開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
以前から書いていることですが、都営大江戸線牛込柳町駅周辺には食事をするところが非常に少ないのです。その理由は牛込柳町駅出口がある大通り、大久保通りと外苑東通りの道路拡張工事の影響です。市谷柳町交差点で直行するこの2つの通り。大久保通りは文字通り大久保方面に繋がる道路で飯田橋方面から繋がっています。外苑東通りは曙橋を経由して四谷三丁目駅、信濃町駅へ伸びています。
この2つの道路を拡張する工事が30年以上続いており(いつから始まっているのか定かではなく、私が小学校の頃には始まっていたと記憶しています)、道路沿いにあった商店が軒並み立ち退いていきました。
牛込柳町駅から大久保通りを飯田橋方面に進み、隣の都営大江戸線牛込神楽坂方面に進んでいくと飲食店が増えてきます。外苑東通りはやっと終わりが見えてきた感じですが、大久保通りに関しては本当に拡張するのだろうか?と疑問に思うほど工事が進んでいません。大久保通り沿い、特に牛込神楽坂駅周辺のお店は残っているのと、既に広がったあとにできたお店もあるのです。
今回紹介するのは大久保通りに面している中華料理屋です。
西安刀削麺 馮記
お店のホームページがないのでグーグルマップを出しておきます。
場所は牛込警察署の並び。牛込柳町駅から飯田橋方面に向かって徒歩5分ほど。今日現在だと3件飲食店が並ぶところの一つです。
このお店は大久保通りの道路拡張を考慮して建てられたマンションの1階になります。そのため道路に対して引っ込んでおり、店の前は駐車場になっています。しかも半地下とは言わないまでも入り口が道路面より低くなっているため、ちょっと目に入りづらくなっています。大久保通りに面した路面店なのですが、それにしては少々目立たないのです。
いつからあるのか定かではないのですが、私の記憶では気が付いたらあったので20年は続いているように思います。このコロナ禍でも継続できているので、しっかりと地元に定着している印象です。なお向かって左隣のお店は最近カレー屋さんに変わりました。このことからも続けることが簡単とはいかない環境です。
名前の通り刀削麵が看板メニュー。店員は中国人のようです。中華料理屋らしくメニューがとても多いです。日本人ではなく中国人が経営する中華料理店という感じがします。一品料理のバリエーションが多くコースにも対応しています。ご飯もの、麺もの、スープもの、揚げもの、などなどたくさんあります。店内の内装は昔ながらのお店という感じで観光客よりも地元住民が集まる感じです。良くも悪くも私の年では馴染むというか落ち着くというかそういう印象を受けます。
刀削麵が看板メニューでありますが、私は中華だと第一選択に麻婆豆腐を頼みます。中華料理では麻婆豆腐が特に好きなので麻婆豆腐でそのお店を判断することが多いのです。そうなのですが、ここのおすすめは刀削麵でも麻婆豆腐でもなくチャーハンです。
ここのチャーハンはちょっと違うな、と印象に残る味でした。
中華料理で最も難しいのがチャーハンという説があります。火の料理とも称される中華料理で強火の扱いが顕著に出るのがチャーハンだそうで。その分どこのお店でも驚くほどの差はないように感じていて、どこでも不味いチャーハンはないなという印象。言い換えるとこれは、と思うほどチャーハンで差を感じることが少ないです。
こちらのチャーハンはまさに他とは違うと思うものでした。何が違うのかはよく分かりませんがおそらく脂っぽくなくて触感が良いからでしょう。火加減が絶妙なのだと推測します。
道路拡張によって多くのお店が立ち退きになり無くなりました。それとは別に昨年からのコロナ禍で飲食店が閉業してきました。それとは別にやはり閉店した飲食店は数多く。中華料理は馴染みやすいのでよく出店しますが無くなる率も高いです。気に入って食べていたけれど無くなってしまったという中華は近所にたくさんありました。この厳しい時代にも継続できているだけでも素晴らしいこと。牛込柳町駅周辺で食事ができる貴重なお店の一つです。
甲野 功
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