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~パラリンピック東京大会開幕~

あじさい鍼灸マッサージ治療院 パラリンピック旗 都庁での展示
パラリンピック旗 都庁での展示

 

 

昨日、国立競技場でパラリンピック東京大会の開幕式が行われましたオリンピック同様昨日は上空を撮影用のヘリコプターが旋回する音が聞こえていました。直接見ませんでしたが昼間にはブルーインパルスが飛行しました。

 

これまでオリンピックばかりに注目していましたが、東京で行われるこのパラリンピック、しっかりと見ていきます。

 

同じ新宿区区内にコズミックセンターという区の施設があるのですが、ここはパラリンピック関連のイベントを多数行ってきました。プールがあってよく子どもを連れて利用してきました。何年も前からパラリンピック関連の展示物や販促物が目に入っていました。

 

パラリンピックは知っての通り障害者のための祭典。スポーツが中心でありますが開会式では多くの障害者パフォーマーが参加し、またセクシャルマイノリティの人や社会的に生きづらい人もパフォーマンスをしていました。社会の多様性(ダイバーシティ)まで意義を広げたものになっていると感じました

 

障害を持つ人と一括りにしても傷害の程度は人それぞれです。手足が欠損しているあるいはうまく動かないといったひと。視覚障害を持つひと。発育面で障害があるひと。知能面の障害があるひと。パラリンピックの開会式では本当に多様な障害を持つ人が見られました。また義手、義足、装具、車椅子などの器具が見ることができます。加えて補助をするヘルパー要員も。

 

人種という意味とは別に世界には色々な人、色々な状況の人がいるということをまざまざと画面を通して訴えかけます。

 

障害を受ける理由からも世界の情勢を感じます

日本での障害者は先天性疾患によるもの、交通事故や病気になって能力を失ったものがほとんどです。しかし国よっては戦争、扮装、テロリズムなど人的被害によって傷害を負った人がいます。開会式中継でアナウンサーの選手紹介でそれらを知ると胸が苦しくなります。パラリンピックの起源が戦争で障害を負った兵士のリハビリ目的であった事実を顧みれば当然のことかもしれませんがやるせないです。

 

社会の多様性、障害の多様性、社会情勢以外にも私にとって重要な項目がこのパラリンピックにあります。それは視覚障害者のことです。

 

私の職業であるあん摩マッサージ指圧師、鍼灸師は古来より視覚障害者(盲人)の生業として我が国にありました。琵琶法師などを含めて按摩師、鍼師(鍼灸師)は視覚障害者にとって貴重な仕事です。世界初の視覚障害者向けの職業訓練学校を杉山和一検校が設立したのが江戸時代の頃。視覚障害のない健常者である晴眼者の私は昔からある視覚障害者向けの制度に恩恵を受けている部分があります。

仕事柄、視覚障害者の同僚、知り合い、関係者は少なくなく身近にいるものです。視覚障害のパラリンピック選手には私と同じようにあん摩マッサージ指圧師や鍼灸師をしている方がいると思います。

 

そして特に注目しているのが競泳(視覚障害)の富田宇宙選手。開会式ではパラリンピック旗を最前列で持って行進しました。

富田宇宙選手は高校生のときに網膜色素変性症という視野が狭くなっていく進行性の病気にかかります。そのため志望していた進路を諦めて日本大学に進学します。そこで学生競技ダンスと出会います。私とは選手時代が被ってはいませんが、同じ学生競技ダンス(学連)の世界にいた元学連選手なのです。水泳の傍ら視覚障害者が社交ダンスを行うブラインドダンスも行っており数年前にテレビの企画で女性芸能人と踊る姿をみて彼の存在を知りました。今回のパラリンピック代表に決まったときは静かに喜んだものでした。今大会で最も期待しています。

 

視覚障害がある選手たちが今大会で活躍することを願っていますし、その活躍を通して視覚障害者の社会的状況をもっと世間に知ってもらえればいいなと思います。メダルの数も大事ですが選手を通して障害者の実情が周知されることの方が大切ではないでしょうか。

 

甲野 功

 

 

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