開院時間
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住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
昨年末から治療院でダイソンのコードレス掃除機を導入しました。決して安い買い物では無かったのですが能率が劇的に変わりました。
昨年の自宅を引っ越した際に、掃除機をダイソンのコードレス掃除機に替えました。それまで使っていたダイソンの掃除機が壊れたので買い替えです。そしてコードレス掃除機を使用するとその使い勝手の良さに驚きました。
それまではコードを引き伸ばしてコンセントにさし、本体を引きずりながら掃除機をかけていました。当たり前の動作。本体が何かに引っかかる。高いところに掃除機をかけたいときは本体を片手で持ち上げて片手でノズルを持ち上げる。終わったらボタンを押してコードを巻き取る。途中よく引っかかるので一度コードを少し伸ばしてからまたボタンを押す。
このような動作がコードレス掃除機にしたらほとんどが解消されました。
立て掛けた本体を出してすぐに片手で操作。コンセントの位置を確認することもコードを引き出す必要がありません。軽いので片手だけで操作できます。本体を引きずる、引っかかるということがありません。アタッチメントを変えれば乾燥機の中や棚の上も簡単に掃除機をかけられます。コードが届かなくてコンセントにさし直すこともなく動作を連続して行えます。
今まで感じていた煩わしさがほとんど解消されたのです。
面倒に思っていた掃除機をかける動作が非常に快適になりました。同じ掃除機なのにこれだけ違いがあることに大変驚いのです。どちらもダイソン製。しかし機能性の違いが歴然としています。
結果、何が起きたかというと「掃除機をかける」という動作にストレスがなくなり手軽に行うようになりました。
これは日常生活が変わったと実感するくらいの出来事です。
以前は掃除機を出すのが面倒であるから小さなチリ取りとほうきを使っていました。それはそれで面倒であるのですが、掃除機を持ちだしてコードを伸ばしてコンセントにさしてということをするよりましだったという。
コードレス掃除機にしてからは縦に立て置くことができるので省スペースかつ取り出しやすくなりました。以前の掃除機は押し入れにしまっており、目に付くところにあるのが恥ずかしいという気持ちがありました。掃除機を片付けないで出しっぱなしに見えるのがだらしなく見えて。
それがコードレス掃除機で立て掛けるとインテリアのように見えてきて廊下や部屋の片隅にあっても違和感がありません。しまった場所から持ち出すのも、使い終わったあとにまたしまうのも面倒だったのです。よく使うのだから外に出ていてもいいはずなのに。
これは価値観が逆転した大きな発見でした。
このように日常生活を変えるのは一つの製品であったり、テクノロジーであったり、個人であったりします。「ドラゴン桜」の著者である三田紀房氏はある作品の中でキャラクターにこのように言わせています。「世界を変えるのは今や一般人だ」。これは過去に軍事クーデターや戦争といった武力で政権を変えてきた歴史に対し、現代は名もなき一般人が開発した製品やサービス、テクノロジーが世界情勢を変えていくのだという意味合いでした。ダイソン製コードレス掃除機を使うようになってそのエピソードが頭に浮かびました。
コードレス掃除機は大きな実感がありましたが、これまでに幾多の新製品、新サービスなどが日常を、世界を、変えてきたことを思い出します。私が幼少期の頃はビデオデッキが家に無かったのでテレビ番組はリアルタイムで視聴することが当然(録画できないのでそれ以外ない)でした。再放送があるとも限らないです。テレビ番組にスケジュールを合わせて家族みんなで見ることが日常でした。今は一人一つ端末があるような時代で好きな時間に好きなようにコンテンツを楽しみます。
同じように子どもの頃は駅の改札には切符を確認する駅員が常駐していました。新宿のような大きな駅には改札に複数の駅員がいてひたすら切符に切れ込みを入れて回収する人員が割かれていたのです。自動改札機の導入でその駅員は消えてSuicaをはじめとしたキャッシュレス化で切符自体を買う行動が減ってきています。
フランス革命を起こした人は世界史の教科書に出ています。YouTubeを開発した人を私は知りません。
江戸幕府の成り立ちを歴史で学び知っていますが、Suicaのシステムを構築した開発責任者の名前を私は知りません。
まさに革命(revolution)ではなく革新(innovation)。※ここでの革新は政治的な意味合いよりも経済的な新発展の意味として用いています。
人々の日常を変えるのは一人の偉大な人物ではなく、市井の企業や有名でない個人であるのだと思います。
そのことを自らの仕事に置き換えると、甲野功という個人あるいはあじさい鍼灸マッサージ治療院という場所が地域にあることで誰かの日常を少しでもいいので変化させたいと願うものです。
ここができて助かる。
頼りになる存在。
選択肢が増えた。
日常生活が変わった。
革新とまではいかなくともよい変化を、それも日常といういつものことで、出せたらとコードレス掃除機を使い始めて考えました。
甲野 功
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