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~2021年の前半を振り返る~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 ガラスの森美術館紫陽花
今年の梅雨時の紫陽花

 

 

7月になりましたね。2021年(令和3年)も後半です。

 

1年前に~2020年の前半を振り返る~というブログを書きました。

冒頭部分で「今年は激動の年として、後世に語り継がれる1年になることでしょう。」と書きました。今から1年前はこのように考えていました。読み返してみると、悲しいかな、あまり状況と心持が変わっていませんでした。強いて言えばこれからどうなるのか分からないけれどやるしかないという気概にあふれていたというか。

 

例年年末に1年の振り返りをするのですが、コロナ禍で東京オリンピック開幕を目前にした今の気持ちを書き記す意味でも、2021年の前半を振り返ってみます。また昨年の心境とも比較してみます。

 

昨年(2020年)3月頃から日常生活が大きく変化しました。

新型コロナウィルスの猛威が始まってから2年目に入った2021年。2度目、3度目の緊急事態宣言が東京に発令されました。数えてみると今年前半で緊急事態宣言でなかった日は50日。180日間で50日です。今年前半3分の2以上が緊急事態宣言下でした。こうなると緊急事態が日常でしょう。慣れてしまった感があります。

 

あじさい鍼灸マッサージ治療院としても休業要請対象外ですし、特に以前と変わらず運営をしているという感じです。大きな変化としては今年に入って新規で訪れる患者さんの多くが鍼灸マッサージ学生か同業者(鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師)であることです。昨年前半はリモートワークが増えたことにより近隣の方が訪れました。今は学生さんばかりです。

仕方ないことですが、学生さんや同業者の来院は見学・体験の意味合いが強くなるので単発で終わりがちです。それはとても光栄なことなので喜ばしいことでもあります。

 

見方を変えると外部にアピールできていない証拠であります。今年のテーマとして「知識技術を届ける」としているのですが、一般の方に届いていないことを感じインスタグラムとGoogle my business に少し力を入れるようにしました。外に発信できているか一つの目安として営業電話の数があり、営業電話がかかってくる頻度が増えてきたのは確かです。

 

数字に関しては昨年同様読めない状況が続いています。昨年10月に激減したのが堪えたのですが、今年に入り2月と6月はかなり悪くなりました。実数よりも気持ち的に悪化したという感じです。緊急事態宣言下による売上減が基準を満たすほどではないので給付金対象になりませんでした。つまりそこまで悪化していないということですが昨年よりも苦しい印象になります。それは新型コロナウィルスに慣れてしまっていて全体的に低迷した印象があるからです。

昨年の今頃はこれから商業施設や観光地が大変になるという雰囲気がありました。

今年に入りその予測は現実のものになり、神楽坂や新宿といった生活圏の繁華街で大きな空き家が増えてきたのを実感しています。加えて今後も閉店することが発表されている施設・店舗があります。

なおかつ空いたテナントに次の施設が入らずそのまま。華やかな一等地の路面店に空き家が目立つようになりました。何か目に見えて活気が無くなっているような。緊急事態宣言なのに新宿は人出が減っていない、という指摘がありますが確実に店舗の撤退、休業は広がっています。

つい先日箱根旅行に行きましたがお店が閉まるのが早くなったなと感じました。日曜日の午前中のロマンスカーもガラガラ。まん延防止策中とは言え緊急事態宣言明けの日曜日にしてはとても少ない乗客です。社会活動が本当に縮小しているように感じます。

 

新型コロナウィルス対策に目を向けると、ワクチン接種が本格的に進んでいます。

反ワクチン主義者もいますが東京は加速度的に接種が進むことでしょう。今日時点で東京オリンピック開催は現実的で新宿区も7月23日の聖火ランナーの情報が出ています。どのような状況であれ、開催自体するのは確実だと思われます。

その結果、多数の感染者が増えるのか前向きな雰囲気になるのか。

新宿区は国立競技場に都庁を有する東京オリンピック本拠地とも言える場所。どちらに転んでも影響は大きいのではないかと予想しています。アフターコロナという言葉が昨年生まれましたが、間違いなくアフターオリンピックの方が重要な意味を持つはずです。新宿区民として歴史の証人になる気持ちで状況を見守ります。

 

治療院経営に関しては、5月は開院周年月であり今年は初の試みをしました。これは成果がきちんと出て好成績が出ました。気合い入れて4月から準備して取組み、成果が出たことは大事な経験となりました。

5月が良かった分その反動が6月に出たのかもしれません。気持ちの上でも気が抜けて、患者さんも5月に集中したのかも。

 

他に良かったことは講師業が増えたこと。対価を頂いて話をする、教える。開業以来狙っていた業務が形になってきたのでそれは大きな前進です。

2021年後半は気持ちを切り替えてテーマである「技術知識を伝える」ことをしていくことがよさそうです。結果は読めませんが自分の行動はコントロールできますので。

 

とりとめのない文章になりましたが、2021年はどこかコロナに慣れて閉塞感があったように感じています。世間も自分自身も。2021年の後半は、複数の意味で打開されて前進できることを願い日々の行動していきます。1年間前と同様に、2021年の年末に自分がどのような感想を持って何を書いているのか(2021年を振り返っているのか)楽しみであります。

 

甲野 功

 

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