開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
8月15日に2回目の新型コロナウィルスワクチン接種を受けてきました。
1回目同様に東京都鍼灸師会さんを通して、東京都のあん摩マッサージ指圧師、鍼灸師、柔道整復師らの医業類似行為を行う職種に優先的にワクチン接種をすることを決定したことによる優先枠を使わせていただきました。手続きをして頂いた東京都鍼灸師会の皆様に感謝申し上げます。
1回目(6月26日)は築地の大規模ワクチン接種会場で行いました。ここは築地場外市場跡に仮設された施設で東京オリンピック時には関連車両の駐車場になります。そのため2回目は都庁展望台に設営された接種センターになりました。私が住む最寄り駅は都営大江戸線牛込柳町駅。今回は会場がより近くなります。
感染者数が激増しているため自転車で会場に向かう予定でしたが強い雨が降っていたので都営地下鉄大江戸線を使うことに。乗り換えなしで電車に乗れば10分足らずで都庁前駅まで着きます。助かります。
都庁前駅の改札を出ると地下道を通って都庁舎へ。途中たくさんの案内パネルが張ってあります。また係の人も多数いて助かりました。
一つ困ったことが同じ都庁でも2つの会場があり少々混乱したこと。ワクチンメーカーと対象者の違いで、南と北の展望室で会場が分かれていました。それも係の人に東京都鍼灸師会の名前を出すことで南展示室の方だと教えてもらい向かいました。
1回目の接種のときは外で40分以上並び受付になりました。その日は日曜日でしたから人数が多くてまたかなり待つだろうなと覚悟していたのです。
入り口で予診票と身分証明書、接種券を見せます。本人確認をしてから追加で3回書類確認をされました。そして40階の会場まで直通エレベーターに乗ります。扉が開くと看護師による問診と確認が行われてすぐにワクチン接種に。再度本人確認と状況確認(前回大きな副反応が無かったか、持病は無いか、アレルギーがないかなど)をした上で注射。本心を書きますが前回以上に痛くありませんでした。私は注射が嫌いで今でも鍼を受けるのも好きな方ではありません(鍼師ですが)。お世辞抜きで痛くなく、せいぜい鍼の切皮程度(この表現も分からない人が多いと思いますが)。すごく手際が良くて緊張する暇もなく終わった感じです。
接種後はそのまま接種済証を貼り付けるブースへ。本人、回数確認をした上で接種記録書に貼り付けられて時刻を記したカードをもらいます。1列に並んだパイプ椅子に順次座って15分の観察待機。晴れていれば新宿の展望が見えていたことでしょう。あいにくの真っ白な世界。代わりに大きなモニターにはパンダの画像が無音で流れていました。築地会場では観光バスを並べていて、バスの席が埋まるまで待ち一斉に始めて一斉に解放という形でした。都庁では1分単位で○○の時間の人は次にお進みくださいというアナウンスでどんどん工程が進みます。15分の観察期間が終わり最後の受付へ。新宿区から届いた接種券と予診票を回収されて終わりました。
11:00の回でしたが全てが終わったのが11:20。少し早めに受付に並んだとはいえ前回に比べると驚くほど速く済みました。もう会場の動線から係の誘導、実務の全てが洗練されていて無駄が無いという感じ。現場でどんどんブラッシュアップされたのだろうなと思いました。まさに成長曲線という。都庁会場だけでも相当数の接種をすることができるだろうなと実感しました。人間力の凄さを目の当たりにしたような。
前回は接種直後から調子が悪かったのですが、多分に熱中症気味が原因だったと思います。帽子も被らず日傘もささず屋外で40分立って待っていたからでしょう。今回は雨で気温が低い上に空調の効いた屋内で完結していてかつ短時間。体力が消耗することなく終わりました。念のためゆっくり帰宅の途につき、途中で休むこともしておきました。午後には子どもを連れて日本オリンピックミュージアムに行く予定だったので。接種当日は本当に何の影響もなく終わりました。
接種した日の夜。寝るときに少し熱っぽいかなと思いました。まあ気にせずに寝ようと就寝。
夜中夢にうなされます。私は発熱すると同じ内容の夢を繰り返しみることが多いのです。夢の中で何度も何度も同じ内容を繰り返して少々疲れて翌日の朝、目が覚めました。着替えて日常生活を始めると段々と体が重たく頭がだるくなってきました。前回のような鋭い左腕の痛みはありませんが。体温を測ると37.3℃。微熱です。やはり副反応はでたかと思いました。
そのまま活動をしようと思ったのですがどんどん体が辛くなっていきます。体温を測ると38.0℃。
これはもう無理そうだと再び横になります。すぐに体温は38.3℃に。もしかしたら副反応でキャンセルになるかもしれませんと伝えていた予約の方にやはり無理そうですと連絡を入れて仕事をお休みすることにしました。昼前には38.8℃に。もう寝ていても辛くて数年前にかかったインフルエンザ以来の苦痛。少し眠るのですがやはり同じ夢を繰り返しみてしまいます。妻がカロナール(解熱鎮痛剤)を持っていたので貰って飲みました。あまり効果はなく夕方には39.0℃まで熱が上がります。前回から6時間空けてまたカロナールを飲むと今度はてきめんに身体が楽になる感覚が得られて38.0℃に。夜は起き上がって少し食事をする元気が出ました。その日初めての食事をとります。寝る前には37.0℃まで下がりました。
接種した翌々日。起きると36.8℃。平熱が36.3℃なので微熱があるくらい。動けるのですが頭が痛い感じです。汗を大量にかきました。少し仕事をしましたが頭痛があり37.3℃とまた熱が上がってきました。
そういうときもカロナールを飲むといいと妻に言われて3度目の服用。するとほぼ全快した感じになりました。
副反応でこれだけ苦しい体験をするとは思っていなくて舐めていました。よくとれば若かったと考えればいいでしょうか。疑似的にコロナウィルスに罹患したような感じです(ワクチン接種とはそういうものですが)。
現在生きている人類が体験したことが無いであろう環境真っ只中にいます。ワクチン接種2回目は接種作業効率の大幅アップを感じたことと強い副反応を体験しました。数年後にあの2021年はこういうことがあったよと話せるような出来事の一つでした。
甲野 功
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