそれくらいのものだと考えておりました。
送られてきた『迎隨』は100ページを超える製本されたもの。学術的な教員投稿、学生の臨床報告にあたる臨床レポートがあり学術誌としての価値があります。他に卒業生の寄せ書きや写真といった卒業アルバムの要素を持ち、関西医療学園専門学校の情報などが掲載されていました。重要な冊子だと思うのですが、そのような発行物の巻頭記事に東京の一開業鍼灸マッサージ師が出てしまった驚き。繰り返しますが過去に仕事の関係があったとか個人的な交流があったというわけではないのです。私は専門学校の教員をしているわけでも学術大会で発表したわけでもありません。
教員免許を持っているからこそ伝統校の冊子に載ることの凄さを感じてしまいます。本当かよ、というか。
昨年の関西医療学園専門学校学生さんに向けたセミナーも、本当かよ、と気持ちで準備を始めて普段の3倍くらいある情報量の資料を作成しました。2020年におけるあじさい鍼灸マッサージ治療院の出来事で一番のイベントでした。年が明けて追い打ちを掛けるような衝撃と恐縮する気持ちがあります。畏れ多いと言いますか。
編集した学生さんによると現役の学生(学友会)から企画提案を出したそうで珍しいことだそうです。それを知って益々驚きます。始まりはTwitterのリプライ(返信)で「話が聞きたいです」という書き込みだったのですから。細かい経緯は分からないのですがそこから公的なものになったのでしょう、送られてきた冊子には関西医療学園専門学校の専任教員さんからのお手紙まで入っていました。私が専門学校側、教員側のこともある程度わかる立場なので本当に驚きます。卒業生でない自分が載っていいものなのかと。
今年に入って仕事関連で最も驚いた出来事でした。それと同時に何年もかけて経験・体験してきたことを同じく何年もかけて情報発信して、資料もコツコツ用意しておいた成果が形になった出来事だと思います。以前、「継続は力なり」から「継続が信用なり」に変化していく時代だと書いたのですが、まさに継続してきことが信用に繋がったのではないかと感じています。
改めて関西医療学園専門学校学友会並びに関係者の皆様に感謝申し上げます。今後の励みになります。
甲野 功
あじさい鍼灸マッサージ治療院のエピソードついて書いたブログはこちら→詳しくはこちらへ
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