開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
令和3年。2021年も残りわずか。昨年も~2020年の出来事~というブログを書きました。2年前から始めた1年生を振り返る企画。今年もこの1年間の出来事を振り返ってみます。2021年も新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けた1年でした。
1月
東京オリンピックが延期と決まった2020年。今年は本当にできるのかと思いながら2021年が始まりました。例年正月に行っている親戚が集まる新年会が中止に。1月7日には東京都で緊急事態宣言が発令されました。
普段は学生さんに教えるイベントを開催しているのですが、この日は鍼灸マッサージ専門学校に通う現役の学生さんを招いてiPadの使い方を教えてもらいました。昨年今後必要になると思い購入したiPad Pro。スマートフォンはandroidユーザーの私は使い方がさっぱり分からず。使いこなしている知り合いの学生さんに習うのでした。
これから鍼灸マッサージ専門学校に進学する及び進学希望の人を対象に美容鍼に関するセミナーを開催しました。今や鍼灸業界で一番目立っている分野と言える「美容」。美容鍼にとどまらず美容に関すること全般を説明しました。これから足を踏み入れる鍼灸の世界において美容はどのようなものになるのか。低周波鍼通電のデモンストレーションも行いました。
2月
例年と比較にならないほど盛り上がらなかったバレンタイン商戦。経済の縮小を年末年始から感じていました。
2月の一番の出来事と言えば東京医療専門学校鍼灸マッサージ教員養成科第36回教員養成科卒論発表会に参加したことです。母校である教員養成科の卒論発表会。今年は37期学生の発表。私は30期で、29期から毎年この発表会をみてきました。今年は開催が危ぶまれましたが発表する2年生と公聴する教員や外部からの参加者の会場と1年生の会場を分けてZoomで繋ぐという方式が取られました。更に事前に申請をしておけばリモートで発表会を聞くことができます。もちろん初めての試みでコロナ禍の副産物としてこの卒論発表会が外部に開けた画期的な会になりました。苦しい状況で研究が思うようにできなかった様子が見てとれました。例年よりも症例報告が多かったです。その結果発表演題の数が多くなったとも言えます。また今回を最後に学科長が交代し、来年度に向けた新体制を予感させた発表会でした。毎年の事ですが多くの新しい知識と発見がありました。レポートにしたブログは大きな反響がありました。
3月
東日本大震災、いわゆる3.11からちょうど10年。当時の記憶が蘇るとともに現在進行形のコロナ禍を考えることに。この状況でまた大震災に襲われたら。これからワクチン接種をしていくことが決まり新たな展開が見られそうな感じがありました。昨年は学校の一斉休校があったことを想い出します。
2月末にあん摩マッサージ指圧師、鍼灸師の国家試験がありました。その受験生で、ひとりは入学前から、あとの2名は専門学校に入ってきてから折に触れてサポートしてきた学生さん達の国家試験合格祝いをしようと神楽坂へ。これから臨床現場に出る皆さんの門出を祝う意味もありました。
また東京都鍼灸師会主催オンラインイベント「鍼灸学生交流会SG 先輩にいろいろ訊いてやろう」でスピーカーとして招かれて話をしました。業界団体からお声が掛かるという初めての状況。貴重な経験と財産になりました。このときのことを鍼灸柔整新聞に寄稿しましたし、ここでまとめたデータが4月の東京医療専門学校での授業に活かされました。
4月
新学期になります。下の子が小学校に進学。簡素な入学式を経て家庭環境が変わりました。まだまだ東京オリンピックはできるのか、本当にするのかという雰囲気が社会にありました。
一年越しに京都を訪問しました。本当は昨年の同じ時期に京都でダンススタジオを開業した後輩たちの1周年記念パーティーに出席する予定だったのです。コロナ禍で1年間延期し開催されました。それと同時にSNS上でやり取りをしていた上茶屋先生の院を訪問、施術を受けました。上茶屋先生は今年京都で開業しましたが、開業前に質問を貰っていて院運営について質疑応答を重ねていました。
東京医療専門学校鍼灸科及び鍼灸夜間科2年生を対象にオムニバス授業を行いました。地域密着型の開業鍼灸師ということで母校に呼ばれました。教員養成科の特別授業ではなく鍼灸科の通常授業を初めて経験。なかなか苦い経験となりました。
5月
新規感染者増加により3度目の緊急事態宣言。丸々ひと月緊急事態宣言だった5月でした。どこから慣れてしまった状態。しかし2年目のコロナ禍、長い緊急事態宣言で経済が縮小しているという危機感を感じたものでした。
2年連続緊急事態宣言下で開院7周年を迎えました。昨年よりは悲壮感がありませんが、その分慣れてしまっていていつまでこの状況が続くのか、もう過去のようにはならないのではないという諦めのような気持ちもありました。それでも続けていくしかないとこの時のために用意した紫陽花“フェアリーアイ”を飾りました。
あん摩マッサージ指圧師専門学校1年生を対象に按摩セミナーを開催しました。この春に入学した学生さん4名を前に座位での按摩を解説しました。基礎中の基礎、最初に習うこと。私には本当に久しぶりのことで復習になりました。
6月
