開院時間
平日: 10:00 - 20:00(最終受付19:00)
土: 9:00 - 18:00(最終受付17:00)
休み:日曜、祝日
電話:070-6529-3668
mail:kouno.teate@gmail.com
住所:東京都新宿区市谷甲良町2-6エクセル市ヶ谷B202
昨日2022年(令和4年)5月15日で、あじさい鍼灸マッサージ治療院は開院8周年を迎えました。これも普段ご愛顧してくださる患者さん、また私の家族、そして交流のある皆様のおかげです。どうもありがとうございます。また出張専門の鍼灸マッサージ師として独立してから10周年。組織に属さず個人事業主として独立開業してから10年の節目を迎えました。
6周年、7周年は緊急事態宣言下で迎えた開院記念日。今年8周年は特に制限の無い3年ぶりの状況。屋外のマスクは外してもいいのではないか、6月から外国人観光客の受け入れを拡大する、といった話題が出ているところです。来年以降この文章を読み直したときに、ああそういえばまだ新型コロナウィルスの影響があの頃はあったなあ、と昔話になればいいなと思います。
昨年の7周年のブログを読むと東京オリンピック・パラリンピックを前にして、新型コロナウィルスに慣れつつ先を見通そうとする社会の雰囲気が綴られていました。私の気持ち(昨年5月の時点)も前向きであることが読み取れます。東京オリンピック以降にオミクロン株により爆発的な新規感染者数を出すとは夢にも思っていない、楽観的な感じが。
1年間の振り返りは年末にするにしても、7周年から8周年までの1年間でも浮き沈みがありました。社会情勢も変化しており、「激動の昭和」と言われたものですが、同じように「激動の令和」と後世に語られるような気がします。何より昨年2月にはミャンマーで軍事クーデターが発生。今年はロシアのウクライナ侵攻。どちらも現在進行形であり、他にも国際的な騒乱があります。パンデミックが収束の兆しが見えてきている(上手に付き合っていく)社会情勢とは反対に国際情勢は混沌としてきています。昨年5月の時より先行き不透明なのかもしれません。
このような状況において、個人で10年、店舗を持って8年間継続できたことは良かったと思いますし、運が良かったです。昨年も書きましたが“継続が力なり”から“継続が信用なり”になっている現代。続いているということだけでも信用=力に繋がると考えています。私が新社会人くらいの頃は企業の寿命は35年が一般的と言われたものでした。これは経営者の一世代とほぼ同じ。例えば35歳で起業したとして35年後は70歳。創業者が一線を退くくらいの段階で後継者が育っていないとそこで企業が終わるという意味合いだと思います。ところが、これが一般論なのかはわかりませんが、今の企業の平均的な寿命は20年ほどだというのです。
※東京商工リサーチによると2021年に倒産した企業の平均寿命は23.8年(前年23.3年)で、3年ぶりに前年を上回ったという。
20年以上前より働く期間はずっと長くなっているのに(70歳定年という設定になろうというのに)。それだけ変化が速く激しく、対応が難しいということでしょう。計画的に倒産するパターンもあるでしょうが20年余りで多くの企業が幕を閉じると。このような社会環境ではやはり長く続いているというだけで信用に繋がるでしょうし、コンプライアンスが高まる昨今は信用そのものが(諸々の)力に直結すると考えています。
よく成功できないのは努力が足りないだけ、成功まで達成できるのが本当の努力だとか、成功するまで続ければ失敗などないとか、例え損失が出てもデータが取れて経験を積めたのだから失敗とは言わないとか、ポジティブな言葉や考え方があります。経営者やスポーツ選手から発せられることが多い。ただこれらの言葉の裏には、前提として“残っていること”があります。続かないと成立しない話です。スポーツならリタイアしたらそこで終わり。経営者なら廃業したらやはり一区切りとして終わりで、再度別に起業すればいいのでしょうが少なくとも既存の企業は終わります。続けられる状況が無くてはいけません。新型コロナウィルスに関する給付金だってそのお店が存在しなければ支給されません。そう考えると続いていけることがいかに大切かとわかります。2020年以降は特に。
年頭に掲げた今年のテーマは『衝動を生む』。どうなっていくか先行き不透明であるから行動に移すスピードを上げたいところ。まだ今年は半分も過ぎていないですができているように考えています。8周年を迎えて今日から9年目。守るところはしっかりと守りつつ、これがやりたい!ということはどんどんやってみる。このような気持ちで9年目が始まりました。
甲野 功
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