開院時間
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昨日長女と亀戸天神に行ってきました。1年越しの藤棚を見るために。
長女は私と同じで風景写真を撮ることが好きです。保育園の頃に試しに一眼レフカメラを持たせたら驚くほど上手に撮影しました。結構重たいのでファインダー越しに構えるのだって大変だったはずなのに。やり方を色々と教えましたが想像以上のスピードで上達してきました。そのうち自分の一眼レフカメラを手に入れて撮影頻度が上がります。これまでに近所の公園から新宿御苑、上野恩賜公園、箱根ガラスの森美術館、箱根芦ノ湖、ミャンマーなど色々な場所で撮影をしてきました。親ながら大したものだと思います。
さて数年前から「鬼滅の刃」が大好きになった子ども達。令和最初のメガヒットと言われる有名な作品なので知っていると思いますが少年ジャンプで連載されていたマンガです。アニメになってから人気に火がつき大ブームとなります。劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」は邦画興行収入の記録を大幅に塗り替えました。アニメ版は「遊郭編」が終了し、次回「刀鍛冶の里編」の公開が決定しました。特に長女が好きでたくさんの「鬼滅の刃」グッズが家にあります。
「鬼滅の刃」で重要なアイテムが藤の花。人を食う鬼を退治する話なのですが、作中の鬼は藤の花に弱いという設定です。そのため藤の花が随所に描かれています。特にアニメになり、美しい作画により藤の花が描かれました。また六本木ヒルズで開催された鬼滅の刃原画展では最後のコーナーは大量の藤の花が垂れた幻想的な装飾が施されていました。長女は藤の花に興味が出ます。子ども達と話を合わせるために「鬼滅の刃」を全て読んだ私も、それまで全く気にならなかった藤の花に関心を持つようになりました。
昨年たまたま近所にある戸山公園に子ども達を遊びに連れて行くとそこに藤棚があったのです。子ども達は「鬼滅の刃」でみたやつだと言います。そうそうこれが本物の藤だ、と私も言います。アニメで出てきたように紫の花が幾筋も垂れています。こんな身近なところに藤棚があったのだと思いしました。そこで話になったのはもっと凄い藤棚が見たいねということ。長女は写真に納めたいと。調べてみると世界的にも有名なあしかがフラワーパークに大きな藤棚があるといいます。紫色だけでなく白色や黄色の藤もあるといいます。ネットで画像を見て来年は見にいこうと話をしたものでした。
今年に入り。そこそこ新型コロナウィルスの影響は収まってきてはいますが、まだまだ感染者数は多い状態。まして子どもの感染から親にうつるという事例が増えてきました。県外に遠出するリスクを考えてしまいます。それとは別に私は3回目のワクチン接種を済ませて単身京都に日帰りで行きました。そして宇治の平等院に行きました。もちろん有名な平等院鳳凰堂を観たかったわけですが、藤棚もあったのです。全くチェックしていなくて現地に行ったら見事な藤棚に驚きました。嬉しい誤算です。写真に撮って長女に送り、綺麗な藤棚があったよと伝えました。こういう写真が撮りたい、京都に行ってみたいという返事。これは藤棚を見に行かせなければいけないと使命感のような感情が生まれます。
今年は藤棚の藤を一緒に見に行って写真撮影をしたい。そう考えました。ただ、あしかがフラワーパークとなると栃木県でかなり遠い。一日がかりになるのは間違いありません。あまり遠出をしたくないのが長女の本音。私は大変。妥協案でもっと近いところで藤が有名な場所を探してみると。ありました亀戸天神。藤棚が有名でなんと今「藤まつり」をしているではありませんか。ネットで調べると今月中まで見られるとあります。夜はライトアップして東京スカイツリーをバックに美しい藤の画像が出てきました。もちろん今年撮影のものです。亀戸天神ならそう遠くありません。長女に行こう行こうと誘っていました。
ところがいざとなると腰が重たくなかなか行こうとしません。前回スカイツリーの撮影に行ったときにカメラのメモリーが一杯になったのでちょっと億劫になっています。それならばとカメラからSDカードを出してパソコンに移し替えてフォルダ分けして整理しました。その作業をしたことなくて面倒くさかったのが本音のよう。SDカードに空きをいっぱい作り電池を充電してやっと昨日の午後に亀戸天神へ撮影にいくことができたのです。
いざ現地に着くと。ほとんど藤の花は散っていました。青々とした緑。散った花が池に浮かんでいます。想像していた紫の大量の藤が上から垂れている光景は見られませんでした。神社そのものに興味がある私は初めて訪れた亀戸天神に満足しましたが、藤棚を撮影するために来た長女はがっかり。ほとんどカメラを構えず数枚撮影して早く帰ろうと言います。気になった被写体があると延々と撮影を続ける長女が。
私は1週間半前に京都宇治で素晴らしい藤棚を観ているので残念でありません。もっと目を輝かせてシャッターを切る長女の姿が見られると期待していたのです。今シーズンも終わりなのでまた来年どこかで長女と素晴らしい藤棚を写真に納められるように計画を立てたいと思いました。1年前も同じようなことを書いていますが。
1年後はもっと社会環境も国際情勢も良くなっていて楽しく花を愛でることができたらいいなと願います。
甲野 功
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