～長女と作ったオリジナルキーホルダー～

 

 

今年のチャリティーマッサージに合わせてオリジナルキーホルダーを長女と一緒に作成しました。

 

昨年のチャリティーマッサージでは参加者に渡す記念グッズとして、オリジナル缶バッジを作成しました。それはうちの子どもが遊んでいた缶バッチを作るおもちゃを見ていたときにピンと来て作ろうと思ったのです。缶バッチの円形と当院のロゴマークがデザイン的に合いそうなのと大きさ手軽な感じがいいなと。サイズを計って元になるデザインを私が行い、紙に印刷しました。それを元に当院のロゴマークが入った缶バッジを子どもに作ってもらいました。

 

今回のチャリティーマッサージも新たなノベルティグッズを作りたいと考えていました。

本当はもっと前からオリジナルキーホルダーを作りたいなと画策していました。

 

ある日、家に帰ると長女が１００円ショップで買ったプラスチックの写真ケースに『鬼滅の刃』のイラストを入れているのを見かけました。『鬼滅の刃』コラボレーションのお菓子の包装を捨てずにとっておいて、気に入ったキャラクター部分を切り取りその写真入れにいれていたのでした。そのアイデアと出来栄えにびっくりしてしまって。透明なプラスチックに囲まれたことで光沢が出てお菓子の包装がすごく綺麗に見えました。裏表２面使えるので気に入ったキャラクターを選んでいます。何より近所の１００円ショップで目に入った製品からやってみようと思いついた発想にセンスを感じました。

 

大人気なく、これは真似しよう！、と思いました。このやり方を真似して当院のグッズを作ったらいいなと。

 

サイズが大きくなく気軽に持って帰ることができる。それでいて缶バッチよりも大きく２面使えるので色々とデザインに組み込めます。缶バッチより邪魔になるとも言えますがぶら下げることで動きが出るし裏表を選べる楽しさが加味されると思いました。

 

そう思って数ヵ月前に試作品を作ろうとしました。ところが、いざやってみると思うようにいきません。使える面が大きい分、何を入れていいのかわからなくなりました。最低限当院のロゴマークを入れることは決定しています。しかしそれ以外に何を入れたらいいのか。迷うというか途方にくれました。

 

屋号入りのロゴマークは円形の輪郭を持っているので缶バッチには収まりが良かったのです。反対にそれ以外手を加えることがほぼできないので縁取りを入れるか入れないか、入れたとして色をどれにするか、ということくらいの選択肢でした。今回使用するのは写真ケースなので長方形をしています。ロゴマークを入れてもかなり余白が出ることに。その余白をどうするか、そこで悩みました。

 

一度、その形から年賀状やハガキを意識したデザインを考えてみました。文章を入れてみて。しかしそうなると字が細かくて読めない、読みづらくなります。何より何を書くのか分かりません。養生訓とか当院のポリシーとかを書いたとしても暑苦しいですし。住所や電話番号、メールアドレスといった情報を載せるのは、いかにも宣伝しています、という感じで嫌です。まして両面使えるので何を入れたらいいのか分からなくなってしまいました。

 

結局、試作品を作ろうとケースを買っておいて何も進まないまま時間が過ぎてしまいました。

 

１０月に入りチャリティーマッサージの予約が入ってきた段階で、昨年の缶バッチとは違う何かを用意したいという希望が出てきました。それも子どもにまつわるもので。地域の子ども食堂に寄付をするのですからこの地域で生まれ育ったうちの子どもの手が加わったものがいい。そう考えて再度デザインを練りました。

 

出たアイデアが、今年の７月に箱根ガラスの森美術館で長女が撮影した紫陽花の写真を使うこと。その時は親子３人で一眼レフカメラを構えて紫陽花の撮影をしました。そこで長女が一番良かったという雨露をまとった紫陽花の写真、それを使おうと。屋号の通り紫陽花の写真は違和感がありません。普段から自ら撮影した紫陽花の写真を使ってきました。長女が撮影した紫陽花の写真を入れることがいいなと。元々写真をいれるケースですし。写真を採用することに長女は喜んでくれたのでよかったです。

 

片面は当院のロゴマーク、もう片方は長女の撮影した紫陽花の写真、という基本路線が決定しました。

 

次はどのようなデザインにするかです。ロゴマークは丸の輪郭。紫陽花の写真は四角。それらを長方形に当てはめると余白が生まれます。仮に余分なものを一切入れないでデザインしてみましたが余白の白が強すぎました。また紫陽花の写真があるのは「あじさい鍼灸マッサージ治療院」なので違和感がないのですが、長女が撮影したということを説明しないと意味が無いというか意図が伝わないなと。というわけで紫陽花の写真の下に説明を入れることにしました。写真の面は上下のデザインが定まりました。

 

ロゴマークの面はロゴを中央に置くか上に置くかの二択になりました。写真に説明と反対面に情報が多いのでロゴマークはよりシンプルにしようと。ただそれだけだと余白の白色が強すぎるので、ロゴを強調するようなものを置こうと考えました。

フリー素材を探して試したのですが最終的に長女の意見を採用し淡い青色、水色、緑色のものにしました。中央にロゴを置いて周囲（上下）を囲むパターンとロゴを太陽に見た立て海から上っているイメージで下半分に置いたパターン。私は赤や黄色、もっとはっきりとしたものを考えたのですが長女の意見を採用しました。

 

あとは参加者が選べるように屋号の有無、ロゴの位置、色の違いなどのバリエーションを増やしてみました。

 

今回のチャリティーマッサージというイベントでも少し家族と一緒に関われるものを作ることができました。この経験は大きくて今後は違ったデザインで作ることができそうです。敢えて時期を限定しないデザインにしましたが、その年その日時を指定できるようなバージョンにしてもいいなと思いました（第７回チャリティーマッサージ．２０２１．１０．１７と入れるような）。長女もデザインを考えるのは楽しいと話していて配置や色彩を考えていました。これからに役立つといいです。まだ先ですが来年はどうしようかなとぼんやりと考えています。

 

甲野　功

 

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