開院時間
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2022年・令和4年。今年も通常営業が開始しました。今年もよろしくお願いします。
毎年恒例、今年のテーマを書いていきます。
今年のテーマは
『衝動を生む』
です。
昨年2021年は、コロナ禍2年目で社会環境や売上・来院患者数などの数字という、直接自分でコントロールできないことよりも自身の行動に注目することにしていました。そして達成できたこととできなかったことがありました。2021年の初めに考えていた通り、新型コロナの感染状況は想定不能で急激に上がったと思ったら急激に下がりました。また、この文章を書いている時点で3ヵ月ぶりに1日の新規感染者数100名超を東京で記録。再拡大する兆しです。しかしながら、今月から私が住む東京都新宿区では一般区民の3回目ワクチン接種が実行されます。私の世代も5月には3回目の接種をする予定。加えて発症してから飲む経口薬の認可も降りました。昨年、一昨年とはまた状況が変わってくると思われます。
このように混沌とした状況であれば、何をするのかどう行動するかが問われるし、それしかない、と昨年1年間を経験して感じました。
そこで課題となったのが、私が行動を起こすことが億劫になっていること。
年齢を重ねキャリアを積むことで予測する精度が上がっています。あじさい鍼灸マッサージ治療院を始めてまる7年。何かをしてもこれくらいの結果になりそうだと見えてきてしまう。そうなると労力に見合わないかなと算段が働いてしまい行動することが面倒になります。早い話、モチベーションが下がってきているのです。
何かをしてみようとしたときに、私は結構時間を掛けてしまいます。それが良い面でもあり悪い面でもあります。いつかやろうと決めたことを平気で数年寝かせてしまうことがあります。現時点でも今後やっていこうということが複数件頭の中にあって計画段階にあるのです。年々一歩を踏み出すことに臆病になっています。
それがこの先どうなるか分からない状況においては非常に危険だと考えています。だからもっと衝動的に行動に移さないといけないなと。
せっかく独立したのです。企業からも組織からも所属を捨てて一人で歩むようにしました。最後の学生生活(鍼灸マッサージ教員養成科)が終わってもうすぐ8年になります。
一人であれば決定権が自分にしかないので企画をどんどん進められるという利点があります。上司の顔色を伺うことも同期と余計に張り合うことも後輩や部下の世話をする必要もありません。足枷がなく即実行できる環境を選んだはずでした。それなのに行動することを躊躇するようになっていました。人間は変化を嫌うもの。変わることを怖がって面倒になっている自分がいました。
今一度衝動的に行動するようにしたいと思います。
そもそも20代半ばで企業を辞めて脱サラすることを決めたのも衝動的なことでした。世間的にみれば東証一部上場企業で安定した職場(当時は)。それを捨ててでも居たくないと思って行動したのでした。性格的にかなり思い切ったことをしたと振り返ります。その後も国家資格を取ろうとしたことも、結婚を決めたことも、次々と専門学校進学したことも、衝動的なものと言えるのではないでしょうか。少しは計算もあるかもしれませんが思い切ってやってみたという感じです。
何より開業したことも衝動的な行動といえます。私の両親は、子どもも生まれて本気か?、という驚きが本音だったことでしょう。
何を選択するにせよ、どこか衝動に駆られないと行動に移せないと思います。その衝動が年々無くなってきている。どうにかしないと今後もっと何もできなくなると不安になっています。
昨年読んだ本によると、イノベーションを起こして世界を変えた人々にインタビューをしたところ、誰一人として世界をよくしようなど考えずやりたいことをしただけだったそうです。こういう事をしたい。内なる情熱を持って続けた結果だったというのです。
数年前から人間の仕事がAIに奪われ数多くの職業が無くなると言われてきました。機械に仕事が奪われる。これは今に始まったことではなくずっと前から続いてきました。人をこき使ってやらせる、あるいは報酬を与えてやらせる、というやり方よりも、機械を使った方が低コスト・低リスクというだけのこと。私が子どもの頃は駅の改札に駅員がいて延々と切符を切っていました。あの新宿駅でもそうでした。今や自動改札機です。人が嫌がる単純労働はどんどん機械化されていきました。そしてクリエイティブな仕事もAIが代用できるようになってきています。
しかしAIそして機械に今のところできないこと、というより持っていないものはモチベーション。最初に始める気持ちです。人間が条件を入力しなければ計算も解析もしません。今後AIが自我を持った別ですが、一歩目は人間がしないと何も始まらないわけです。この事実はこれから結構大事になるではないかと考えています。
衝動が無ければ始まらない。情熱が無ければ続かない。
心の底から生まれた、これをやってみたい!という感情を大事にしたい。そしてその感情が生まれるようにしたい。それが今年のテーマです。性格的に継続することは得意な方。やり出したら続けることはできると思います。まず始めてみることができるのか。
情報収集して予測して。そのような余裕は無くなっているとここ2年で感じています。2022年は衝動を生み、それに従い行動すること。このことを意識して過ごしていきます。
甲野 功
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