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~京都金地院の東照宮~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 京都金地院の東照宮
京都金地院にある東照宮

 

 

東照宮をご存知でしょうか。東照宮とは徳川家康が死後、東照大権現として祀る神社のこと。日光の東照宮が有名ですが、実は全国にあります。そして三大東照宮という言葉もあるのです。数ある東照宮において、徳川家康本人が命じて創建した東照宮が3か所あります。上記の三大東照宮とは異なるのがややこしいのですが。三大東照宮は日光・上野・久能山の3か所です。徳川家康が命じて作ったのは日光、上野は共通しているのですが、最後は京都にあります。そう京都東照宮というべき場所があるのです。

私は日光東照宮を参拝してから良いことが増えて神社巡りをするようになりました。東照宮は重要な神社です。

本家とも言える日光東照宮はその規模と美しさから圧倒的な存在感を持っています。格式としても歴史的価値としても非常に重要で世界遺産に登録されています。上野の東照宮もそのうち紹介しますが日光ほどではありませんが豪華で立派な門があります。そして3つめの徳川家康本人が命じた東照宮が京都にあります。それも金地院という禅寺に。ここがまた複雑なのですが日光も上野も東照宮として独立した存在なのですが京都のものは金地院の境内にあるのです。金地院は南禅寺のすぐそばにあり、南禅寺派の禅寺です。

 

金地院 Wikipedia

 

金地院もそのうち紹介すると思いますが庭園が有名です。

お寺の境内に鳥居があり神社である東照宮があるというわけです。神仏習合として仏教と神道が同一視された歴史が我が国にはありますが、同じ敷地内に混在するのが面白いところです。南禅寺の三門には徳川家康像が安置されていますが、京都のこの場所は徳川家康が気に入った場所のようです。幕府の公式記録である『徳川実紀』によると、家康は側近らに遺体を久能山に、御法会は江戸の増上寺で行い、霊牌は三州大樹寺に置き、周忌が終わったら日光山へ祀り、また京都の金地院に小堂を造るよう命じたといいます。この金地院にある東照宮には徳川家康の遺髪と念持仏が祀られています。

 

徳川家康がこの地にこだわったのは重要な側近、以心崇伝の存在があります。以心崇伝は臨済宗の僧侶ですか、徳川家康に仕えて江戸幕府の法律の立案・外交・宗教統制を一手に引き受け、江戸時代の礎を作ったとされています。天台宗の大僧正、南光坊天海と並び徳川家康の重臣の一人でした。以心崇伝は金地院に住んでいました。そのため金地院崇伝とも呼ばれます。南禅寺の三門に徳川家康像があるのもの以心崇伝が南禅寺と関りが深いからです。徳川家康は彼を非常に信頼していたようです。

 

金地院の境内に東照宮に進む参道があります。楼門は閉ざされていて通ることができません。金地院の境内から行くようになっています。途中鳥居があり、神社であることを感じさせます。本堂は少々色あせていますが残っています。規模は違いますが上野東照宮に似ていると思いました。

 

徳川家康を祀る東照宮が京都にあるとは意外でした。三河、駿府、江戸、日光の印象が強く京都に縁があるとは思っていませんでした。全国各地にある中で本人が直接命じた3つの東照宮の一つが京都にあるとは。訪れるまで知ることのなかった歴史です。南禅寺を目指していったところに期せず興味深いものを見ることができました。

 

甲野 功

 

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