3回目の緊急事態宣言が月半ばまでありました。日本でも新型コロナワクチン接種が始まってきて反ワクチン派の言動に社会が混乱してきているなと思いました。
その新型コロナワクチン接種ですが、医師や看護師だけでなくあん摩マッサージ指圧師、柔道整復師、鍼灸師も優先対象にすると東京都知事が発表。社会的責任がある職種だと感じさせられました。ワクチンは毒だと言われる一方、早く接種したいという声もありコロナ禍の一騒動と記憶しています。
今年に入っても依頼を受けている学生ペア割。専門学校の学生さんに体験と見学を同時に行ってもらう企画。ここでこの業界での美容に関することも話しました。美容を売りにしているわけではないのですが学生ペア割では美容鍼を見たい・受けたいという声が多いのです。学生さんの関心の高さに応える意味で1月の資料を再編集しました。
7月
緊急事態宣言下での東京オリンピックが開幕しました。開会式会場である新国立競技場は新宿区にあり目と鼻の先。上空を滞空するヘリコプターの音が印象的でした。
開院して初めて5月の周年記念として値引きキャンペーンを開催。昨年よりもプラスになった売上の一部を、2月にクーデターが起きて苦しむミャンマー市民を医療支援している民間団体に寄付をしました。毎年、寄付先をミャンマー支援団体する「チャリティカフェ」を5月に周年イベントをしていましたが、昨年今年と中止。今年はミャンマーが大変な混乱に陥り市民の生活が脅かされていることを知り寄付することに決めたのでした。
4月に続いて東京医療専門学校で授業を行いました。今回は鍼灸マッサージ科2年が対象です。テーマは4月と同じですが3ヵ月空いたので資料をより改善し話し方も改良して臨みました。
8月
ひと月ずっと緊急事態宣言。東京オリンピック閉幕と東京パラリンピック開幕がありました。夏休みもお盆休みも遠出することなく終わった8月でした。
東京都鍼灸師会さんに手配していただき、2回の新型コロナワクチン接種が完了しました。優先対象となり同世代では早い段階での接種完了。一度目にはほぼなかった副反応が出て1日寝込みました。
以前からSNS上でやり取りをしていて気になっていた「なりひら治療院」鈴木先生の手技を受けました。互いに競技ダンス部出身、共通の知り合い(ダンス選手)がいるという。これ以降ちょくちょくやり取りが生まれることになります。
9月
この月も緊急事態宣言がひと月続きました。世界的イベント東京パラリンピックが閉幕。大幅に増えていた新型コロナ感染者数が月の後半にかけて減っていきました。
今年2回目のあん摩マッサージ指圧師専門学生1年生を対象にした按摩実技セミナーを開催しました。今回も4名の参加者。揉捏という按摩の基本手技にして最も使う頻度がある技術を中心にしました。
同じく鍼灸専門学生1年生を対象にした関係法規のセミナーを開催。あはき法と言われる法律に医師法、景品表示法も踏まえて過去の判例から現在の状況などを数時間に渡り話しました。現時点での集大成となる資料を作成しました。
10月
緊急事態宣言が解除。世界も驚くほど新型コロナ感染者が激減しました。未だにその理由がはっきりしません。度重なる流行を危惧しつつも経済が動き出した感じがありました。
毎年恒例のチャリティーマッサージを開催しました。今回は過去最高金額が集まり受けに来た人も最も多くなりました。半数以上は業界関係者で鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、学生でした。チャリティーマッサージの場から新たな交流が生まれたりもしました。
そして新宿こども食堂さんにチャリティーマッサージの寄付金を手渡しました。食堂システムを行うことができずお寺で物資の配布という形式で活動を続ける新宿こども食堂。昨年同様に会場であるお寺での手渡しとなりました。
11月
新規感染者数が激減した東京。活動が活発化してきました。我が家も江ノ島や箱根の旅行や妻のイベント開催など活動的になってきました。
1年ぶり以上にオープンなセミナーを開催しました。学生の勉強方法に関することについて。コロナ禍となってから中断していたことを復活させました。これまで既存の知り合いやそのお連れさんを対象にしていましたが2年ぶりに参加者を広く募る形式にしました。初対面の2年生学生さんが参加してくれました。
毎年恒例となっている東京医療専門学校鍼灸マッサージ教員養成科特別授業を関東鍼灸専門学校内原副校長と一緒に担当しました。今年で5回目となりました。例年1年間かけて準備するこの授業。コロナ禍で変化した社会環境を踏まえて話をしました。
12月
オミクロン株出現で海外での感染拡大が報じられている12月。日本でも感染が確認されて感染者数が少し増えています。
プロダンサーで経営者でもある須藤先生が主宰する経営者セミナーに参加しました。大人数ではありませんでしたが外部イベントで人と会うこと(人が集まること)が本当に久しぶりでした。同世代の経営者として憧れる須藤先生のスタジオをお邪魔しました。
11月に続いて公開セミナーを開催。エビデンスについて解説しました。昨年2月に直前で中止したテーマ。やっと終えることができました。参加学生同士の議論もみられてやって良かったと思いました。
書ききれないことも多々ありますがこのような活動をしてきました。昨年以上に“ウィズコロナ”を実感したように思います。
甲野 功
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