開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
先週の土曜日に新型コロナウィルスワクチン接種を受けてきました。
私の住む東京都新宿区は他の地域同様に新型コロナウィルスワクチン接種が進んでいます。
高齢者に該当する両親が、なかなかワクチン接種予約ができないとイライラしていたのが5月のこと。朝から電話しても繋がらず、ネットでの応募も「アクセスが集中しています」という表示で先に進めません。1回目の予約は諦め、一週間後の2回目もネット応募を試みるも全くつながりませんでした。しかし10時から地域センターで窓口ができると新宿区のホームページに出ており、両親は会場に行ってみたところ、割とスムーズに予約が取れました。その後無事に両親の1回目ワクチン接種が済みました。
私のところにワクチン接種クーポン券が届いたのが6月18日だったと記憶しています。それならばと早速ネット予約をしようとするも、エラーとなってしまいます。番号を何度も見直して入力するのですがその番号は無効であると。5回くらい試して諦めることにしました。
時を同じく東京都はあん摩マッサージ指圧師、鍼灸師、柔道整復師らの医業類似行為を行う職種に優先的にワクチン接種をすることを決定したことで、東京都鍼灸師会さんを通してワクチン接種の応募ができるようになりました。東京都鍼灸師会さんは非会員でも該当する鍼灸師であれば対応してくれるので、好意に甘えて東京都鍼灸師会を通して応募することにしました。
東京都鍼灸師会さんの予約手続きはスムーズに行き、こちらの情報が送られたことが確認できました。東京都鍼灸師会さんの役員は何名か知り合いがいるのでその方々が対応してくれたのかもしれません。
そのあとに冷静になり新宿区からの情報を読み直すと私の世代は6月24日以降予約受付開始であることが書いてあるではありませんか。新宿区は歌舞伎町のこともあり、40代よりも20~30代を先にワクチン接種を行う方針を区長が出しています。6月23日以前に予約応募しようとしてもエラーになるのは当然でした。
両親のことは冷静に見ていたのに我がことになると見落としているものですね。
6月23日に東京都鍼灸師会事務局から返信があり接種希望日を3日選ぶアンケートが届き、返信します。その後、第一希望の6月26日(土)に第1回目のワクチン接種が決定します。ちょうどこの時期、同業者(鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師)から当院への施術予約が入っていたのですがワクチン接種が決まったため直前のキャンセルが相次いでいました。自分の立場になるとよく分かります。結構直前に決まったので。
きっと東京都鍼灸師会事務局の皆様が各鍼灸師へ連絡を入れているのでしょう。スケジュール調整が大変だったと思われます。
何はともあれワクチン接種日が決まりました。場所は築地の大規模ワクチン接種施設(東京都築地ワクチン接種センター)。これまで築地に行ったことがなかったのでちょっとワクワクしながら当日会場に向かいました。
ワクチン接種をすると
5Gに繋がるとか
磁石が張り付くようになるだとか
副反応で死ぬとか
色々なデマが飛び交っていました。既に海外で大勢の人がワクチン接種をしているのですが。あからさまなデマ以外にも副作用が大変(接種後は気分が悪くなる、熱が出る、仕事ができないなど)という話はよく耳にしました。ただ新型コロナウィルス流行してからネガティブなニュースが受ける(アクセス数が高くなる)傾向が増しているので、わざわざ重篤な反応が出た情報を集めているのだと思っていました。
ワクチンとは弱毒化した抗原(菌やウィルス)を体内に入れて免疫を作らせるものです。体にダメージが全くないことなどありません。また筋肉注射ですから普段私が使う鍼とは違って注射針を刺されればある程度肉体への損傷があるわけです。先に受けた両親は何の問題も無いと話していたので特に問題はないだろうと思っていました。
都営大江戸線で築地市場駅へ。大江戸線は6の字状の半環状線。築地市場駅はちょうど最寄り駅の牛込柳町駅からみて反対側。乗り換えはありませんが30分くらい地下鉄で過ごします。駅に到着すると大きな表示が幾つもあり迷わず会場につくことができました。
これほどの都会にあれだけの空き地が広がる光景は感動を覚えるほどでした。ここに築地市場があったのかと。
会場内は撮影禁止でセキュリティエリアとされていました。反ワクチン派に攻撃される可能性もあるわけですね。
予約は11時枠だったのですが10:45くらいに到着。どんどん並んでいるので気にせず列に並びました。その光景はディズニーランドのよう。蛇行しながら2列に大勢の人が列をなしています。少しずつ前に進んでいきます。曇り空とはいえ蒸し暑い中屋外で40分ほど並んだでしょうか。お茶を持参してよかったです。ちょっと熱中症気味かなと思いました。
幾つもある受付を通過し医師の問診をはさんで本番へ。看護師と思われる人に左腕に注射をされました。ワクチン接種の前に複数の確認があり、安全管理がしっかりしていると感じました。私は注射自体が嫌いでなるべく受けたくない人間です。ワクチン接種への恐怖というより注射そのものが嫌という気持ち。怖いので見ないようにして受けました。
外に出ると観光バスに誘導されます。何台も観光バスが並んでおり、ワクチン接種後はまとめて観光バスに乗り15分間の安静をそこでします。観光バスなので空調もマイクもあるので賢いやり方だと思いました。外国人観光客が激減しているので観光バスも用意しやすかったことでしょう。
少々頭がほてっていますがこれはワクチン接種の副反応なのか熱中症なのか判断がつきません。涼しいバス車内で水分をとりながら15分休みます。そして会場をあとにします。会場に着いてからゆうに1時間は経ったでしょうか。想像以上に時間がかかったなという印象でした。
接種会場を出て、せっかく築地に来たのだからと地域を散策。土曜日のお昼ということでそれなりに人が出ていました。海鮮丼を食べようと思ったのですが混雑と値段に気圧され断念。アメ横に比べると高すぎと思ってしまい。テリー伊藤氏の実家で有名な卵焼きを食べるだけでした。
院に戻って仕事をこなして早めに帰宅。ワクチンの副反応なのか暑い中いたのかは定かではないのですが疲れがあったので少し昼寝をすることにしました。昼寝から覚めると疲れやほてる感じは消えましたが左腕がズキズキ痛いのです。腕が上がらなくなるという情報を知っていましたが、確かにこれは上げづらい。社交ダンスではホールドという構えがあるのですが、ホールドをすることができないなと思いました。次の日は子ども達を連れて箱根に行くので明日には治っているといいなと期待して就寝します。
翌日の日曜日。腕の痛みはより増していて朝起きた時点でズキっとします。左手でポケットにいれたスマートフォンを取り出すのもちょっと痛いくらいでした。ここまで腕が痛いのは誤算。ほとんど気にならないのですが子どもが抱っこと言い出したら厳しいぞと予感しました。結局問題なく箱根旅行が終わります(全く別の角度でトラブルがありましたが)。
腕の痛みがひいたのは月曜日。そして木曜日に完全に違和感が消えたという感じでしょうか。高齢者よりも若い方が副反応は出やすいというのは確かなのかなと。2回目のワクチン接種は少し警戒しようと思います。
なかなか経験できないことをしたので記録として残しておくことにしました。
甲野 功
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