～紫陽花の名所　葛岡原神社～

前回に続いて紫陽花の名所を紹介します。

昨年も新型コロナウィルスで混雑を避けてお寺や神社を散策するのがいいのではと紹介してきましたが、いまだに収束の目途が立ちません。東京都民は県外移動の自粛要請が出ているので行くのは難しいかと思いますが、鎌倉にあるそこまで有名ではないけれど（失礼）紫陽花が綺麗な神社を紹介します。

葛岡原神社です。

葛岡原神社ホームページ

源氏山の中にある神社で、駅からのアクセスは良いとは言えません。

北鎌倉駅からハイキングコースで山道を歩いて行くか、鎌倉駅から歩いて急な坂を上って銭洗い弁天を通り過ぎた先にあります。駅から結構歩きますし、それも平地を歩くわけではありません。足腰が強くないと辿り着くまでに少々大変です。その分、外界と遮断されたような雰囲気になっています。

北鎌倉駅から行く場合は浄智寺の横から山道に入っていきます。そこからしばらく山を登っていくことになります。以前は台風被害によって封鎖されていたようですが、今は通れるようになっているようです。葛岡原神社はハイキングコースの中継地点のような場所で森が開けたところにあるという感じです。

鎌倉駅から行く場合は銭洗い弁天を目指して歩き、急な坂を上って銭洗い弁天を通り過ぎた先、源氏山公園に入ってさらに進んだところになります。ハイキングコースよりも舗装された道ですので歩きやすいと言えるでしょう。体力に自信がない方はタクシーを使うのも手でしょう。

また江ノ電長谷駅から高徳院の大仏をみてから歩いて銭洗い弁天を目指すコースもあります。大仏ハイキングコースと言われるルートですね。

鎌倉は紫陽花の名所がいくつもあります。筆頭としては北鎌倉の明月院と江ノ電長谷駅の長谷寺でしょう。これらはお寺で葛岡原神社は神社。花寺とかあじさい寺という異名のお寺は全国にありますが、花を推し出した神社はあまり聞きません。

葛岡原神社は山の自然をうまく活用した紫陽花が見られます。手入れをしっかり行って観賞用にしたというよりも、ありのままの自生した紫陽花を見せている雰囲気です。個人的には高幡不動のハイキングコースに近い印象ですね。葛岡原神社も大仏ハイキングコースと言われるコースの道中にあり高低差があるからです。

明月院や長谷寺は紫陽花の季節には大混雑しますがこちらはそこまで混雑しないでしょうからゆっくりと散策できると思います。二つのお寺のような派手さはありませんが鎌倉という有名観光地にありながら静かな時間が流れている雰囲気です。

歴史的なことにも関係がある神社ですので紫陽花の名所とは別にまた紹介しようと思います。

甲野　功

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