開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
先日の第7回チャリティーマッサージでは二人の先生が交流する場になりました。水野先生と鈴木先生です。
ミズノ接骨院・ミズノ鍼灸マッサージ院 水野アグスティン先生
なりひら治療院 鈴木恭平先生
私を含めて3名の共通項は“あん摩マッサージ指圧師であること”。
水野先生は東京医療専門学校鍼灸マッサージ教員養成科の同級生。あん摩マッサージ指圧師以外にも柔道整復師、鍼灸師、専門学校教員免許と、私と全く同じ免許を持っています。
鈴木先生は長生学園というあん摩マッサージ指圧師養成学校を卒業したあん摩マッサージ指圧師免許単独の先生。晴眼者(視覚障害のない健常者という意味)では数が少ない存在です。鈴木先生は学生競技ダンス経験者という共通項があり共通の知人もいます。今年の夏に私がなりひら治療院を訪れたことで交流が始まりました。
今年のチャリティーマッサージにお二人がちょうど連続して予約をしてくれたので、紹介しようと考えました。
今月から東京都の緊急事態宣言が解除され、新規感染者数も激減しています。このような状況でも、まだかつてのような業界内における活発な交流は難しい状況です。私が行うイベントがきっかけになり、新しい交流が生まれることは願ってもないチャンスだと。
鈴木先生は主にあん摩マッサージ指圧師を中心にコメディカルの先生を紹介するサイトを立ち上げています。
私は先日コ・メディカに取り上げてもらいました。あん摩マッサージ指圧師免許を持つ水野先生を紹介しておいて互いに損はないはず、という気持ちがあります。
忖度なしに水野先生の按摩、指圧は上手いです。同業者の視点から解説すると、手のひらが大きいので面が広いことと圧を抜く技術が高いのです。2年間の鍼灸マッサージ教員養成科時代では徒手療法を受ける機会がなかったので分かりませんでした。
鈴木先生は長生学園卒のあん摩マッサージ指圧師免許のみの先生。独自の他の学校に比べて特異な技術を有する長生学園。吉田流按摩の東京医療福祉専門学校、浪越指圧の日本指圧専門学校と並ぶ関東の特徴的な技術体系を持ちます。
当日はチャリティーマッサージというマッサージ(正確には按摩、指圧になりますが)のイベントにあん摩マッサージ指圧師が一緒になるのは象徴的だと思いました。
このイベントに参加する人の動機には
・甲野功やあじさい鍼灸マッサージ治療院に興味がある
・鍼灸マッサージ院が行うチャリティーイベントに興味がある
・こども食堂のことを知りたい
・社会貢献、地域貢献がしたい
などがあります。
前の2つは院の運営・経営に関わることになります。少なからず水野先生も鈴木先生もイベントに興味があり、体験したいという気持ちがあったものと推測します。とういうのは、水野先生は昨年の4月に、鈴木先生は今年の4月に自院を始めたからです。お二人とも新型コロナウィルス流行する環境下、いわゆるコロナ禍での店舗開業をしました。私もそうですが他の院に行くことは見学、偵察、勉強を兼ねているもの。
またお二人は院のある地域と交流し、貢献する取り組みを実施しています。あじさい鍼灸マッサージ治療院は地域密着型を掲げ、地域貢献を目的とするチャリティーマッサージのイベントは、彼らの院運営のために何かヒントになるのかと思いました。
当日の順番は水野先生へのマッサージが先でした。水野先生は現状とこれからの試作などを私と意見交換しました。水野先生の次に仕事が終わった鈴木先生が到着。鈴木先生がマッサージを受けながら水野先生と会話をしました。初対面でしたが互いに意見を交わしており、私からみると開業した立場が活発な意見交換を促しているように感じました。
私を含めてその場にいた3名はあん摩マッサージ指圧師で開業しているという共通項がありますが、開業スタイルが異なります。持っている資格、それまでのキャリア、立地、店舗のスタイル、多くの項目で差異があります。三者三様でポリシーやこだわりが異なり、だからこそ参考になるわけです。私にとって有意義な時間を過ごせました。
鈴木先生のあとに鍼灸マッサージ専門学校の学生さんが続いていて、その学生さんにスリーショットを撮影してもらいました。学生さんに水野先生、鈴木先生のことを紹介できました。未来のあん摩マッサージ指圧師に。
この交流が何か次に繋がったら嬉しいです。院という場所を持ち、イベントを開催することで参加者同士の交流ができて化学反応が起きること、それは私の願いです。地域貢献・社会貢献とは別のやって良かったと心から思うことでした。
甲野 功
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